にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

空気感の無い録音

2008年06月04日 | ジャズ、音楽
一昨日のハル・ギャルパー作品の音質が気に入らない。
メインスピーカーで聴くと甲高い感じで、トニーのドラムがやかましく聴こえたる。
enjaレーベルの音質、演奏内容のせいかもしれないが、ポータブルCDのイヤホンで聴くと、きつさが取れメリハリの効いた音で問題はない。
ミックスによるものか・・・
Jポップもそういう傾向なんですよね。「コブクロ」なんか、アルテックで聞くと声はキンキン、ギターはパキパキ、でもイヤホンだと聞ける。

やはり音づくりが違いが大きいのかな。
きっと昔の音は、大きな部屋(リビング)で、大きめのスピーカーユニットを大き目な箱に入れて、空間をふるわせて音楽を鳴らすことを前提に作られ、最近はその逆で、個々の部屋で、小さな箱若しくはヘッドホーンでできるだけ鼓膜に近く鳴らすことを前提としているのではないでしょうか。
小型でパーソナルな機器で音楽を聞くという流れに即した音づくりなのか?

この空気感の無い録音に、空気感たっぷりの時代に作られたおらのスピーカーが反発してるのかもしれない。
もともと粗探しのためのモニタースピーカーですから、製作者側の操作が如実に分かってしまうのかもしれない。
しかしJポップでも平井堅、スガシカオあたりは大丈夫だし、ポップ系でも欧米ものは自然に聞けるので、おらのシステムが時代遅れという訳でもないだろう。
結局作り手のセンスの問題か。

あまりにも音質が違う(はっきり言ってチープな音)と聴く気が起きないですね。
録音状態に関係なく音楽を楽しみたいのですが・・・



コメント
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