あっという間の3年だ。3年で、入管の体質が変わったという、話は聞かない。難民認定1つとっても、世界で類を見ない、少なさを誇る我が国だ。
そればかりか、2023年に改悪された入管法で、日本に暮らす難民の命は、益々危ぶまれている。
戦争で負けて、アメリカ人や西洋の方々には、さらに卑屈になって、裏返すように、アジアの人々へは、差別むき出しだ。
黒船を見て仰天、西洋列国に追いつき追い越せと、憲法も(明治憲法)学び、技師を請い、まい進した。そして、やっとアメリカや西欧列強に並んだと、アジアの人々、隣国に優越感で上から目線のなれの果てが、福田村事件だし、その後の侵略戦争が、この国の近現代史だ。そして、今も、わびることがない。
悲しくなってしまう。
職を求めてやってくる方々に、「技能実習」なんて、さもありなんの名を付けても、それを望む経済界は、早い話「安い労働力」が欲しいだけだ。
使い捨ての安い労働力。一定期間が過ぎたら、国に帰され、もう1度同じ業種の「技能実習」で働くことはできない。
実習の実態も、ひどい所では約束の賃金は払われず、脱走もある。
金を稼ぎたくて来てるのだから、帰らなければならなくなって、姿を消し、不法就労で稼ぐ。
雇う側も、負い目につけこんで、低賃金・過重労働を強いるところもあるだろう。
やがて騙され、食えなくなって、犯罪に手を染めるものもあるだろう・・・・
高校時代からの友人(もしかしたら、腐れ縁かぁ?)が昨年出版した。自費出版に近いものだが、読んで、得も言われぬ、人の温もりを感じた。
見事な本だった。
在日外国人の人権擁護の活動をしている彼女の、犯罪に手を染めてしまった「マルーチャ(仮名)」とのドキュメントが書かれている本だ。
生々しい実態、彼女(みーこ)とマルーチャとの交流・・・・書かなければと、彼女の背中を押したものは、犯罪者と烙印をこの国から押されるも、交流を重ね浮かび上がった、愛すべき人間であったマルーチャの姿と、人権を踏みにじるこの国への憤りであったか?反芻を重ねたであろう、削がれ、研ぎ澄まされた文は、「書けかなったであろう事象」も行間ににじみ出ているように思えた。
読者は、必ず人間の最良部分に出会えると、僕は思う。
このフェースブックやブログ閲覧の皆様には、ぜひ読んで欲しいと、記事にした。すぐ読める!読むと、心が浄化されながら、涙を流すに違いないと、僕は思っている。
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