飛鳥地方ある御陵の参拝を終えたので、一旦近鉄飛鳥駅に戻り電車で橿原神宮駅まで移動しました。
剣池嶋上御陵の名に相応しい一枚を掲載します。
剣池の中山とか嶋にあると記されている孝元天皇陵、北東から遠望するとまさに記紀の記述通りの光景が現出しました。
池の堤は遊歩道になっており、訪れたこの日は桜が冷たい雨に打たれていました。
前方後円墳が築かれたときの濠かと思いましたが、伝承では第十五代応神天皇が築いた溜池で、名称は剣池となっています。
橿原神宮駅方面から1キロほど離れた場所に天皇陵はあります。
第八代孝元天皇は欠史八代の一人とされ、第五代孝昭・第六代孝安・第七代孝霊・第八代孝元と4代続いて「孝」の字が続いているのも何か理由があるのでしょうか。
池の中にある御陵なので、平坦な場所にあるのかと思いましたが登坂がありました。
前方後円墳の前の御陵ですが、気のせいか他の御陵に比して鳥居の笠木が長く感じます。
墳墓の形はここでも確かめるすべがありません。
第八代孝元天皇の御陵印です。