姫路城の大手門前は個人、団体問わず大勢の観光客でごった返している。
その堀に人が群がっている。和船だ。和船でガイドを聞きながら堀から姫路城を見物するもの。面白そうだが本日の便は全て満席である。
大手門をくぐる。正面に大天守が聳え立つ。前に大手門の中に入った時は大天守はまだ修復中で、白く塗り替えられた外壁は見ることができたが、中を見ることができなかった。今回はぜひ行ってみよう。
・・・と思ったが、券売機のところに案内が出て、大天守に入るまで1時間待ちという。ただ入場制限をしているわけではなく券は売られている。ともかく、入ってみる。
入場して斜めの角度で見たほうが、奥行きを含めた全体の姿が見えてよい。
そして大天守を目指したのだが・・・途中でこの状態。写真の後ろにも二重の行列ができている。1時間待ちという案内だが、本当に1時間で入れるのか。待つのもどうかなと思い、ここで引き返す。日が良くなかったということにする。
ただ大天守への行列を回避すれば、他のスポットから見ることはできる。せめて外観を楽しむことにして、姫路城見物は終了。城内を回るうちに観光客も増えていて、1時間待ちの案内が1時間半、そして2時間となり、券売機の列にも制限がかかるようになった。
・・・さて、昼食がまだということで姫路駅前に戻る(この日は大手門前の広場で「姫路食博」というのをやっていたが)。姫路の食と言われて思い浮かんだのはおでん。前に姫路で居酒屋のおでんを食べたことがあるが、その時に「こういう店があるんや」と見つけていた店がある。「灘菊かっぱ亭」というところで、「小溝筋のかっぱ」として知られている。
姫路のおでんはショウガ醤油味で知られているが、その発祥がこの店だとかそうでないとか。名物は大串おでん「黒」というので注文する。ショウガのスリ身も入ったおでんの串には、牛スジ、揚げ、玉子、こんにゃく、ごぼう天と、おでんの各部門が勢揃い。もっとも、串のまま食べるには大きいので串から外して盛り合わせ状にするのだが・・・。
ここには冬季限定で大串おでんの「白」というのもある。追加で頼むと出てきたのは、おでんの串(具材は、先程の「黒」と同じ)に酒粕を煮たのをかけたもの。味わいが深い。姫路のおでんがショウガ醤油というのは知っていたが、酒粕は初めて。先に書いた「灘菊」というのは手柄の酒蔵で、かっぱ亭は酒蔵の直営店である。なるほど、酒粕はたくさんある。その酒粕とおでんを合わせるとは、かなりの贅沢だろう。
大串おでんの黒白をいただいた後、追加で黒の具材をいただく。おからこんにゃくというものもあった。
ここはおでんだけにして、もう一つ「姫路といえば」として思い浮かんだのは、どろ焼き。いわゆる粉もんだが、お好み焼きともんじゃ焼きの中間というか、またそこに明石の玉子焼きの要素も加わって・・・。
やって来たのは駅前の「喃風(なんぷう)」。どろ焼きメインで兵庫県内中心に広がるチェーン店である。見た目はチェーン居酒屋風で、気軽に入ることができる雰囲気。
いただいたのはシンプルな「どろ豚」。外はカリッ、ただ中はどろどろと、絶妙に焼かれたもの。スプーンですくい、出汁につけていただく。お好みで出汁にソースを垂らしてもよい。
子どもがたこ焼き(玉子焼き)を食べたいと言って店に来たが、たこ焼きのプレートがなかった。苦肉の策として、作り方は限りなくたこ焼きに近づけ、それをたこ焼きプレートではなく鉄板で焼いた。・・・これが美味だったというのが、どろ焼きの起こりとされている。何かこう、出汁につけるのが明石というか播州の味なのかなと思う。
その上で追加したのは、姫路ちゃんぽん焼き。まあこれは、長崎ちゃんぽんのようにいろんな具材が入るものではなく、焼きそばと焼きうどんのミックス・・・。
それはさておき、今回は食べなかったホルモン焼きうどんとか、そばめしとか、兵庫は兵庫で独特の粉もんがあるなと、改めて感じることができた。またいずれ、このエリアはちょくちょく来るだろう・・・。
寄り道の間に時間は過ぎ、日も傾きかけているので大阪に戻る。帰りは山陽電車の転換クロスシート車両。シートが深く沈むせいか、あるいは疲れのせいか、そのまま爆睡で大阪に戻る・・・。
