館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

ウルトラマンJAZZの布川俊樹だ・読書の記録。

2010-09-02 06:06:17 | 読書の記録




いや・・ブログ仲間から「友人のJAZZギタリストが出版した本」なのだが、「色々、JAZZの今とか、憂うべきJAZZの将来」など彼も書いているので、読んでみて~

と、本が贈られてきた。

いや、贈られて、驚いた。

ウルトラマンJAZZの布川氏ではないか!!!




いや、ギターも上手いが、文章も上手い。
上手に読ませちゃうのだ。

まあ、2章から4章の、教則本部分など、ワリワリヘタなギターしき(弾き)には、ほとんど参考にならんのであったが(まず、楽譜が読めないのであった・・・)、そこでも、挿入される、名だたるミュージシャンの「ここだけの話」など、興味津々であった。


そして、JAZZにまつわる四方山話・彼の独断的音楽論など、笑い・頷きともども、あっという間にページが進むのであった。

世の、お手盛り・御用名だたるしょーろんか(評論家)の、薀蓄本より、はるかに面白かった。
まあ、現場の話は、面白いのだ。

よかれ悪しかれ、有名な「スイングジャーナル」が休刊した。
まあ、復刊はないだろう。
CDが売れない・音楽が消費され続けた結果が、今、悲惨な音楽の状況になってるわけだ。

そして、JAZZ!

ライブを聴けば、身震いするほどの「臨場の音楽」を奏でるミュージシャンも、「食べるのに」大変な状況と拝察する。(JAZZで食べられるのは極一部ではないのか???)

そんなJAZZを憂いつつ、彼の熱い音楽談義は、実に面白いよ!

JAZZが身近になる、そんな本です。




さて、こうした「企画物」では、かなりブレイクしたCDがある。

ウルトラマンの主題歌や挿入歌をJAZZに料理。

その料理が、実に洒落ていて、水準も見事に高い。

本を読んで、思わずまた、聴きなおしてしまったぜ!!

ありがとうね!Tさん!!

コメント (12)
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