こんにちは。お寒うございます。今日はベランダの水槽に薄氷が張って。突っついたり壊したりすると案外面白い。東京地方は月曜の雪がまだ融けず凍りついております。昨日裏道を歩いてましたら幼稚園の送迎用のバスが来て速度を落としたのはいいけれど、ふと下を見たらタイヤが回ってない! すべってやんの。あぶねえじゃんかよ、子供を轢く気か。タイヤ替えろよ。お子様お持ちの皆さま、零細企業の送迎バスにはお気をつけください。
以上、本日のためになるブログでした。
早いね、終わりが。頭脳は空いてるんだけどなにかと気苦労で。ともかく繊細だから。
感想はあれど、役に立つほど深められない。
ま、それもなんなので、役に立たないことも。
その1 雪の夜、夜中起きましたらいつもの米軍機が飛行する音が。この夜中に飛行機のちっこい車輪で横田基地と航空母艦の雪を掻き分けるんじゃ大変を通り越してると思いましたら、横田基地というのはどんな天候でも稼動可能みたいですね。旅客機も成田が大雪でダメでも横田基地へは降りられる、という。どんな経営でも維持に経費をかける気になるかどうかで成否が決まる。ご苦労なことですが、米軍は人件費ケチってない、ということですね。
その2 昨日のネットニュース。炎と煙が充満する民家に2回突入し、老夫婦を助け出した会社員六車信哉さん(20)に感謝状 「怖かったが体が勝手に反応した。絶対に見捨てるわけにいかないと思った」(神戸新聞他)えらいねえ。私ならまず、どこが火事だろうが反応しないし。でも子供が目に入ったら反応するかな。
その3 昨日の朝日新聞に小熊英二が以下の事態を紹介していました。
「福祉の充実が、貧しい人に支持されていない。嘘(うそ)のようだが本当の話だ。 福祉の専門家である大沢真理・宮本太郎・武川正吾が座談会を行った」(朝日デジタル)
小熊はただの評論家で嫌いだけれど、ともかくテーマを提出することだけをいえば有意義です。
ともかくそういうことで福祉専門家諸氏によると「貧しい人々」は「なにが福祉だ、そんなどうでもいいことをいってないで税金を安くしろ」というんだそうな。そりゃそうだ。
というわけで、そこらの自称マルクス経済学教授の方々を含めて、ご確認いただきたいものです。「福祉だとかいったって、貧乏人には何もしてくれやしない」のが現実なのです。そればかりか政府は貧乏人からどんどんむしり取っていく。
生保があるだろ、って受けられるのは母子家庭と障害者と年寄りだけさ。そんなもの100年前からそうです。税金とられないだろ、って、国保料の高さといったら! どんな貧乏人からだってふんだくる。しかも、年々どんどん高くなってゆく。その行き先は病院経営者と薬会社と町医者と歯科医だ(=診療報酬といいます。病院勤務の医者にもいきますが、彼らは死ぬほど働いてるからね)。もちろん政府は国民年金もふんだくる気はあるのだが、こっちは払うようなおめでたい貧乏人なんかいないからまだ残った金で米が買えるだけだ。さらには消費税値上げだと? 政府は200万円の消費家計から、さらに4万円ふんだくったる、といってるわけだ。なにが福祉国家だ。大沢真理はまともな学者ですが、こんな事実さえ知らない評論家は山のようにいる。「それで、なにを拡充してくれるって? 賭けてもいいが貧乏な俺の暮らしは楽になんかなりゃしない」。ご明察。
んだけれども、だから「福祉などない」、といってしまうのが評論家です。
実は「福祉」なる状態があるから、別の評論家は「福祉国家」だの「福祉の拡充」だのとしゃべれることを忘れてはいけない。
なんのことだ、って、「高齢者福祉」なる福祉です。しかも波及効果がある。この40年来、次第に増える権力者層・金持層の老人化を基盤として、日本の障害者福祉は支えられてきたのです。
それらは決して貧乏人あての福祉ではない。貧乏人の福祉は戦後安定後60年、何一つ変わってやしない。相対的に悪くなってさえいる。(もっとも後進国を踏み台に国家全体が「豊か」になってきてるから絶対的には上がってるけどね)
が、高齢者と障害者の処遇は確実に変わっている。これは押さえておかなければならない。
ちょうど「売るもの」がなくなった腐朽期資本主義におあつらえ向きの産業予備軍のセット先として、「介護保険」なる新たな収奪システムも生まれた、というわけです。福祉労働者に福祉を与えよ!
