リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

良い制度は簡潔を旨とする

2008-12-30 21:27:55 | その他
 暮ですね。今日はレコード大賞だというので、まるで大晦日のよう。1日得しそうです。

 さて、1年の締めくくり。今年はわたし的には気持ちが長かったんですが、でも去年の暮ってよく覚えすぎてるし。年を食うと1年が短くなるっていいますが、覚えてると短いっていうのなら、それはそれで良いことかもしれません。

 で、締めくくり。今年は実は1年間、厚生労働大臣舛添の言動をずっと見ていたんですよ。ヒマですね。
 いや、なかなかの人物で。欠点といえば、厚生労働行政知識がないことぐらい。でもどうにも生まれついての勉強家なんでしょう、ない時間を工面し最大限勉強して、わかんないなりに何か対応はする、これはよくやってるなあ、って感心してました。

 とゆうようなことを書くと、「そんな自民党の奴の」というヤジが飛びそうですが、あなた、左翼なら、イデオロギーなんてラーメンなら胡椒、日本ソバならとんがらし、意味なんかないことがわかんなきゃね。
 人間なんて薄っぺらなものですよ。一皮剥いたら何も残りゃあしない。昔左翼ったって今は体制の一員じゃん、ウヨクたって今はどうやって年を越そうかという派遣労働者じゃん。
 そんな中で、舛添先生、何も知らないなりに最大限頑張ってて好感を持ちました。
 
 とゆうわけで、今日の趣旨は、「全国制度がこんなじゃ、政府に権力を持たせたら、それっきりだよね」、というところで。
 今はいいですけどね、自民党独裁政権、独裁だけれども、中身は商品経済に引きづられているだけだから大臣一人じゃ何もできない。舛添センセみたいに、泥まみれになって、泥をはね散らかしておしまい。
 しかし、自前の武力権力を行使できるような社会体制であればそこで止まりはしない。厚生労働行政の中身を知っているのは官僚か在野の研究者しかいない。一般人民は、ちょっと見たってわかりゃあしない。わかんなきゃ、やりたいほうだいさ。
 私も昔、年金制度を勉強しましてね、先日の被殺害次官の頃ですけどね、こいつら頭いいなあ、と感心する一方、こんなもん人民に分かるか、これじゃ絶対ダメだ、と思ったことです。
  
 憲法には次の2条が必要です。
 
1 法は、簡潔を旨とし、経過措置なるたぶらかしは、これを排する。
2 法の簡潔さには、人民の異論は、これを認めない。

 厚生労働行政の難しさは、別に官僚の自己満足じゃないんですよ、っていったって分かりたくない奴にはわからないけどね。
 人民の過去の利益の擁護とか、人民の生活の急激な変化の回避とか、全国人民の均衡とか。要するに、既得権益に配慮すればどんなにも複雑になる。そうして結局配慮された自分=人民のクビを締めていく。何をやられても分かりゃしない。自分たちが配慮されてることさえ分からない。新聞に1行説明が載ったってそんなものは制度の1部分に過ぎない。大臣に分からないものが人民に分かるか。そこで結局、官僚も人民をバカにせざるを得ない。
 
 ただ、制度が簡潔で困るのは財務行政でね、いまだに、「不況だからみんなで節約しましょう」みたいなことをいう人民の多さ、、、  高校教師、なんとかしろよ。 まあ、そんときゃ社会主義だから、教育も変わるか。
 
 などなど。今年1年、つなげるとずいぶん量は書いた気がしますね。そこそこ、聞いたことのないこと(ばかり)だったでしょ? 本人は、書き散らかしに、言いっぱなし、これは少し不満なんですけどね。

 ともかくも、ご愛読お世話様でした。それでは、また来年。


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Y氏と暗くて深い河

2008-12-28 21:05:48 | その他
 女ちゅうもんはわからん、間に「暗くて深い河」がある。野坂昭如ですが。
 と、書いてから検索したら、能吉利人先生でした、と、書いてから検索したら、なに、能吉利人って野坂のペンネーム? ひょえーー、知らなかった。
 じゃなくて、桜井順?? もうーー。ネット情報はガセでいけない。そりゃ能の詞みたいんは慶応出のお調子もんしか書くはずないわな。いや、お客さんに関係者がいらっしゃいましたら言いませんけどね。
 
