<ホワイトデー!?キャンデー!?>
ホワイトデーってのは日本だけで欧米ではみられない慣習だそうだ。日本の飴業界が2月14日のチョコレートのお返しに、キャンデーをあげようという宣伝をしたのが始まりらしい。“ホワイト”は飴を作る材料の“砂糖”の色から名づけられたと言う。あまり甘いものを好まぬ小生としては、唯一チョコレートなるものを食す機会のある季節が2月半ばだ。飴屋が余計なことを考えてくれたおかげで、義理チョコと言えどもやはり、“お返し”をしなくてはならない。
小生の場合は幸いにして大してもらっていないので、いつもの鞄で用が足りたが、通勤途上では“お返し”が入っていると思える紙袋を下げて歩いている人が目立った。沢山もらった人なのか、大きな“お返し”が入っているのか、先輩社員の分も買わされたのか、そういう目で見だすとあちこちにそういう男性がいる。満員電車で通うのに気の毒にと思ってしまう。
一時期、もう10年も前だろうか、“お返し”は3倍返しが常識!なんて風潮があったが、最近はあまり聞かない。この不景気だ、もうとっくに無くなったのかもしれない。ヘタに聞いて“3倍”にしなければならなくなってもいかんので、黙ってはいるが・・・。
考えてみれば、この“3倍返し”も飴屋が発信したものかも知れぬ。うまく行けばチョコ屋の3倍の儲けが飴屋に転がり込む。だが、幸か不幸か飴屋のもくろみは外れた。これを見たチョコ屋が飴屋に対し「甘いね!」と言ったかどうか。
いずれにしても、ホワイトデーというのは話しが菓子だけに“おカシな慣習”ではある。