吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2006年11月05日/〈日記〉45・福津市市民文化祭で「津屋崎の絵馬」の写真展示

2006-11-05 16:29:43 | 日記
写真①:江戸末期の文政11年、遭難して助かった津屋崎浦の船子が奉納した日本最古の「難船図」絵馬の写真
    =福津市津屋崎の市文化会館で、2006年11月5日午前11時30分撮影

 第2回福津市市民文化祭(市と市文化協会主催)最終日の5日、同市津屋崎の市文化会館で展示された「津屋崎の絵馬」の写真を細君と観覧しました。

 津屋崎の神社に奉納されている絵馬の写真アルバム化を進めている「津屋崎郷土史会」が、文化遺産である絵馬の保存の大切さを訴えたいと絵馬の写真を展示したもので、とくに福津市在自の金刀比羅神社に奉納された数多くの絵馬が、観覧の市民に注目されていました。その中でも、江戸時代の終わりごろの文政11年(1828年)、遭難して助かった津屋崎浦の船子が神の加護に感謝して奉納したという、日本最古の「難船図」絵馬=写真①=は、(1)帆柱を倒す(2)荷を投げ捨てる(3)もとどり(髪の毛を頭の上で結んだ部分)を切る――という〈遭難の作法〉を示した迫力のある構図です。大波にのまれそうになりながら、必死に木切れにつかまる4人の男がざんばら髪で描かれています。

 また、大正11年(1922年)3月23日に起きた明治から昭和まで北筑の7浦で最大の海難事故を描いた「難船図」絵馬=写真②=は、大波の中に木の葉のように漂流する船頭らが助かった10隻の和船と1隻の発動機船に神のよりしろとして描かれた御幣から御光が射しています。絵馬の実物は、福岡県太宰府市にある九州国立博物館の「特別展『海の神々』―捧げられた宝物」で11月26日まで展示されているという。


写真②:大正11年に起きた明治から昭和まで北筑の7浦で最大の海難事故を描いた「難船図」絵馬の写真
     =福津市文化会館で、06年11月5日午前11時30分撮影

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2006年11月5日/〈津屋崎の四季〉030・山と海の秋色

2006-11-05 07:56:13 | 風物
 福津市津屋崎は11月5日、朝の冷え込みが厳しく、7日の「立冬」近しを思わせました。秋色を深める津屋崎の山と海をカメラでスケッチしてみました。


写真①:実が熟した柿の木と秋色を深める在自山
     =福津市在自で、2006年11月1日午後2時34分撮影


写真②:新川左岸の土手にぶら下がる真っ赤に熟したカラスウリ(ウリ科)の実
     =福津市在自で、10月19日午前7時03分撮影


写真③:露の降りた畑に宮地岳から出た朝日の荘厳な光が射し込む
     =福津市在自で、10月28日午前7時35分撮影


写真④:穂が出た葦原に近い水辺で憩うカルガモたち
     =福津市渡の「津屋崎干潟」で、10月25日午前9時19分撮影

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