リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

お茶タイム

2008-07-27 14:45:24 | コーヒーブレイク
   朝顔につるべとられてもらい水

夏になりましてパソコンラック前からベランダを見ますと、春に横浜公園で手に入れた頒布品のアサガオが咲いてまして、アサガオっていいなあ、こんなの見てるだけで仕事しない日々もよさげだなあ、と思って思い出したのが、千代女。

良い句と思いません?
井戸を知ってる人なら、情景が浮かび上がりますよね。

例によってネット検索したら、田村花袋が千代女のことをぼろくそにいったって。たかだか文章綴り人のくせにねえ。
古典俳句っていうのは、17文字でどれだけ現実を浮かび上がらせるか、ってとこが命。文学だの感動だのなんてお門違い。
本とかなんて、ないも同然な時代の町人や上層農民の世界に住んで、せいぜい小学校の国語の教科書ほどの言葉の知識で、いかに興味深い現実を追体験させうるか。
そのための5,7,5だと思いますね。作者は文学慣れしてなくても、字数を埋めればちゃんと歌謡になるのだから。
近代の短詩だとおもっちゃあいけない。
そりゃ山頭火の方が詩人ですけどね。詩は心。古典俳句というのは、世界ですよ。生きている人間の世界。
  だもんで、俳句には良い俳句と中くらいの俳句と、綴っただけの文の3区分しかない。まあ、句会で競い合うというのも、居酒屋の酒飲み話みたいなもんで、好きですればいいんですけどね。

いずれにしても、朝顔やホテイアオイが好きです。みずみずしいし、夏らしいし。儚げなとこもねえ。
  けど、まだ開いてるのもあるよ。午後2時なのに。

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