リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

短歌2件

2017-09-30 10:49:32 | その他
 こんにちは。秋晴れが続きます。土日お休みの人は良いですね。もっともまだ季節は中途半端。目がかゆくなくなるときがほんとの秋。それまでは国立博物館の運慶でも。しかし、税金運営のくせに高いですね。自民党が「映画館並みに」というんでしょうが、文化の価値がわからねえ文化省。ああ文科省か、じゃあしょうがねえ。
 なお、可愛いシャンシャンちゃんは12月まで待たないと見れません。パンダの赤ちゃんは夜泣きしないんだよね、多分。可愛いから。

 さて、本日はいやもおうもなく選挙テーマでしょうね。
 そうそう面白いテーマでもありませんが、あいつ何言うか、みたいな興味はおあり? 私は他人にはあるもんで。
 というわけで、いよいよ保守1党政治の始まりです。戦後はようやく終わりました。時代が変わるには1世代じゃ足りないんだね。人が死ぬまでかかるんだ。
 それにしても理念も何もない奴らばかり。いつのまにやら全員改憲派だよ。政治家はみんな舌を抜かれるな、なんて人類不変にして普遍の真理だね。
 その点、小池なんか偉いな、大人になってからは絶対保守を守って。 
 「小池百合子代表(東京都知事)は29日の記者会見で、衆院選に向けた民進党からの合流について、憲法観や安全保障などの基本政策で一致しない場合は「排除する」と明言した。」(JIJI.COM) そうら、バカじゃないだろ。前原とか、2流のバカだ。そんなのを代表にした民進党など、解党当然。というわけで気づいたのが、、やはりIME(日本語辞書)更新してんだね。私のは、本来、word2000のIMEなのだけど。民進党、出たよ。
 元に戻って、結局今のところ、保守と革新の差は「憲法観や安全保障など」だそうです。なんとも情けない差だ。憲法改定されて差は一つ消え、さらに国防軍が増強されたあかつきには、差はゼロかい? 挙国一致国会だね。反米か親米の差になるのかな? で、誰が非正規労働者を守ってくれんだい?
 こっちは偉いぜ、「ゲート前には鳩山由紀夫元首相が駆け付け、市民らと共に座り込み、機動隊が市民を強制的に移動する様子を確認した。、、『米国の言うままに動かされる、まさに現在の日本の政治の姿だ』と指摘した。」(琉球新報)
 おう、腐っても鳩山ではないか。70歳、がんばれ。みんなよってたかって民主党の悪口を言いやがって(私は嫌いです)。根性だぜ。
 というわけで面白くありませんが私は泣きません。ご存知のように想定内。「なんだ、やっとか」と思ってんだろ、って? そうです。ただ急変はちょっとびっくり。理念のない奴らのやることは、時期が読めない。
 
 さて、お口直し。 
 学生さんはわかんないか。「もやし原料豆価格の高騰を販売価格へ転嫁できず、、破産申請へ」(東京商工リサーチ)だと。なんじゃこりゃ。スーパーってそんな偉いのか。偉いんだろうけど。独占禁止法にひっかからないのか。なにもモヤシ1袋、20円、30円で売る必要はないじゃないか。消費者談。
 でも、昔から農業生産者は商人の言い値だったんだってねえ。酒井惇一(「随想・東北農業の七十五年」)。本じゃなくてブログ。面白い。面白いけど長い文が山のようにあるのですごく読みづらい。本にしないかなあ、、、亡くなったら消えちゃうのかなあ、、まあこっちが先かもしれないけど、社会学の若い人に読ませたいものです。元東北大農学部資源経営経済学教授とのこと。モヤシよりこっちの紹介がテーマね。長いけど文章は読みやすいです。山形県農村の昔語りも多くて、年寄りはここには来てないだろうけど、懐かしい人もいるかも。

 次、ネットに話題、鳥居歌集『キリンの子』。そんな人がいたのか。鳥居が姓名。筆名だけど。去年の朝日新聞に載ってたって、知らん。勤務中だったし。
 いつもの詩評論の人のブログがないんで、ご紹介は、 花山周子という歌人の文から。
 
   入水後に助けてくれた人たちは「寒い」と話す 夜の浜辺で
   駅前で眠る老人すぐ横にマクドナルドの温かいごみ
   大きく手を振れば大きく振り返す母が見えなくなる曲がり角
   壊されてから知る 私を抱く母をしずかに家が抱いていたこと
 
  ううん、すなおなひとりごとを。選んだ人のせいではありますが。
 
 花山氏の紹介の続き。
 「濱松哲朗が次のように指摘していて考えさせられた。」「鳥居の歌は、(略)その際立って特徴的な物語にもかかわらず、すんなりと読めてしまう・・・・・・・・・・・のである。」
 
 実はこれらの鳥居の歌は、ネット情報の紹介ものの中でマイナー。
 短歌人というのは詩人じゃないからね。そうそう良いものを選べやしない。
 と思えば、花山周子という人はなかなかの詩人です。ちょっと本人の歌探してネット開けてみた。じゅうぶん。あと、感情が深ければ最高。深くないけど、それは本人のせいじゃない。谷内修三氏に評させたいものだ。これが花山氏のもの、
 
    音楽のように生きたい」英語の授業に眠りつつ聞く
    ゴキブリをたくさん殺しし夜の明け朝焼けを見に家を出でたり
 
 と思えば、前掲2者をブログで評してたのを読んだ東郷雄二という人は、わたくしども詩人とは縁なき衆生だね。たいした和歌人か、そんなこたあ知らないが。
 といって、バカじゃない。氏いわく「花山の構成意識の低さのもうひとつの理由は、花山が「ことば派」ではなく「人生派」の歌人だからである。ことば派は言語の世界が紡ぎ出す形式美を追究し、人生派は日々を送る〈私〉の感情を歌に盛ることを重んじる。」
 わかってらあ。しかし、ここに東郷氏の持つ一抹のコンプレクスを感じるのは私だけだろうか。
 多分そうなんだと思うよ、わたし的、人生派としては。俺らのほうが偉いもん。あっちが偉くてもいいんだけど、コトバ派には自分が偉いと発言する根拠がないんだよね。しかし人生派にはある。根拠は自分だ。人生派は基準は自分しかない。その分歌集は売れないし、大学教授にもなれない。一方、東郷という人は(前)京大教授。だからといって幸せなわけでもないでしょう、人のことは知らないけど。
 人生は、やったことではなく、生きたことに意味がある。随筆本でよく見ませんか? 昔からある言葉です。私もそれに一票。これは長生きしないとわからない。
   テーマが途中で変わったね。

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2 コメント

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北円堂の秘密 (omachi)
2017-09-30 11:40:30
WEB小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
グーグル検索で無料で読めます。

少し難解なので、脳トレの材料にでもしてください。
東博に出展中の無著世親像は普段北円堂に収蔵されている。
返信する
re.北円堂の秘密 ()
2017-09-30 18:36:02
すいません、小説以外の本は読むんですが、小説はちょっと、、、
返信する

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