かくして、「福祉の拡充」とは、実は貧困線以下の貧乏な人間あての政策ではない。それは、増え続ける貧困線上の人間にあまり不満を言われては困るからどの辺が落としどころなのかを探り続ける資本主義者の営為のことなのです。「保育師に1万円与えよ」。
福祉国家だ? マルクス経済学教授が聞いて呆れる。ドアホ。 あ、某日本共産党の元政策委員長も、のたまってることは教えましたよね。
以上、本日のためになるブログでした。
早いね、終わりが。頭脳は空いてるんだけどなにかと気苦労で。ともかく繊細だから。
感想はあれど、役に立つほど深められない。
ま、それもなんなので、役に立たないことも。
その1 雪の夜、夜中起きましたらいつもの米軍機が飛行する音が。この夜中に飛行機のちっこい車輪で横田基地と航空母艦の雪を掻き分けるんじゃ大変を通り越してると思いましたら、横田基地というのはどんな天候でも稼動可能みたいですね。旅客機も成田が大雪でダメでも横田基地へは降りられる、という。どんな経営でも維持に経費をかける気になるかどうかで成否が決まる。ご苦労なことですが、米軍は人件費ケチってない、ということですね。
その2 昨日のネットニュース。炎と煙が充満する民家に2回突入し、老夫婦を助け出した会社員六車信哉さん(20)に感謝状 「怖かったが体が勝手に反応した。絶対に見捨てるわけにいかないと思った」(神戸新聞他)えらいねえ。私ならまず、どこが火事だろうが反応しないし。でも子供が目に入ったら反応するかな。
その3 昨日の朝日新聞に小熊英二が以下の事態を紹介していました。
「福祉の充実が、貧しい人に支持されていない。嘘(うそ)のようだが本当の話だ。 福祉の専門家である大沢真理・宮本太郎・武川正吾が座談会を行った」(朝日デジタル)
小熊はただの評論家で嫌いだけれど、ともかくテーマを提出することだけをいえば有意義です。
ともかくそういうことで福祉専門家諸氏によると「貧しい人々」は「なにが福祉だ、そんなどうでもいいことをいってないで税金を安くしろ」というんだそうな。そりゃそうだ。
というわけで、そこらの自称マルクス経済学教授の方々を含めて、ご確認いただきたいものです。「福祉だとかいったって、貧乏人には何もしてくれやしない」のが現実なのです。そればかりか政府は貧乏人からどんどんむしり取っていく。
生保があるだろ、って受けられるのは母子家庭と障害者と年寄りだけさ。そんなもの100年前からそうです。税金とられないだろ、って、国保料の高さといったら! どんな貧乏人からだってふんだくる。しかも、年々どんどん高くなってゆく。その行き先は病院経営者と薬会社と町医者と歯科医だ(=診療報酬といいます。病院勤務の医者にもいきますが、彼らは死ぬほど働いてるからね)。もちろん政府は国民年金もふんだくる気はあるのだが、こっちは払うようなおめでたい貧乏人なんかいないからまだ残った金で米が買えるだけだ。さらには消費税値上げだと? 政府は200万円の消費家計から、さらに4万円ふんだくったる、といってるわけだ。なにが福祉国家だ。大沢真理はまともな学者ですが、こんな事実さえ知らない評論家は山のようにいる。「それで、なにを拡充してくれるって? 賭けてもいいが貧乏な俺の暮らしは楽になんかなりゃしない」。ご明察。
んだけれども、だから「福祉などない」、といってしまうのが評論家です。
実は「福祉」なる状態があるから、別の評論家は「福祉国家」だの「福祉の拡充」だのとしゃべれることを忘れてはいけない。
なんのことだ、って、「高齢者福祉」なる福祉です。しかも波及効果がある。この40年来、次第に増える権力者層・金持層の老人化を基盤として、日本の障害者福祉は支えられてきたのです。
それらは決して貧乏人あての福祉ではない。貧乏人の福祉は戦後安定後60年、何一つ変わってやしない。相対的に悪くなってさえいる。(もっとも後進国を踏み台に国家全体が「豊か」になってきてるから絶対的には上がってるけどね)
が、高齢者と障害者の処遇は確実に変わっている。これは押さえておかなければならない。
ちょうど「売るもの」がなくなった腐朽期資本主義におあつらえ向きの産業予備軍のセット先として、「介護保険」なる新たな収奪システムも生まれた、というわけです。福祉労働者に福祉を与えよ!
かくして、「福祉の拡充」とは、実は貧困線以下の貧乏な人間あての政策ではない。それは、増え続ける貧困線上の人間にあまり不満を言われては困るからどの辺が落としどころなのかを探り続ける資本主義者の営為のことなのです。「保育師に1万円与えよ」。
福祉国家だ? マルクス経済学教授が聞いて呆れる。ドアホ。 あ、某日本共産党の元政策委員長も、のたまってることは教えましたよね。