萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

卒業シーズン

2008年03月23日 | 日々の記録

<母校の小学校。学び舎よりも校庭で覚えたこと多し。>

最近の大学の卒業式では女子学生は袴姿が主流という。いつから、そうなったのか。どうも、少女マンガの「ハイカラさんが通る」が映画化(南野陽子主演)された87年あたりから流行ってきたらしい。小生の大学卒業は81年であるから、当然いなかったわけだ。但し、一部の女子大では伝統なのか袴姿で卒業式に出ており、見かけた記憶もある。知性的な雰囲気を漂わせていたのを覚えている。

今は猫も杓子もだそうだ。対象者を娘に持つ知人に聞くと借りるのに7万円はかかる、という。商魂たくましき業者に巧みに操られて親御さんの財布から、お足が出て行っているようだ。

ネットで「ハカマレンタル」なるサイトを拝見したが、厳かな卒業式のイメージは無く、サイトの作りもモデルさんもいかがわしいサイトのような印象だ。肝心の着物も“袴”というよりは振袖に近い。その昔見た袴姿とは雲泥の差で知性のカケラも感じられない、と言っては言いすぎか。

自身の卒業式の思い出は、というと大学の時も高校の時もこれと言った記録が残っていない。大学の時は皆で撮った写真が何処かにある筈だが、さがすのは億劫だ。日記を見てみると高校の時は余程面白くなかったのか、たった3行で終わっている。中学のは純情だった分、ちゃんと書いている。一部抜粋すると、

***********************( )内、今補足

1973年3月15日 曇のち晴れ  中学校卒業式

 今日が中学生活最後の日という気はしなかった。思えばいろいろなことがあった。野球部入部、そして数々の成績(中学時代は強かったのだ)。林間学校、修学旅行、つまらなかった遠足。

<中略>

我々のクラスの中には一生会わない奴も何人かいるだろう。しかし、それでいい。別れを乗り越え一歩一歩前進していくのが人間である。
卒業式は長話しを聞かされてくたびれたが、今思うといい卒業式だったと思う。私は中学校や小学校の先生方のためにも、恥のないような高校生活を送りたいと思う。

*************************

35年前の日記だ。まじめだねぇ。この後の高校時代、恥の多い時代だったんだな、これが。何事も思うようには行かないのが人生さ。
コメント
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