その堀に人が群がっている。和船だ。和船でガイドを聞きながら堀から姫路城を見物するもの。面白そうだが本日の便は全て満席である。
大手門をくぐる。正面に大天守が聳え立つ。前に大手門の中に入った時は大天守はまだ修復中で、白く塗り替えられた外壁は見ることができたが、中を見ることができなかった。今回はぜひ行ってみよう。
・・・と思ったが、券売機のところに案内が出て、大天守に入るまで1時間待ちという。ただ入場制限をしているわけではなく券は売られている。ともかく、入ってみる。
入場して斜めの角度で見たほうが、奥行きを含めた全体の姿が見えてよい。
そして大天守を目指したのだが・・・途中でこの状態。写真の後ろにも二重の行列ができている。1時間待ちという案内だが、本当に1時間で入れるのか。待つのもどうかなと思い、ここで引き返す。日が良くなかったということにする。
ただ大天守への行列を回避すれば、他のスポットから見ることはできる。せめて外観を楽しむことにして、姫路城見物は終了。城内を回るうちに観光客も増えていて、1時間待ちの案内が1時間半、そして2時間となり、券売機の列にも制限がかかるようになった。
・・・さて、昼食がまだということで姫路駅前に戻る(この日は大手門前の広場で「姫路食博」というのをやっていたが)。姫路の食と言われて思い浮かんだのはおでん。前に姫路で居酒屋のおでんを食べたことがあるが、その時に「こういう店があるんや」と見つけていた店がある。「灘菊かっぱ亭」というところで、「小溝筋のかっぱ」として知られている。
姫路のおでんはショウガ醤油味で知られているが、その発祥がこの店だとかそうでないとか。名物は大串おでん「黒」というので注文する。ショウガのスリ身も入ったおでんの串には、牛スジ、揚げ、玉子、こんにゃく、ごぼう天と、おでんの各部門が勢揃い。もっとも、串のまま食べるには大きいので串から外して盛り合わせ状にするのだが・・・。
ここには冬季限定で大串おでんの「白」というのもある。追加で頼むと出てきたのは、おでんの串(具材は、先程の「黒」と同じ)に酒粕を煮たのをかけたもの。味わいが深い。姫路のおでんがショウガ醤油というのは知っていたが、酒粕は初めて。先に書いた「灘菊」というのは手柄の酒蔵で、かっぱ亭は酒蔵の直営店である。なるほど、酒粕はたくさんある。その酒粕とおでんを合わせるとは、かなりの贅沢だろう。
大串おでんの黒白をいただいた後、追加で黒の具材をいただく。おからこんにゃくというものもあった。
ここはおでんだけにして、もう一つ「姫路といえば」として思い浮かんだのは、どろ焼き。いわゆる粉もんだが、お好み焼きともんじゃ焼きの中間というか、またそこに明石の玉子焼きの要素も加わって・・・。
やって来たのは駅前の「喃風(なんぷう)」。どろ焼きメインで兵庫県内中心に広がるチェーン店である。見た目はチェーン居酒屋風で、気軽に入ることができる雰囲気。
いただいたのはシンプルな「どろ豚」。外はカリッ、ただ中はどろどろと、絶妙に焼かれたもの。スプーンですくい、出汁につけていただく。お好みで出汁にソースを垂らしてもよい。
子どもがたこ焼き(玉子焼き)を食べたいと言って店に来たが、たこ焼きのプレートがなかった。苦肉の策として、作り方は限りなくたこ焼きに近づけ、それをたこ焼きプレートではなく鉄板で焼いた。・・・これが美味だったというのが、どろ焼きの起こりとされている。何かこう、出汁につけるのが明石というか播州の味なのかなと思う。
その上で追加したのは、姫路ちゃんぽん焼き。まあこれは、長崎ちゃんぽんのようにいろんな具材が入るものではなく、焼きそばと焼きうどんのミックス・・・。
それはさておき、今回は食べなかったホルモン焼きうどんとか、そばめしとか、兵庫は兵庫で独特の粉もんがあるなと、改めて感じることができた。またいずれ、このエリアはちょくちょく来るだろう・・・。
寄り道の間に時間は過ぎ、日も傾きかけているので大阪に戻る。帰りは山陽電車の転換クロスシート車両。シートが深く沈むせいか、あるいは疲れのせいか、そのまま爆睡で大阪に戻る・・・。