今日でこのブログは100回になります。
そして、どうしたことか今日…1月27日は結婚記念日です。
今朝、心から夫に言いました。
「二十○年間、夫婦でいてくれてありがとうございます」
おまえはマゾか?と言われそうですが、そうではありません。
アマチュアスポーツと国技との違いをわきまえず
優勝パレードに自国の旗を振る相撲取りのようになりたくないだけです。
どんなに祖国が大事でも、今日本で金儲けをしているのです。
我慢、抑制からにじみ出る日本の美学を大切に生きて参りたいと思います。
このような夫と添えばこそ、珍しい体験をさせていただき
強く鍛えていただき、そしてなによりブログのネタになっていただいたから
こうして皆さんとお会いできたのです。
感謝せずにはいられませんとも。
いつも楽しいコメントを寄せてくださる皆さん
立ち寄ってくださる皆さん
本当にありがとうございます。
さて、U子は小さなビンを手にとって
私の顔を馴れ馴れしくのぞき込みます。
「このクリームはね、お肌がとってもうるおうんですよぉ!」
知っとるわい…
ちっともうるおわんかったわい…
「おや、私の肌がカサカサということですの?」
「いいえ~!そんなことは…。あ、こっちの化粧水なんかどうです?
うちのは、すごくいいんですよ」
「うちのって…あなたがお作りになったの?」
「キャーハハハ!面白いかた!」
この女、元ホステスだけあって、客あしらいは多少知っているようです。
「これはね、お肌の調子を見ながら必要な水分を調節して
今お肌にベストな水分量を空気中から取り込むんです」
「まあ、すごい。化粧水がそんなことをするんですか?」
「そうなんです。これは業界でも新しい…考える化粧水なんですよ」
「化粧水のぶんざいで、人間様の肌を見て考えるなんて。
…知能がありますの?」
「アハハ…ほんと面白いわ!
知能というか…それほどすごい成分が配合されているということですね」
「まったく素晴らしい。ぜひ学会に発表して、人類を救うために
活用なさったらよろしいのに」
「いえ~、そんなことをするより、お客様をキレイにしてあげるほうが
いいんですよぉ」
「ほぉ~。なんと奥ゆかしいこと」
川口浩か…
嘉門達夫の歌です。
俳優の川口浩は、昔、探検の番組を持っていました。
私たち子供は、ジャングル奥地や秘境を探検する彼の一挙手一投足を
固唾を飲んで見守ったものです。
未知の原住民や、あらたな生物を毎週発見するのですが
決して学会に発表しないのです。
その奥ゆかしさをたたえる?歌でした。
「やらせ」という単語がまだ無かった時代です。
私が厄介な客だということでしょう。
個人情報記入で接触した若い男も、ヘラヘラと近づいて来ました。
「○○様~!ちょっと手につけていただいたら
良さがわかってもらえると思いますよ~」
こいつは私の名字を知っているのです。
名字を聞いたU子の動きと愛想笑いの声がピタッと止まりました。
「けっこうです」
「おぉっと!そんな淋しいことおっしゃらずに…
わざわざ遠くから来ていただいてるのに~」
何が淋しいだ。日本語は正しく使え!
