もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

護摩行

2024年05月17日 | Weblog

シャクナゲ鑑賞に訪れたお寺で、当日は護摩行が執り行われていた。

 

お寺の弘法前で神事の段取りを確認中の修験者たち。
話を聞いたわけではないが、オイラが勝手に想像しただけだ。

 

境内の奥には、既に護摩壇が設えられていた。

 

厳かな行事が執り行われるのを見守るように、高台には天文台があった。

 

しばらくすると法螺貝を吹き鳴らしながら、修験者たちが入ってくる。

 

最初は結界の四方に塩をまいて浄める。

 

続いてお椀の御香水で水向けを行う。

 

更に御幣で邪を振り払う。

 

法斧(ほうふ)を奉納する。
護摩壇に供える護摩木を調達する時に山伏が使う斧であり、先達が一切の煩悩を断ち切る斧でもある。

 

続いて不動明王が手にする宝剣で、愚かな行為を切り払う。
同時に参列者は知恵を授かる。

 

更に神の力を持つ法弓で、東・西・南・北に矢を放ち、悪霊を払い五穀豊穣を祈願する。

 

浄めの儀式が終わって、いよいよ大松明に護摩火が点火される。

 

大松明の火は護摩壇にうつされる。

 

虫送りには絶好と思われる白煙が、護摩壇周辺にもうもうと立ち上がる。

 

程なく護摩壇に火煙も立ちあがってきた。

 

信者たちの願い事を書き留めた護摩木が、護摩壇に投げ込まれる。

 

火師が気合を込めて祝詞を奉納する。

 

炎の残る護摩壇で導師を先頭に、火渡りの儀式がはじまった。

 

導師に続いて修験者たちも火渡りを開始。
何故か小走りで渡っているのが新鮮でほほえましい。

この後信者、一般参列者も火渡りを行い行は終わる。

コメント
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