「秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの・・・」
は、高1の時、国語の先生が、印刷してくれた詩でした。
秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/
身にしみて/ひたぶるに/うら悲し・・・・・
そのあとは、思い出そうとしても、無理でした。
とともに、書かれていた印刷物を、取っておけばよかった、
の思いを、いだいていました。
詩人の名前も、「ヴェルレーヌ」とは、
はっきり覚えていなかったようです。
( いまは、パソコンで検索すれば・・・でしたが・・・。)
昨年12/12の朝日新聞に、詩の内容が書かれていました。
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ポール・ヴェルレーヌの「秋の歌]
(原題Chansond'Automne)
「落葉」 上田 敏訳(敏訳の題名は、“落葉”)
秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの
身にしみて/ひたぶるに/うら悲し
鐘の音に/胸ふたぎ/色かへて
涙ぐむ/過ぎし日の/おもひでや
げにわれは/うらぶれて/ここかしこ
さだめなく/飛び散らふ/落葉かな
上田敏 訳は、見事な日本訳の例として知られるが、
堀口 大学訳も負けていないのではないか・・・。
「秋の歌」 堀口 大学訳
秋風の/ヴィオロンの/節ながき啜泣
もの憂き哀しみに/わが魂を/痛ましむ
時の鐘/鳴りも出づれば/せつなくも
胸せまり/思ひぞ出づる/来し方に/涙は湧く
落葉ならね/身をば遣る/われも
かなたこなた/吹きまくれ/逆風よ
しかし、どうやら大学訳のほうが、原詩に忠実であるらしい。
原詩に忠実でしかも、日本語詩として卓(すぐ)れているなら、
そちらのほうに、軍配を上げたくもなる。
*** 朝日新聞・高橋 睦朗・花をひろうより抜粋にて ***
庭の葉牡丹「切葉 赤」です。
冬の庭は寂しいので、葉牡丹がカバーしてくれるようです。