菜種梅雨というのか、はっきりしない天気が続いていたが、ようやく日差しが差してきたある日、思い切って出掛けてみた。
広島市郊外の長閑な農村地帯でこの神社が目印。
やはり背丈10~20センチ程度の小さな植物、車からは確認が難しいので、この目印はありがたい。
立ち入り禁止の紐が張り巡らされていることから、花はまだ残っているようだ。
細花小貝母=ほそばなこばいも=ホソバナコバイモと書くようだ。
漢方では薬草として利用されたいる。
神社の境内というと鬱蒼とした森を連想しがちだが、年輪を重ねた杉の大木こそあるものの、ここは全体的に日が差して明るい傾斜地となっている。
この花には絶好の環境が残されていた。
釣り鐘型の花は下向きに咲いており、可憐そのもの。
ほんのわずかではあるが、このように横向きの花もあった。
いずれも乙女の恥じらいの如く俯き加減。
一帯全面が立ち入り禁止地域なので、花弁の内側は見ることが出来ず。
近くにはフキノトウも・・・
何気ない場所に咲く様に見えるが、地域の人方の懸命な保存努力で辛うじて生き残っている。
広島県では絶滅危惧種Ⅱ類に分類されているそうだ。
菜の花と同時期に開花すると記憶しておこう。
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