バカタレが…
「遠くからですか?どちら?」
「あなたがサロンを開かれるという○○市ですよ」
「…へぇ~。じゃあ…開店したらぜひいらしてくださいね」
「ほほほ。もしもつつがなく開店されましたら…ね」
この女、かなりの負けず嫌いのようです。
不屈の精神で、化粧水のフタを開けました。
私の手を取って、化粧水をつけようとするので…
「やめておいたほうがいいと思いますよ」
「え?」
「私、病気ですの。感染するかもしれません」
「また…ご冗談を…。元気そうじゃないですか。
もし体調が良くないなら、いいサプリメントもありますよ」
「いえ、現代医学ではどうにもなりませんから」
「それって…」
「ご想像にお任せしますわ」
U子とおちゃらけ男、それに両隣にいた「梅仲間」が飛び退きました。
「ちなみに…主人から感染しました。
あなたのパートナーの!」
ニヤリ
固まっているU子たちを尻目に
私はそのままゆっくりと会場を出ました。
外に出ると、夫が車の中にいました。
呆然と見つめる夫の横をすり抜け、家路に着きました。
のちほど私が書いた負債うんぬんも、U子の耳に入るでしょう。
みじんもパートナーを疑うことなく
ぜひとも真実の愛を貫いていただきたいものです。
その後、二人がどうなったのかはわかりません。
ただ、「サロン」が町に開店することはありませんでした。
~完~
長らくご愛読くださり、まことにありがとうございました。
そして、どうしたことか今日…1月27日は結婚記念日です。
今朝、心から夫に言いました。
「二十○年間、夫婦でいてくれてありがとうございます」
おまえはマゾか?と言われそうですが、そうではありません。
アマチュアスポーツと国技との違いをわきまえず
優勝パレードに自国の旗を振る相撲取りのようになりたくないだけです。
どんなに祖国が大事でも、今日本で金儲けをしているのです。
我慢、抑制からにじみ出る日本の美学を大切に生きて参りたいと思います。
このような夫と添えばこそ、珍しい体験をさせていただき
強く鍛えていただき、そしてなによりブログのネタになっていただいたから
こうして皆さんとお会いできたのです。
感謝せずにはいられませんとも。
いつも楽しいコメントを寄せてくださる皆さん
立ち寄ってくださる皆さん
本当にありがとうございます。
さて、U子は小さなビンを手にとって
私の顔を馴れ馴れしくのぞき込みます。
「このクリームはね、お肌がとってもうるおうんですよぉ!」
知っとるわい…
ちっともうるおわんかったわい…
「おや、私の肌がカサカサということですの?」
「いいえ~!そんなことは…。あ、こっちの化粧水なんかどうです?
うちのは、すごくいいんですよ」
「うちのって…あなたがお作りになったの?」
「キャーハハハ!面白いかた!」
この女、元ホステスだけあって、客あしらいは多少知っているようです。
「これはね、お肌の調子を見ながら必要な水分を調節して
今お肌にベストな水分量を空気中から取り込むんです」
「まあ、すごい。化粧水がそんなことをするんですか?」
「そうなんです。これは業界でも新しい…考える化粧水なんですよ」
「化粧水のぶんざいで、人間様の肌を見て考えるなんて。
…知能がありますの?」
「アハハ…ほんと面白いわ!
知能というか…それほどすごい成分が配合されているということですね」
「まったく素晴らしい。ぜひ学会に発表して、人類を救うために
活用なさったらよろしいのに」
「いえ~、そんなことをするより、お客様をキレイにしてあげるほうが
いいんですよぉ」
「ほぉ~。なんと奥ゆかしいこと」
川口浩か…
嘉門達夫の歌です。
俳優の川口浩は、昔、探検の番組を持っていました。
私たち子供は、ジャングル奥地や秘境を探検する彼の一挙手一投足を
固唾を飲んで見守ったものです。
未知の原住民や、あらたな生物を毎週発見するのですが
決して学会に発表しないのです。
その奥ゆかしさをたたえる?歌でした。
「やらせ」という単語がまだ無かった時代です。
私が厄介な客だということでしょう。
個人情報記入で接触した若い男も、ヘラヘラと近づいて来ました。
「○○様~!ちょっと手につけていただいたら
良さがわかってもらえると思いますよ~」
こいつは私の名字を知っているのです。
名字を聞いたU子の動きと愛想笑いの声がピタッと止まりました。
「けっこうです」
「おぉっと!そんな淋しいことおっしゃらずに…
わざわざ遠くから来ていただいてるのに~」
何が淋しいだ。日本語は正しく使え!
バカタレが…
「遠くからですか?どちら?」
「あなたがサロンを開かれるという○○市ですよ」
「…へぇ~。じゃあ…開店したらぜひいらしてくださいね」
「ほほほ。もしもつつがなく開店されましたら…ね」
この女、かなりの負けず嫌いのようです。
不屈の精神で、化粧水のフタを開けました。
私の手を取って、化粧水をつけようとするので…
「やめておいたほうがいいと思いますよ」
「え?」
「私、病気ですの。感染するかもしれません」
「また…ご冗談を…。元気そうじゃないですか。
もし体調が良くないなら、いいサプリメントもありますよ」
「いえ、現代医学ではどうにもなりませんから」
「それって…」
「ご想像にお任せしますわ」
U子とおちゃらけ男、それに両隣にいた「梅仲間」が飛び退きました。
「ちなみに…主人から感染しました。
あなたのパートナーの!」
ニヤリ
固まっているU子たちを尻目に
私はそのままゆっくりと会場を出ました。
外に出ると、夫が車の中にいました。
呆然と見つめる夫の横をすり抜け、家路に着きました。
のちほど私が書いた負債うんぬんも、U子の耳に入るでしょう。
みじんもパートナーを疑うことなく
ぜひとも真実の愛を貫いていただきたいものです。
その後、二人がどうなったのかはわかりません。
ただ、「サロン」が町に開店することはありませんでした。
~完~
長らくご愛読くださり、まことにありがとうございました。
みりこんさんには大変お世話になっています。だってすごく楽しいblogですから♪これからもお願いしますm(._.)m
浮気女もびっくりしたでしょうね(笑)
みりこんさんの対応は『スカッ』としますね!もっと言ってやってもよかったのにぃ!!
旦那さんも出てきたみりこんさんを見て目を疑ったでしょうね(笑)
なにはともあれ、サロンが開かれなくて良かったですねp(^^)q
これからはどんなblogになるんでしょうか?楽しみにしています♪
そして、結婚記念日だったんですね。長いことお疲れ様です♪
私もその会場でみりこんさんの隣に居たかったくらいです(笑)
話だけなのに表情まで想像できちゃうくらい楽しかったです♪スッキリしました(*^^)v
次から始まる話を楽しみに待ってますね♪
嘘でも引く。絶対に引く。
遠まわしに言うところなど、百戦錬磨を潜り抜けてきた妻にしか出来ぬ事。
ご立派でした!
さて、依存の件に関して、私もオッサンについてこっそり打明けましょう。
(自分のブログでは一切触れるつもりはありません)
オッサンは学会の2世信者です。
舅も姑もバリバリの信者です。
オッサンは名前だけの幽霊信者。
しかしお題目はそらんじて唱えますから、幼い頃からのすり込みとは恐ろしいものです。
彼の両親は所謂金の卵。
中学を卒業後九州から大阪へ集団就職でやって来ました。
しかしオイルショックの波に飲まれ、それぞれの勤務先は閉鎖・倒産に追い込まれました。
両親には実親がいません。だから帰る場所がない。
貧乏が故に信仰にすがるしか術がなく、現在に至っています。
幼かった頃、彼は保育園から帰宅したままの格好で、ご飯ももらえず、風呂にも入れてもらえず、トイレに入ることさえ憚りながら、信者達が家から出て行くのをじっと耐えてきたと聞きました。
母親がかまってくれないので、身なりはいつも不潔。
その為に学校ではいじめに遭ったと聞いています。
親があくせく働き稼いだ金を次々とお布施と称して学会に寄付をする。
一部の幹部だけが優雅な生活を送り、大多数の信者は勝利!勝利!と勧誘活動の日々。
社会人になってからは、学会である事を理由に、二度も破談になってしまった。
こんな環境に育った俺に幸せなどないと、自暴自棄になっているところに私と出合ったのです。
しかし、しかしです。
これらを理由にするのは「甘え」以外のなにものでもありません。
みな、大なり小なり、不足や不満はあるものです。
それをバネに変え成長してみせてこそ、一人前の大人というもの。
どんなにつらく苦しい過去を背負っていようとも、世の中には前向きに生きている人は大勢いるんですから。
20年!ブログも100回!!
偉い!! は~ なんだかんだで内も似た様な感じかな?
自分の時を思い出して ドキドキしながら読みました。
そして こちらが思うのより きゃつらのダメージが大きくて 更に傷を舐めあってのめり込む姿が思い浮かびます。
「奥さんにバレテどうする?」
「心配要らない」
きゃ~~~二人の恋の帆脳 いえ炎は更に
燃えアガルノネ~~
は~ 幸せそう~~ さっき子供から
「ねえママさあ~女捨ててない?」
って言われちゃった。思わず
「TPOって知ってる?今はいらないでしょう!」って吐き捨てました。
おめでとうございます
きっとこうして楽しいブログへと書き込まれる
までには様々な葛藤
自分の感情の整理など
私には想像も絶するほどの苦悩の日々が
あったのでしょうね
でも、こうして楽しいブログへと書き込める
その成長を賛美します
みこりんさんのように
強く美しい女性になるべく日々精進してまいります
次に出会えるみこりんさんは
どんな成長を遂げられた美しい女性となっていらっしゃるのでしょう?
