先月、ならまちにオープンしたイタリアン、クッチーナ レジョナーレ ヤナガワ、に行ってきました。
地元奈良のことなのに、オープンを知ったのは、関東の知人からのお知らせでした。それもお二人から。
早速調べると確かに!早速予約をして伺いました。
お店は柳川真美さんという女性が一人で切り盛りされてます。なので今は夜一組だけの予約です。
細い道沿いで趣のある町屋です。
引き戸を開けると別世界が!
照明が素敵です。突き当たりのグリーンも素敵!向かって右には開店お祝いのお花が。左側はワインの棚
素敵な設えです。
ダイニングはコの字型で9名お席があり、奥にはシェフズキッチンカウンターとキッチン
真ん中のテーブルをコの字型テーブルにはめ込むと大テーブルになるそうです。天井の梁や照明もとっても素敵で、レストランというよりギャラリーみたいです。
ゆくゆくはご自身のお気に入り作家さんの展示会もしてみたいとおっしゃってました。
中庭も
オリーブやハーブが色々。育つのが楽しみ。
テーブル手前引き出しはカトラリーが整然の並んでます
早速お料理 おまかせの1本のみ。
飲み物は色々あったのですが、むろう大沢農場さんのレモンのコンフィチュールでレモネードスカッシュに。レモンがいっぱい入って爽やか。むろう大沢農場さんはブルーベリーの栽培で有名、なんと農場オーナーと柳川さんは幼馴染だそうです。ご近所さんだそうで、、ちょっとびっくりでした。世間は狭いね。
スタートは冷たい一品
大和まなのパンナコッタにコンソメジュレ、礼文のウニに三つ葉。
喉越し良く、まなの青さにウニで海を感じます、三つ葉も香りよく。
2品目
イワナをスパイスやハーブでマリネして軽くスモークに仕立ててます。ナスタチウムやエストラゴン等色々なハーブと共にいただきます。香り豊かで美味しい。
イタリアでは大きなイワナを使ったお料理があるそうで、日本のように小ぶりのイワナを使うのとは違い育ちすぎた人気のないイワナが良かったそうです。川上村の生産者さんにも喜ばれて。奈良と言えばアマゴと思ってたけど、イワナ、いいですね。
3品目
黒い粒粒がなんとも~~、まるで鹿のふんみたいで、、この黒い粒粒はシチリアの黒いレンズ豆。
塩ゆでしてあり、食感よく面白い。軽く炙ったイカと下には奈良在来種のくらかけ豆。このお豆は大豆の仲間。ジェノベーゼソースが添えられてます。お豆類が美味しい。豆好きなので嬉しい一皿です。
4品目
大和ポークが詰まったトルテリーニ。スパイスが効いてパンチがあります。比内地鶏のコンソメ―スープと。このスープが何とも滋味深く美味。久しぶりにしっかりとしたコンソメいただきました。
5品目
牛すね肉と玉ねぎを二日間煮込んだお肉のリゾット。このリゾットが絶品。お米の硬さ加減がとっても好みで、お肉がまるでコンビーフのようになり、なんとも素敵な一皿。
6品目
葛城の倭鴨の炭火焼き。とろなす添え。ジャガイモのピュレが美味しい!もちろん鴨のお肉も!
デザート
無花果尽くしのデザート
一番下は無花果ムース、真ん中は生の無花果マリネ、無花果ジェラート。イチジクの色に合わせたペンタス。何とも素敵なデザート。イチジクの香り満載です!
食後は月ヶ瀬健康茶園のお茶をいただきました。
どのお料理も柳川シェフの解説付きで、イタリアの伝統料理や色んな地方のお料理をモチーフに考えられていて、その解説も楽しいです。
なんといっても長本さん(イタリア料理界の大家)のご紹介でイタリア料理留学されてるので。
それも、38歳で!専業主婦から!決断が凄い、勇気あるなぁと感心いたしました。帰国してからも色々なお店で研修され、シェフも務められ、念願のご自分のお店をオープンされました。厨房が大好き!っと何度もおっしゃてて、生き生きされてる姿は眩しかったです。
これからが楽しみです。頑張って欲しいです!
https://www.instagram.com/cucina_regionale_yanagawa/