リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

青春の歌と青春を歌う歌と青春を生きる歌

2018-10-06 13:25:42 | コーヒーブレイク
 こんにちは。先週の台風はひどかったですねえ、近くの桜の木が何本も根こそぎひっくり返ってました。とはいえ、風の強さは生まれてから最大というほどでもなく、今までなんともなかったというのも変な話ですが、災害というのはそうやって起きるんでしょうね。
 本日は、関東地方は、しけってて暑い。毎日10度近くもあがったり下がったりすると、食べるものにも困ります。

 さて、今週はまともなニュースが。「ノーベル平和賞、性暴力の被害者の治療や救済に取り組むデニス・ムクウェゲ医師(63)と、過激派組織「イスラム国」(IS)の暴力告発者でイラクの少数派ヤジディ教徒の人権活動家ナディア・ムラドさん(25)の2人に授与」(時事通信)おめでとうございます。功績の度合いの分からないその他の部門よりすっきりしてるのもよい。人間の仕事ですね。

 本日は、まいふぇいぼりっとしんぐ。
 唐突ですが、テレビで中島みゆきが、「時代」を歌っていたのだけれど、しかしなんか違うな、と思って。やはり「時代」は23歳の歌であるべきで。
 「時代」は青春の気持ちを歌う歌なんでしょうし、何歳で歌ってもいいはずだけれど、しかし歌は歌手と不可分。「時代」を好きだからといって。じゃあyoutubeにアップしている素人さんの誰の歌を聞いても良い、ということにはならないし、それは素人が玄人でも、本人でも、同じ、だろう。しかしてこれは23歳のみゆき氏が歌わなければならない、、、
 と思ったのだけれど、そこで、シャルル・アズナブールが亡くなったというニュース。
 9月中旬に日本で公演をして帰ったばっかりなのにね。見事ともいえる。
 3年ほど前ここ(「断片」カテゴリー)に数行書いたように、84歳の時の歌(youtube)でもすごい、ってところがまたすごいね。
 「世界の果てに」がよかったって朝日新聞に書いてあった気が。(知らん題だと思ったら「連れて行っておくれ」のこと。でも微妙に違うな、と思ってレコードを探したら、レコード、ない。引越しのとき捨てたか、、、信じられない断捨離、、、)。
 と、何の話題かと言うと、「世界の果てに=Emmenez-moi」若い。もっともそれに限らず、アズナブールの歌、若い。大昔、中島みゆきよりちょっと前に聞きだしたアズナブールも私の青春の歌。かつ、青春を歌った歌。なんだけれども、みゆき氏とのこの差はなんだろう、と。
 やっぱ、アズナブール、常に必死なんだと思うぞ。青春とは必死なものだ。そう思えばみゆき氏は、はっきりいって余裕ありすぎ。歌が「自分」を離れて、ただの応援歌。それじゃあ谷川俊太郎や岡井隆と同じ。歌職人。問題あるなあ、、、

 というわけで、この手の話にオタク話題は合わないのでその手の方は別題で引継ぎ。
 最後に「世界の果てに」、ちょっと歌詞の一部をあげておきます。

  Emmenez-moi au bout de la terre
  Emmenez-moi au pays des merveilles
  Il me semble que la misere
  Serait moins penible au soleil

   連れて行っておくれ 地の果てに
   連れて行っておくれ 奇跡の国に
   貧しさも 光あふれる国ならば
   それほど辛くはないだろう

  Je fuirais laissant la mon passe
  Sans aucun remords
  Sans bagage et le c?ur libere
  En chantant tres fort

   逃げ出そう 過去は置き去りにして
   後悔などは微塵もない
   荷物も持たず 自由な心で
   力強く 歌いながら

     (ミスター・ビーン訳)
     https://ameblo.jp/jaimeen/entry-12106194162.html

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