ここで完結してしまうのが
寂しいです。
ぜひ次回、みこりんさんにお会いできるのを
楽しみにしています
結婚記念日、おめでとうございます。
20年。
過ぎれば短いとお感じでしょうが、実に長い長い夫婦生活ですよ。
お疲れ様です。(でしたって過去形にしたらあきませんね)
気付いた事ですけど、みりこんさんを漢字変換したら「未離婚」さんとなるんですよ。
もしかしてそれ狙いでHNにしはりました?
次回から趣向を変えた内容となるんですね。
文才がおありだから、きっと楽しい話題となると思います。
期待しています。
もっと言いたい、とことんまでやりこめたいのはやまやまですが、回数を重ねると、自分なりの美学が生まれて来ます(笑)
にっこり笑って一発でやる…ってのが理想ですね。なかなかそうはいきませんけど。でも本当は、おだやかに暮らしたいんですよ。へへ。
サロンが出来るのを待つ手もあったんですが、夫が借金したらいけないので、待てませんでしたね。従業員やその家族も夫の命令でこの商売に巻き込まれていたのを後で知り、やっぱりこれで良かったと思いました。
次からは、もっとライトな日常を漫画と一緒に描いていきたいと思います。
またよろしくお願いしますね!
完全に暴れん坊将軍と化していたかも?
想像するだけでゾクゾクします。
てか、ここに来てくれてるメンバーが揃うと…無敵?
これも想像するとシビれますねぇ。
次は今までとは違う感じで短く軽~くいきたいので、お気に召すかどうかはわかりませんが、来てくださいね!
年寄りな私です(笑)
そうですよ。未離婚です。先のことはわかりません。ちなみに今日は夫がケーキを買って帰ってくれて、みんなで食べました。
「オッサン」も壮絶ですなぁ!
でも昔って、たいていどこの家でも何かウィークポイントはありましたよね。親も勉強不足というか、生きるのに必死で、みんな横暴で頑固でしたよね。
それを乗り越えて生きて、自分の家族はこんな目に遭わせないぞ、と頑張るのが普通だと思います。乗り越えられないのは完全に甘えですね。
宗教…わかります!義母もそうでしたから(今は別の宗教です)。夫も子供の頃から幽霊会員でした。そのことをひた隠しに隠し、結婚してかなり経ってから初めて知りました。義母は娘と信仰したいので私には勧められなかったのが救いでした。
「おっさん」…信仰の力でなんとかならなかったんですかね(笑)うちもダメでしたけど(爆)
セリフも同じですね。そして「大丈夫、俺が守る」…ばれた時点で、すでに守ってないし(笑)
どうしてこう、ワンパターンになるんでしょうね。最後は肉欲に行き着くからでしょうか。
同じならスマートにやってもらいたいもんです。少しは進歩というのも見てみたいですね。
「女捨ててない?」って、かわいいです。
気にしてくれてるんですよ。
TPOか…私も似たようなこと言われたら、そう言おう。
こうしてお笑いみたいに思い出をつづれるようになるまでには、やはり時間がかかりました。
悲劇のヒロインのままでいては、成長が無いもんね。書き残していると、どこかで誰かのなぐさめになるんじゃないか…ついでに遺言にもなるんじゃないか…と思って書き始めました。
そのうち皆さんがコメントくださるようになって、一番癒やされて楽しんだのは私でしたけどね。
おかよさんには、このようなことが起こりませんように、お祈りいたします。
まぁ、すべては私の男を見る目の無さから始まり、対処のまずさからおかしい方向へ転がって行ったわけですから、自業自得です。
そのうち、浮気くらいで騒いでいられない世の中になります。男も、愛人に食わせるメシ代が惜しくなる時代が来ます…多分。
しかも、長い年月を生きてきて、色恋に狂ってさんざん家族を泣かせたお父さんがたの最期がどんなに壮絶で残酷かもたくさん見ました。例外は無いです。
色情の家に嫁いでしまった自分の宿命を真摯に受け止め、明るく過ごしたいと思っています。
次回からは、こぼれ話や私の日常など、誰も知りたくもないことを(笑)書いていこうと思いますので、どうぞよろしく。
私のブログにコメントを頂いたので、早速お邪魔しましたが・・・。
最後から見てしまったようで・・・。と言う訳で、痛快なストーリーを最初からじっくりと読ませていただきます☆
私はコメントしてないと思うのですが、いらしてくださって
ありがとうございます。
みほびさんもブログをやっていらっしゃるんですね♪
長いのに、すいませんねぇ…。
これで私のバカがばれると思います(笑)