東吉野村に残る古刹で、御祭神は罔象女神(みずはのめのかみ)と言い、天照大神の姉にあたる。
丹生川沿いに祀られる“水の神様”である。
東吉野村村長の賓客と言うことで、普段は立ち入り禁止の場所まで宮司が案内して下さった。
神社名の丹生は水銀のことで、水銀系の赤色塗料がふんだんに産出されていたようだ。
華麗な彫り物が随所に施されているが、よく見ると極彩色の塗料が残っている。
拝殿の回廊上側にある手挟のから草に、極色彩の残りが見られる。
丹治達(鉱石採掘者)の手厚い崇拝を受けた本殿の唐獅子は鮮明に姿が見える。
極彩色が一番似合う生き物は、なんたって孔雀でしょう?今にも羽を広げそうです。
国重文の石燈籠と草一本見られない社内。氏子の手で清掃されるのかな?
極彩色の社殿に映える白梅、匂うが如く今が盛り。
社務所に掲げられた、馬九頭で“うまくいく”の絵、しかし上方の五頭の馬は何を意味する?
宮司にお聞きした処、宮司さんが50歳の時に寄贈されたのだと…
「青丹よし 奈良の都は 咲く花の におうが如く 今盛りなり」全盛期のこの社にピッタリ
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