殿は今夜もご乱心

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近時事・旧統一教会のことやら、あれこれ…1

2022年08月28日 17時50分50秒 | みりこんばばの時事
安倍元総理が暗殺されて、一昨日が四十九日だったそう。

残念で悲しい気持ちは、今も続いている。


彼に対する感情は人それぞれだと思う。

私は選挙のウグイスという職業柄…

滅多にやらないので職業と言うのはおこがましいが…

政治家をことさらヒーロー視する気は無く

彼らに期待する気持ちも、おそらく他の人より少ない。

それでも、日本を取り戻すとはっきり明示して働いたことと

国内外の多くの人々から親しまれた面において、私は彼以上の人物を知らない。

信条と並び、他国の要人に見劣りしない見目形、威風堂々とした雰囲気は

他の人はどうだか知らないが、日本の誇る総理大臣だったと思っている。


古い白人系のマンガでは、日本人を猿と揶揄し

チ◯、ハ◯、出っ◯、メガネが、日本人の特徴として描かれていたものだ。

このイメージを払拭してくれただけでも、私個人としてはありがたい存在だった。

その人物が白昼堂々、そしてみすみす、人の手によって命を落とした…

このみすみすが、悔しい。




ほぼみんな、前方を見ている図。

一瞬たりとも気を抜かないのが警備じゃないのか…

左斜め前方でNHKのカメラが回っていたのもあって

「安倍ちゃん警護するオレ映せ」状態じゃなかったのか…

などと腹立ち紛れに思う私である。


四十九日に合わせたのか、警察の偉い人が二人、辞職するそうだが

警護にあたった専属SPと奈良県警の人たちはどうなったのだろう。

これといった処罰の対象になったのか、ならなかったのかは知らないが

出世の道は閉ざされたのではなかろうか。


というのも、かなり昔の話になるが、知り合いの親戚の警察官が

パトロール中にパトカーを盗まれた話を聞いた。

何らかの用でエンジンをかけたままパトカーを離れた隙に

通りすがりの人が乗り込んで走り去ったという。

パトカーは無事に取り戻されたが、その警察官は定年まで

へき地の交番を転々とする運命になったそうだ。


「あんた、ミスッたからずっと山奥ね」

改めてそう言われることはないが、移動のたびにへき地なんだから

パトカーのことが原因なのは明白で、本人も周囲も諦めているという。

たった一度のうっかりが一生に響くなんて、警察とは何と厳しいところよ…

うっかり者の私は震え上がったものである。


そんなことはともかく、国葬で賛否が分かれているそうだ。

私は国葬にするべきだと思う。

歴代最長の就任期間、秀でた外交手腕など、様々言われている理由に加え

新興宗教関連の政党と組んでいる与党ではあるが

新興宗教が危険だという事実を、身を以て世間に知らしめた。

これが功績でなくて何であろう。

政界に進出を目論む新興宗教はまだ複数、存在する。

ここにも注意喚起の大きな一石を投じたと思う。


一国の元総理が公衆の面前で、いとも簡単に◯される危険な国…

こんな印象を全世界に与えたままでは

観光や貿易、つまり国益に影響するんじゃないのか。

危険な国になってしまったのは、起きてしまったことだから仕方がない。

その後をどうするかは、最も大事だ。

日本と日本人に対する信用を失わないため

国葬という一つのケジメをつけることは必要だと思う。

それが日本の流儀である。


ともあれ何を隠したいのか、あるいは奈良県警の恥ずべき手落ちをウヤムヤにしたいのか

マスコミはこぞって、政治家と旧統一教会の関係を不自然なほど騒ぎ立て

その流れで国葬の是非を問うのが日課みたいになっている。

いい加減にしろ…と腹を立てるのはこれぐらいにして

私は今話題の旧統一教会とまんざら無縁でなかったので、そのことをお話ししてみよう。




私が20代前半の頃、近所…そうよ、時々話すデンジャラ・ストリートの住民の娘さんが

都会のビルから飛び降りて亡くなってしまった。

お葬式はデンジャラ・ストリートの実家で行われたが

亡くなった娘さんが私と同い年と聞いてショックだった。


やがて日が経つにつれ、娘さんの話がポツリポツリと聞こえてくる。

学生時代から、韓国のキリスト教に入信していたこと…

卒業後は都会のアパートで、信者仲間と共同生活を送っていたこと…

親が何度も連れ戻そうとしたけど言うことを聞かなかったこと…

中でも衝撃だったのは、下着に書いてあった名前から身元が判明した話。

共同生活とは、パンツに名前を書くことなんだ…

今にしてみればおかしな話だけど、当時の私はそう思った。


やがて20代後半になった私は夫の実家で暮らすようになったが

ある日、家に占い師と名乗る、私と同年代の娘さんが二人、訪れた。

お客の好きな義母ヨシコは大歓迎して招き入れ、茶菓にてもてなす。

無料キャンペーン中だとかで占いをしてもらい、楽しそうだった。


私は茶菓を出すだけで、参加はしない。

ヨシコは自分が先に知り合った人間に嫁が近づくことを嫌って、寄せつけないからである。

この習性は今も変わらない。

彼女としては自分の娘と一緒に笑いさざめきたいところだが

その頃の一時期、義父の会社には若い男性社員がけっこう入っていたので、義姉は大張り切り。

ミニスカートから枯れ木のような足を出し、会社に詰めていることが多かったため

昼下がりは留守だった。


二人はヨシコのお気に入りとなり、その後も何回か来た。

彼女らは清楚でしとやか、落ち着いている印象だ。

そして服装がひどく地味。

上はいつも白いブラウス、下は黒か紺、あるいは茶色のスカート。

双子が古い制服を引っ張り出して着ているみたいで、何やら異様な感じがした。


やがて何回目かの訪問で、ヨシコは隣市にある“センター”という場所に誘われた。

色々な人が集まって色々な勉強ができる、文化サロンのような所という話だ。

出たがりのヨシコだから、日時はすぐに決まった。

けれども一つだけ、問題が。

送迎付きでないこと。

「嫁に連れて行ってもらうわ」

ヨシコは言い、問題は解決された。

《続く》
コメント (8)
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