まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

神仏霊場巡拝の道~帰りは迂回の中国道にて・・

2023年11月07日 | 神仏霊場巡拝の道

10月8日~9日の滋賀県神仏霊場巡拝の道めぐりも最後の石山寺を終えてようやく帰りである。当初予定外の観音正寺まで足を延ばしたり、御上神社で「ずいき祭り」に偶然出会ったことで思ったよりも時間が延び、瀬田西インターから名神高速に乗ったのは14時前。だんだん日が短くなる時季、少しでも明るい時間帯で長く走ろうと思っていたが、このぶんだと岡山県の途中で日没となる(もっとも、この日はずっと曇りか雨で太陽は出ていないのだが)。

瀬田西インターからすぐ、昼食ということで大津サービスエリアに立ち寄る。先ほど訪ねた石山寺のレストランなどで食事すればよいことだが、琵琶湖の幸は土産物として、昼食はさっさと済ませようということで。

雨が降ったりやんだりで琵琶湖の眺めはよくなかったが、フードコートにて「大津ちゃんぽん」をいただく。街中にあるのは「近江ちゃんぽん亭」ではなかったかと思うが、フードコートでの人気No.1ということでいただく。醤油ベースのスープに野菜もどっさりのっている。ボリュームが多く見えるのは単に麺を大盛にしただけのこと。

それはそうと、滋賀でちゃんぽんという由来は何なのだろうか。ちゃんぽんといえば長崎を連想するが、あちらは中国との歴史的なつながりがあるというのでわかるのだが。近江のちゃんぽんは、昭和の中頃、彦根で開業した食堂のメニューが発祥で、醤油ベースの和風出汁にしたのは京料理の文化から来ていると言われているそうで・・。

この後物販コーナーで滋賀の幸を買い求める。クルマで来ているのをいいことにあれこれと後部座席に並ぶ。しばらくはこれらの中から夜の一献のおともがまかなえそうだ(現に、それから1ヶ月経った現在も、追加で購入した鮒ずしも含め、まだいくらかネタが残っている)。

滋賀県から京都府に入る。岡山、広島方面へは中国道への迂回を呼びかける表示がひっきりなしに出ている。山陽道の播磨ジャンクション~赤穂インターの通行止めの影響が現在も続いている。広島まで行くとなると、1時間程度余分にかかったとしてもそのまま中国道をひた走ったほうがよさそうだ。私の場合だと広島ジャンクションまで出て山陽道に合流し、すぐの五日市インターで降りるのが最適なようだ。往路が山陽~新名神だったから、往復でルートが変わるのもよいだろう。

吹田ジャンクションから中国道に入り、万博記念公園や千里ニュータウンを通り抜ける。万博か・・・そういえば2025年には舞洲じゃなかった夢洲で大阪・関西万博が開かれることになっているが、どうもよいニュースを聞かない。まあそれでも、2021年の東京五輪もそうだったが、いざ始まるとマスゴミは手のひらを返して連日万博の話題ではしゃぎ回るのだろう。好きにしてください。

その中国道だが、この先広島までいたるところで工事が行われており、車線規制、対面通行となるところも結構ある。また、中国道といえば以前走った時、それほど交通量もなく、のんびり走ることができるという印象だったが、やはり山陽道の通行止めの影響で大型トラック含め交通量が増えており、走っていて結構ヒヤヒヤさせられる。

兵庫県を抜ける。その奥の山崎インター近辺で突然の渋滞となる。どうやら事故のようだ。

岡山県に入り、勝央サービスエリアで休憩。外も少しずつ暗くなるが、山間部に入るとまだ18時前というのに真っ暗である。そこに数キロにも及ぶ車線規制、対面通行である。速度規制があるのに皆さんお急ぎで飛ばして来るので、ほとんどあおられ状態だ。

新見で多少明るくなったのもほんの一瞬で、また広島県境に差し掛かると、高速道路じたいの街灯もない区間。またカーブの多いところでの工事車線規制である。新見~東城~庄原の区間は、並走する芸備線が存廃議論の対象となるくらいのローカル線なのだが、並走する中国道の交通量が多いのかといわれれば必ずしもそうではない。この日は山陽道トンネル火災の影響で中国道に迂回したトラックも相当するいたから特殊事情なのだが、こうした中を軽自動車を走らせて実に緊張した。これだったらまだ、兵庫県内で渋滞覚悟の国道2号線をのろのろ走り、途中から山陽道に入ったほうが安心だったかもしれない。

ようやく人心地ついたのは、広島ジャンクションから山陽道に戻ってから。結局帰宅したのは20時すぎで、昼食後に大津サービスエリアを出発してから6時間あまりかかった。時間だけではなく、ヒヤヒヤした瞬間が多かったことも挙げておく。

もう当分、関西方面に軽自動車で出かける予定はないが、さまざま回ることができたのは収穫となった・・・。

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