 話が進まない。
 で、ですね。女ちゅうもんはわからないもんだ、河も何本もありそうだ、と思ってたところですが、ここんとこ山本義隆先生の(物理史の)本を読んだり、読もうとは思ってなかったけど、数学の本にとつぜん文章がでてたりで(我ながら広いきょうよう。図書館はただだしね)、思ったんですが
 この先生との間にも深い河があるなあ、って。
 もちろんY氏というのは山本義隆で、題に書くと間違ってgooから寄ってこられる方がいてもやだから。
 山本義隆というのは昔、全国の全学共闘会議議長という偉い職にあった方で、「知性の叛乱」という、倫理学の教科書を表した人です。今は駿台予備校の物理の先生。
 なに、教科書になってない? そりゃ世の中、なってない倫理学者も9割ほどおるけん。

 まあ、なんでもいいんですが、なんでこんなにこの人は心が知れないんだろうって。
 男の心なんて底の知れたもんだと思ってましたが、要するに、知りたいと思うような人は、自分との差がどんどん見えてくるんでしょうねえ。一般の男なんてどうでもいいから、「あいつは、アホ」とかいっておしまいにするところを、女とか、山本義隆だと、真剣に分かろうとする、けどわかんない。
 人間と人間の間には深い河があるってことですかねえ。まあ、別に暗くもないんだけど、山本先生暗いんだよね。
 「お前があっぱらぱーなんだ」、とも、自分で思いますけどね。
 いや、その数学の本に20人ばかり載ってる他の数学教授連中は想定の範囲内なんですが、山本さん、書くスタンスがぜんぜん違うなあ、と思って。




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渡辺明ブログと大正自由主義

2008-12-21 22:25:46 | 歴史への視角
 というわけで、引き続き将棋竜王渡辺明と、読者のみなさんのお爺さん世代の自由主義の関係です。(この間面白がってネットサーフィンにずいぶん時間を使ったので、モトをとろうという感じで)

 渡辺竜王ってなんだ、みたいな話はネットで見てもらうとして、大正年間というのは大正自由主義といいまして、それなりに個人の自由が花開いた時期なのでした。
 日本は戦前だから全時代が封建的なわけではなかったのです。
 ではわからないもっと下の世代の人向けに、「ちょっと昔は、個人の自由なんてとんでもなかったんですよ」っていっておきましょうか。
 
 その大正時代の人民社会の価値といえば、中流階級向けの文学でした。一方で天皇・華族とそれにへつらう高級官僚、他方で文字の書けない下層階級(多分、相当読めたと思いますが)。その二つの間の中間層が、資本主義の商業小説文化を担った(つまり本を買ってくれ、そして買ってくれるから印刷した)中流階層なわけです。レベル的に一般論をいえば、圧倒的な下層階級を抱えて、高等小学校卒以上、まあ上位1割くらいでしょうが。それにしても全国民5千万で、男半分として2,500,000人いるわけで。ちょっと多すぎますかね。 
 とにかく、その時代の一定期間では曲りなりに、それまでの社会の圧力に対し、個人の自由を訴え続けたわけです。
 その後、純粋資本主義の発展と必然的な没落により、そんな「プチブールジョワ」の遊び事では救えない人間たち、「低賃金労働者」が増えすぎてしまい、あるいは国家社会主義、あるいは観念的社会主義に収斂されてしまった。
 
 どこが渡辺竜王かな。
 
 社会の価値観というのは、そういうふうに、情報の流布階層があって、その階層の圧力によってある程度まで立ち上がっていく。いいたいことは、文化というのは、偉い奴が作るわけではないんだ、ということですね。偉い奴らは、歴史に残す文面を作ってはいくけれど、気をつけなければならないのは、人民の文化は、それとは別の次元である。
 
 将棋なんていっちゃなんですがマイナーな話ですよ。ただの趣味。子供の頃はちょっとやったかも、みたいなのがせいぜい。
 そんな中で、渡辺くんのブログを見た人だけが、再度将棋の世界へ還っていく。(と、この竜王戦の間、そんなブログの告白をいくつも見ました)
 
 なぜ?
 そこに自由があるからです。
 2008年において、自由は、魂を売った最高峰の将棋指しではなく、家族で楽しく暮らす一般民間人のごとき、しかし最高峰に劣らぬ将棋指しにある。
 まあ、平和ってことですね。
 私は平和は好きです。
 若い人たちはどうでしょうね。このブログに来る人は分かるでしょうが、低賃金労働者が生きていくため、人間らしく暮らすためには、いくつもの場面で、魂を売る人がいなければならないことも確かなのですよね。


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アナウンス

2008-12-19 22:07:34 | その他
 きのう、帰りがけに通勤電車で人身事故の遅れがあり、東京近辺の方はご存知の「○○で人身事故が発生し、電車が遅れております。お忙しいところまことに申し訳ございません」の機械のようなアナウンスがありました。
 おとといも、ですけどね。
 といえば、4日前もそうだし。
 今日も「ホームに落ちて」とアナウンスがありましたが、これは純粋に落ちたのかな。

で、アナウンス。ほんとに機械的なのが救いです。

ふざけんなよ、人が飛び込んだんだぜ。申し訳ございませんじゃねえや。遅れたのがなんだ。飛び込むほうは死ぬほど苦しかったんだぜ。「みんなで黙祷をいたしましょう」だろ。

と思っているふう。

 電車関係の労働者は、まだ人間的だろうと思うんだよね。
 千葉動労じゃ、ちゃんと「黙祷しましょう」っていうのかな。車掌さんも加入してるかどうかは知らないけど。
 といっても、わたしも、帰りがけだったりで余裕があったからここに書くほど感じたんですけどね。
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25歳以降の人生

2008-12-19 21:45:02 | コーヒーブレイク
なんちゃ。

 本日の話題。
 ここんとこ話題にしてきました将棋の渡辺竜王が勝ち、5期連続竜王位で永世竜王の資格を得ました。
 これも、なんてね、みたいなもんで、そんなことはどうでもいい。いいところもなく3連敗でどうしようもなかったのですが、その後あれよあれよと3連勝。最終局も危うかったのですが、(私もいろいろあって中盤くらいのときにネット中継を見れまして)”あ、もうあかん。勝つには1分将棋だけ。なんとか時間をつなげ”みたいな応援をしていたところ、夜帰ったら勝ってました。うれし。

 ほんと単純なコーヒーブレイク。
 でも、40近くなるとどうしても頭が遅くなるんですよ。羽生38歳。
 だからって羽生が一番強いのには変わりありませんけどね。

 強かろうが弱かろうが、勝ったものが勝ち。

 世間の将棋ファンは、「これで満足する将棋ファンはいない。渡辺は名人以下、その他のタイトルをとらなければならない、と誰もが思ってる」なんてブログで書くんですよね。

 ずわんねんでした、不肖、自称アマ将棋2段、渡辺くんのファンの隈は、そんなことちっとも思っておりません。私の心配は24歳渡辺くんが、この敗戦(勝ったけどね)で将棋に全人生をいれこんだりして、いい奥さんやいい子供やいい友達たちをないがしろにしないかどうかです。そのためには、抽象的な作業に目の色を変えたりしちゃあいけない。なんでも一番になるには魂を売らなければならない、というのは世界中の言い伝え。タイトルがなんだね。一番いいのを一つ持ってりゃいいさ。
 25歳以降の人生をどう自律させていくか、で人間決まりますからね。

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NHKのPR

2008-12-15 21:20:52 | 歴史への視角
さきほど、NHKで派遣労働者の特集をやってまして、番組冒頭、すごくシンプルに問題の原因を解説してました。
「ごらんください、このグラフを。派遣労働者数のグラフです。1980年からずっと伸びているのが分かります。つまり、低賃金の労働者数がこれだけ伸びてきた、ということです」

おおお、シンプル。
誰に反論ができるんだ。(ちょっと意訳。でも1分半の説明で見事でした。短か過ぎてほとんどの人にはわかんなかったでしょうけど)
派遣が増えれば低賃金労働者が増える。貧乏人が増える。首になれば正月を越せない人間が増える。そういうことですよ。当たり前。

で、何で増えたか。
1986年、労働者派遣法ができたからだ。
法律を甘く見たらあかんぜよ。法律は武力権力が認めた制度なんだから。子供が100万集まったくらいじゃ変えられんのよ。

でよ、誰だ、賛成したやつ。改定(更なる改悪)も何度かあったってよ。賛成したのだあれ??
責任者でてこい。(自民党以外にいるんだから話になんねえ。今だって同じ事が起きれば賛成するに違いない元左翼たち)

いえ、本題は、「へえ。ここんとこNHKやるな」、ってことで。
他チャンネルはお笑いばかり。視聴料払ってやろうか、という気になります。
昔は違ったんだよ。われわれ、レールから外れた中学生の見るものは、まずはTBS、ついで朝日放送。NHKなんざ、なにもわれわれ的なものは放送してくれなかった。

とゆうことは、私も、もうレールの上まっしぐらなのかな。
ほんとは落ちても痛くない年なのにね。扶養家族もいないも同然だし。




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失業者をなくす施策とは?

