館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

2017秋の沖縄・ガイドツアーたぶん閲覧者にはどうでもよい話。

2017-11-27 05:35:01 | 旅は続く


曲線が美しく、まるで西洋のお城のような勝連城址。おしなべて、沖縄の城(グスク)はこの曲線が見事だ。

俺はかねがね、直さなくても良い道路とか、箱物なんぞに、ある意味、基地予算など使わず、こうした誇れるような、観光資源にばっちりのグスクなどの発掘・復元に使えよ!などと言ってきた。



数年ぶりにやってきた勝連は、前前から少しづつ発掘・復元を行っていたが、少し復元の速度は上がったように感じた。

写真の道は新しく出来た道。

左の(ミネさんの頭の上)道路は、前にはここを使って登った道だ。その前方が、復元の進んでいる城壁なので、道を変えたようである。

写真をよく見ると、旧道が途切れた全面には、復元の城壁が並んでいる。

昔は無かった城壁だ。



こちらの写真は中城城址。

発掘された石は、発掘された時の測量の地点など記入され、復元を待っている。

戦後の焼け野原やインフラの復興に、こうしたグスクの城壁や石は使われちまったのは、無念だ。



さて、石と言えば、琉球石灰岩。沖縄は、サンゴが隆起した島なので、いたるところで琉球石灰岩を見る。

この琉球石灰岩だが・・・約130万年から10万年前(チバニアンの時代にかぶるねぇ・・・)に形成された琉球石灰岩がこちらで、まぁ比較的新しいともいえる。北京原人が50万年、ホモサピエンスが20万年前ってな、新生代の新しさだ。
保湿性、通気性に優れている特長と、珊瑚等の化石模様が織りなす味わい深い素材感により、 沖縄では古くから城壁・石垣・階段など、さまざまな場所に使用されてきた。

新しくできている建物など、この琉球石灰岩の壁・階段など美しいのであった。

ところが、本部半島など北部は、古期石灰岩が多い。これらの石灰岩は、石材やセメントの原料として使用され、本部(美ら海水族館があるところね)は沖縄セメント発祥の地でもある。
セメント瓦が最初に使われた家などが残っているらしい・・・(そのうち行く)。



さて、古期石灰岩がこちら。古琉球石灰岩とも言うが、今帰仁グスクなどの石組はこれである。
約2.7億年前から2億年前に形成された石灰岩である。2億っていえば、中生代三畳紀とかジュラの走りの頃。
大陸はほとんどコンドワナ大陸1つで、アンモノイド属が海で大繁盛。シダ類・裸子植物が大森林を作っていた時期だな。

ロマンだなぁ・・・



今回も、ヤマトンチュウの僕は反省は忘れなかった・・・・

写真は、ミネさん提供。



しかしまぁ・・・・まさに空港に向かおうとする、悲しい帰路。

打ちひしがれ、帰りたくない状態の俺だ。写真・ミネさん提供。

元気を取り戻すには、島だなぁ・・・・今度は1月末か2月だな・・・それまで、冬眠!
コメント (2)
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