まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

滋賀2番「田村神社」~神仏霊場巡拝の道・68(福豆で厄落とし)

2023年10月20日 | 神仏霊場巡拝の道

NPBのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは第2戦が行われ、バファローズはマリーンズ相手にシーソーゲームの末9回に逆転を許し、敗戦。これでアドバンテージを含めて2勝1敗となったが、このことで、私がチケットを持っている21日の第4戦が行われることが決まった。個人的には大阪に乗り込む楽しみが増えたことである。

一方セ・リーグではタイガースがカープに連勝。これで日本シリーズ進出に王手がかかった。逆に言えば私が望んでいる「バファローズ対カープの日本シリーズ」の可能性が消えかかって・・何とかがんばってほしい。

・・・さて、話は神仏霊場めぐり。いったん岩間寺に立ち寄り、ふたたび新名神高速道路に乗って甲賀土山インターを目指す。現在、大津ジャンクション~城陽ジャンクション間の建設工事中で、東名・名神のダブルネットワークの構築が着々と進んでいる。

雨脚も強い中、甲賀土山インターで下り、国道1号線に出る。1号線といってもこの辺りでは片側一車線である。土山はかつての東海道五十三次の宿場町だったところである。

田村神社に到着。いったん駐車場に車を置いて、改めて国道に面した鳥居前から参道を歩く。

田村神社の「田村」とは、坂上田村麻呂のことである。平安初期、鈴鹿峠に悪鬼が出て旅人を悩ませているとして、嵯峨天皇の勅命を受けた坂上田村麻呂がこれを平定した。田村麻呂が亡くなった後、嵯峨天皇の勅命でこの地に田村麻呂を祀る社を建立した。さらに、この近辺で疫病が流行した際も、嵯峨天皇は田村麻呂の勅命で厄除けの大祈祷が行われた。このことで、交通安全、厄除けの神社として崇敬されている。

まずは拝殿で手を合わせる。扁額にあるのは「大名垂宇宙」。田村麻呂の功績は時空を超えて天地に知れ渡るという意味だという。

本殿はこの先ということで進むとポスターがある。「よし甲賀にいくぞう」と、甲賀忍者のいで立ちで映っているのは吉幾三さん。甲賀市の観光まちづくり協会のPR大使を務めているとのことだ。それにしても、青森、津軽のイメージが強い吉幾三さんが何でまた滋賀、甲賀のPR大使なのだろうか。

本殿に行く前に太鼓橋がある。ここに「厄落とし福豆授与」とある。田村大神が夢の中に現れ、「悪い年に当たっていても、社殿前に流れる御手洗川に節分の豆を自分の年の数だけ流せば、すべての災厄は流れ去る」とのお告げがあったという。このことから、太鼓橋の上から福豆を落とす「厄落とし」が行われるようになった。

ということで、授与所で福豆を買い求める。自分の年の数となると結構な量だが、ここは袋に入ったものを落とすとのこと。後で回収するほうも楽だろう。さて、これで厄落としだ。

本殿にて手を合わせる。鎮座1200年の記念事業として2011年に造営された建物である。毎年2月中旬には厄除大祭が行われるという。

朱印をいただく。

さて時刻は15時すぎだが、この日の神仏霊場めぐりはここまでとする。目的地の石山寺方面は翌9日に向かうとして、国道1号線を草津方面に走る。クルマということで宿泊場所の選択肢は広がり、途中の水口のホテルに向かうことに・・・。

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