2008-12-14 22:02:41 | 賃金・価値・権力
<まずお詫び>
 どうも一昨日は失礼しました。
 ブログ記事を書いててどうしても「リンク」が必要だったので、操作はこんなもんでいいかな、でも載っかって見ないとわかんないな。えい、投稿しちゃえ、
 と思ったら失敗作が投稿されて、あわてて削除したんですが時遅く、gooで新規記事に載っかったみたいで、いらした方はからっぽの記事をご覧になるという。

 で、その記事はボツにしましたが、昨日今日やる気がなく。
 ちょっと時間つぶしで。

<失業者をなくす施策とは>
もうほとんど生き残っていない社会主義者は「社会主義社会にすればいいんだ」というんでしょうが、で、具体的に明日はどうすんの? と、いわれると分からない。
30年前の共産党なら計画経済のプログラムを持ってたでしょうけどね、今はルールある資本主義とか言ってるそうなんで、どうすんですかね。

この前、ちょっと名前を出した小林良彰という人が、きれいにまとめてくれてるんで、その紹介。

1 上場企業の株を国家に提出させる
2 個人の持ち株を国債と交換し国のものにする
3 外資を国債と交換していただく

んですって。
こうゆうシンプルなのが好きだなあ。
いや、本人の案はもうちょっと詳しいですけどね。

要するに、失業など働き口さえあれば問題はないんです。しかし、資本主義では儲かんないから、という名目で働かせない。そこで「そうじゃない、お前らが安売り競争するからいけない」、といって資本家がガメている儲けの形となった労働を吐き出させさえすればよろしい。
あとは労働者はワークシェアで短時間労働をする。企業は、純粋生産資本部分のみ国家財政に頼り生産を続ける。

「外資を国家が買い取る」というのも秀逸じゃないですか。ほっとくとどうしたって外国が口を出しますからね。ふつうの社会主義者ですと、「そんなもん国家が取り上げればいい」となるのに、買い取らせていただくというところがよい。

よくわからない?
うーんん、要するに社会主義革命をするってことですよね。悪いけど資本主義社会でなにやったって無駄です。
ただ、それは、暴力革命で計画経済にするとか、そんな大それた話じゃない、ということです。
シンプルなこの3施策で、資本主義企業の骨を抜く、というわけで。
十分大それてるかな。
そんなんで社会主義といえるかっていう声もありそうですしね。
  なんと言うのも勝手ですが、他に一つでもあるのかね。「具体的に」。

PS.最後の行は、他に策がない、ということではなく、そんなケチをつける奴らに限って策ななんて持っていない、という意味です。私だって、策は書きましたさ。「光と影とネズミの王様」。それぞれに欠点はある、状況の一致不一致はある。そんなことは自分の力で考えたことがあればわかる、が、受け売りの人間にはわかりはしない、ということでもあります。




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お調子者

2008-12-11 22:29:44 | コーヒーブレイク
 人間、興奮すると頭も早く動くものです。早く動くとは神経組織が活発になることなので、運動作業や記憶をつなげることなどには大変よろしい。興奮するとは、喜ぶとか怒るとか、そんなときですね。

 もっとも頭は早く動けばいいというものではなくて、喜ばしいときなどは、その喜びの先にある将来状況イメージが頭のほとんどを占めてしまいます。そうすると、それ以上の神経継策作業は中断。仮に間違っても気づくことができません。必然的に、結果はペケ。

 こうゆうのをお調子者と呼びます。世の中この種の人間がおりまして、ほんとは多分人間の1割くらいなのかなあ。私がそうなので世の中全員ではないかと思われよくわかりません。

 私の場合、「タスクができたといっても間違えてるから信用するな」と周りに触れ回って、誰も信じないようにしてもらってます。できたできたと喜んでそのうち白けてくると見直し、誤りを2,3個発見しますので、そこで周りもようやく「できたな」と思う。

 で、竜王戦第6局。ひいきの渡辺竜王が羽生を負かしまして3連敗後の3連勝。7番勝負なので何日か後の第7局で勝ったほうが次回竜王です。私の予想に反して健闘する渡辺君。羽生も頭がおじさん化してきたような。
 でも、私が渡辺君ならもう喜んで勝った気になって、それでアウトだなあ、って話で。
 勝負事は、試験でもなんでも、精神の問題ですよ。舞い上がれば頭は早く動くけど、それではまっすぐ進めばいいときしか勝てない。

  がんばってね。


      (このくずトラックバックどうしようかなあー 普通のがもっとたくさんあれば、速攻消シなんですが ↓)
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歴史における宗教(その3)

2008-12-07 21:55:49 | 歴史への視角
ん? その3?
 前回の続きです。

 てなわけで、イスラムテロリスト。
 日本じゃ97%の人間が毛嫌いするイスラム教。
 以下は、予言です。ぜんぜん知りませんが、理論上そうだ、ってことです。

 およそ近代資本主義国家、って欧米のことですが、は、自分の都合のいい国にはキリスト教宣教師を尖兵として送り込み、自国の資本主義経済に取り込んでいきました。その他の不要の地域には、商品経済とともにイスラム教が入り込んでいきます。
 この近代資本主義に不要だったイスラム地域、あるいは若干のヒンズー教地域に、資本主義の底辺経済を担うように要請が飛びます。かくて発生するのが、買い叩き、不要に転じた産業引き上げ、それに伴う廃業首切り。日本の今の派遣首切り、前からのパート首切りの常態化ですね。
 石油なんて、資本主義の最基層ですが、おかげさまで村が廃墟と化したところもあるんですよ。私は知りませんけどね。もちろん儲けてるやつはいる。昔から支配とはそんなもの。黒人奴隷なんて8割は、土地の黒人王が売り払って儲けたんですよ。いや、7割か6割か、それは知りませんけどね。
 世の中、こんな予想もわからずに、世界プロレタリア革命万歳みたいな奴がいる。
 世界革命は万歳でいいけれど、じゃあ誰がどんな戦いを現象させるんだ、って。
 
 プロレタリア?? そんな綺麗ごとじゃなくて、世界というのは、支配的な生産様式が資本主義である限り、最底辺はルンペンプロレタリアートなのです。あるいは、ヤクザや同情的インテリなんです。
 宗教は、政治と同様に、人々に幸せを約束する外見でのみ、布教される。権力者が主導しようと、奴隷達の間で親方に隠れて祈りを続けようと。
 それが話題のイスラム教です。 
 不幸せの極致ですね。昔から民衆が不幸せだったのと同様。テロリズムでしか生きようがない。誰が好きで他人を殺して自分も死ぬか。
  
 だからといってどうなるものではない、しかし、生産関係から離れて見ることのできる人間が、本当のことを認識して他人に告げない限り、誰も知らないまま次の一歩は間違った方向に進むことになるのです。日本人も、というか富裕国日本人だからこそ、見ていく必要がある。
 20年後ですけどね。
 わたしゃいないし。

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Voyant,あるいは前衛(その2)

2008-12-07 21:48:48 | 歴史への視角
 前回の続きです。

 こうした規範の崩壊による弱いものいじめの台頭は、結局のところ、弱いものイジメへの志向の集中、早い話、ナチスドイツを現象させる傾向へ働きます。強いものを、自民党や資本家を、倒そうなんて方へは動きません。もっと手前の人間を潰す。台頭しかけた民主共産党とかね。もちろん、20年後の話ですが。
 そんな日本人政党よりも弱いもの、それが、低開発国、あるいは日本国内移民。
 国を動かすのは生理性が先ですので、みんなが食えている間は、陰湿な差別行動にすぎません。
 (が、ここだけの話、わたしはそれだけで反吐がでるんで)
 しかし、資本主義は、低開発国が「発展」する限りにおいて、必ず没落する。
 あるいは、それを切り捨てずにはおかない。
 それが窮乏化法則です。

 で、どうする? そこには、誰か、未来を告げる人間が必要です。
 誰にも褒められない人間、わずかの移民にのみ評価されるかもしれない幻想で、日々を暮らせる人間が要る。これは仕方がない。偉そうでも誰かがやらなければならないのに、誰もやらないはずの仕事です。
 労働者だからできる、なんてことではない。プロレタリアート? なんの世迷言だ。本当のことは、いやなことでもそうだと抑えるしかない。20年後ですけどね。


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Voyant,あるいは前衛(その1)

2008-12-07 21:47:33 | 歴史への視角
 今日の題は、弱いものいじめです。

 ん、そんな題か?
 といわれるとそうでもなくて、
 Voyantというのは「見る人」、ランボーのテーマです。預言者なんて訳してあったりすんのはいかがなものか。「見えないものが見える人」でしょうね。


