メッセージを理解する

2011-01-13 11:05:51 | Weblog


パンクはとうの昔に消え去って、

ロックンロールでさえ

こんなくそゴミゴミした街の中で

希釈されるだけ希釈され、

もう匂いすら残ってはいない。

風に吹かれて飛ばされて行った映画のポスターみたいに、

すべては飽和して何処にも

行き場なんかないように見える。

誰もがみんな同じような傷心を抱えて、

無関心を装って通り過ぎる。

あとに残るのは踏み潰された枯葉のかけらだけだ。


つるつるしたサカナみたいに脈動していた

俺達だけの「幻想」ってやつを、

生き永らえさせる事が果たして出来るのか俺に?

・・・もしかして君がいつか(だいぶ昔の話だが)

漫画で描いたみたいに、例えば俺の血管の中に

小さな小さな魚みたいにその精神を泳がせて、

(つまり、命をつないで)

そしてそれをいつか

それにふさわしい神聖な場所で開放する・・・。

今思いついたんだけど、あの漫画ってそういう意味だったのかな。

もしそうなら、なんて遠大な予言だったんだ。

「へこたれるな」っていうメッセージ。

いや、きっとそうに違いないぜ。


何だかそう思ったら・・っていうかそれに気付いたら、

勇気が出てきたぜ。

いろんな事が もう既にあの時から

決定付けられていたのかもしれないよな。


無理かもしれないけどあの漫画、

いつかみんなに読んで欲しい。

1985年に、コッミクアゲイン誌に掲載された

佐治の漫画家としてのメジャーデビュー作、

「夏の終わりに・・・」

「三条朝吉」っていう名前を使ってた。


もう26年前????????

き・・・・気が遠くなるよな。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする