文明と文化

2023年01月13日 08時27分11秒 | 文化文明論
堅苦しい表題だな、岳らしい、堅いな が印象かな。 昨日の今日で凄く感動して聞いたので。
またNHKの営業です。 今朝の4時からの放送です。 深夜便「人生のみちしるべ」を聞いてみてください。   (1/20まで再視聴可です)
指揮者小澤征爾のお兄さん 俊夫さん(ドイツ文学者、昔話研究家)の話でした。
本論の前にちょっとよりみち。 昨年末に放送された番組を年明けてから見たんです。「小澤征爾 中国でラフマニノフを指揮」(番組名は少々違う)です。この中でお父さんの開作さんに興味を持ち、合わせて小澤家族(男の子が4人、俊夫さんは次男、征爾さんは三男)に大いに関心を持った。その中で俊夫さんが弟 征爾のことを優しく温和に兄として語られてた。このお兄さんが印象的だったんです。そのお兄さんがどんな人生を送ってきたかを話してくれるんですからしっかり起きて聞きました。こんな偶然、ラッキーってあるんですね。
内容については放送を聞いていただければいいので書きません。聞きながらついつい思ったのが今回の「タイトル」です。

昨日「東京大改造」に不安があると書きました。もう少し加えて書けば「文明化が一方的に進んでいって、文化性が抜け落ちてるぞ」なんです。一方俊夫さんの話 これは文明的なところは無し、100%文化面だって重要だと言ってるんだと思うのです。
僕は「文明」「その発展」が不要だ、悪だというつもりはない。しかし人間て「文化面も文明同様重要なのではないか」と常々考え、時代の進行の中でそのバランスが崩れてきてると見てます。文明が人間抜きでかってに進んでる。(科学者のひとりよがりもあるよな) その変化をきちんと受け止め、「生物としてのバランス」の中で自分のものにしてるのだろうか? 今後バランスを取り戻せるのだろうか? 取り戻せなかったらどうなるんだろうか? そういう不安につながってるんです。 
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 進む「東京大改造」 | トップ | 我が物顔だね 独裁者? »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
聞いた! (でん)
2023-01-13 17:19:11
小澤俊夫さんは、尊敬する柳田国男の本に本人からサインをもらって宝にしている。日本昔話を頼むとの依頼と共に。
分かる!!!僕も久保田淳先生の西行全歌集にしっかりサインをもらっている!!!そうか!西行を頼むと言われているのか!!!

2月10日の二回目が楽しみです。

2月13日から4月2日まで、日本民芸館で
柚木沙弥郎展があると言っていた。行かないと!
返信する
精進せんといかんですよ ()
2023-01-14 09:37:40
でんさん それは「使命」ですね。先人はそうやって、後輩に仕事を託すんと違いますか。
そうですね、二回目が僕も楽しみ。2/10の朝、予定表に書き込みました。
一点修正です。 柚木沙弥郎展は1/13から始まってますよ。福井の友人が夫婦で来訪しそうなので、2月中旬に行こうと予定してます。
返信する
日本人の誇り (某数学者)
2024-10-07 13:05:34
それにしても古事記はすごいよな。ドイツの哲学者ニーチェが「神は死んだ」といったそれよりも千年も前に女神イザナミ神についてそうかいてある。この神おかげでたくさんの神々を生まれたので日本神話は多神教になったともいえる。八百万の神々が出雲に集まるのは、イザナミの死を弔うためという話も聞いたことがある。そしてそこから古事記の本格的な多神教の神話の世界が広がってゆくのである。
返信する
語る知識を持ち合わせて無い ()
2024-10-07 18:15:08
>某数学者 さんへ
>日本人の誇り... への返信
全くどなただか想像がつきません。初めて立ち寄ってくださった方と結論してますが。
うわっイザナギ、イザナミと古事記ですか、ごめんなさい、ここは知識無さ過ぎです。語る物を持ってません。「ここが日本文化の原点」との思いでコメントいただいたのでしょうか。
う〜ん? 数学者でイザナミ これが一つになる男が一人いるけど、違うよな。
あなたのコメントから得た知識 「八百万の神」というけど、産んだのはイザナミさんだったんですか? としたら凄いお母さんですね。
返信する

コメントを投稿

文化文明論」カテゴリの最新記事