 さて、ここんところ気になっている弱いものイジメ。

 弱いものなんかいじめてないよ、とこのブログの読者の人たちは言うでしょうが、
 高級官僚イジメに、ここんとこは大麻吸い者イジメ。裁判員? オッケーさ。悪いやつは罰を受けて当然。おれが裁いちゃるぜ。
 何かといえば、ブログ炎上。わたしんとこは炎上されないのはいいことか悪いことか。

 まあそういうことではなくて、シンプルにいってしまうと、人は弱いものイジメが好き。ほっといたらいくらでもする。
 違う? ここに来る人は例外が多そうだからねえ。
 では、人の9割は弱いものイジメが好き、ってことで。

 お客さんがなんと言おうと、日本の社会はそんなものさあ。
 日本では、共同的な規範が確立されている一方で、孤独の淋しさも悲しさも分からない。分かれば、一人だけの生き方を確立せざるを得ないってことですけどね。
 かくて、個人の生き方も確立させないまま、共同的な規範の緩まるところでは、したい放題に優越的自由を振るう、ということです。
 気になるなあ、弱いものがたかだか権力者や犯罪人である間は罪は軽いけどねえ、でも権力者も犯罪人も生きているんだよ、って、アナーキストで死刑論者の言い分か、と思われるでしょうか。

 いってるでしょ。食わなきゃこちらが死んでしまうにしても、喜んで1歳にもならない子豚を殺しちゃいけない。もちろんそんな牧畜業者はいない。みんな感情をなんとか殺して仕事をしている。しかし、そんなその他民間人がいるんじゃないか、ってことです。

 いやね、わたしも心が狭いから、権力者や犯罪者ならいいや、でも被支配者がもっと弱者だったらどうするの? ということでもあります。
 たとえば、日本国内黒人、21世紀以降、日本の共同体規範崩壊後に入ってきたアジア人ですね。(これも朝鮮人の既問題があるので、微妙な言い方ですけど。)
 なんとか朝鮮系・フィリピン系等の人たちの問題は、団塊の世代に続く世代が収めつつある。でも、またそんな日が、改めて来るだろうな、と思います。


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剣道初心者的疑問

2008-12-07 10:36:21 | コーヒーブレイク
 前回の続きです。
 コーヒーブレイクに「続き」も変だし、テーマもこのブログのいつものお客さんとは関係のなさそうではありますが、前回、ぺろっとしゃべったもので、少し豊富化して。

 剣道って勝敗ってないんですよ、知ってました?
 私なんか知らなかったですが。
 剣道は運動なんで、練習で体を鍛錬できればいいんです。
 ときどき試合をやってますが、あれはスパイス。寒稽古とかゆうでしょ? あれが本体。

 試合で勝つから強いとか、そんなことはない。
 試合のことを言えば、初心者がいて、初級者がいる。まあここまでは弱い。初級者って高校剣道3段くらいの人ですが。
 でも中級者、って大学剣道2段以上の人、は、上級者と大して変わらない。
 上級者にもなればって、大学剣道3段以上、これはほとんどみんな一緒。
 現代の剣聖だのなんだのって、そりゃ剣道やれば勝つでしょうけどね。剣術からみれば一緒。
 まあ、理屈ですよ。私なんか初心者ですし。
 でも理屈を破りたいなら、現代の剣聖の人と円覚寺に1年通った3段くらいの人(負け癖がついてる人は勝てない)で、電気信号つきの刀で試合をして欲しいものです。
 ルールは、どこだろうが切られたら負け。
 
 おかしいんだよね、胸突いちゃいけないとか竹刀ぶったたいちゃいけないとか前かがみで撃っても点にならないとか。あるわけないしょ。
 でもいいの。要するに剣道は運動だから。ほんと、そう思うと夢のない。
 昔はよかったなあ、千葉とか川添とか。でもあこがれの上段も、胸突きに破れるなんて。
 ほんと不思議でした。剣道って、なに? 答えは「運動。なんだと思った?」 
 なんで本物の剣聖になることじゃないんだ。ほんとは、憧れを砕かれて単純に怒ってるだけなんですけどね。
 
 今、信じそうなのは、太極拳のたぐい。あれが結局一番強そう。空手なんかじゃなくてね。


(注:「円覚寺」って座禅組むとこのことです)
 

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「第5局」

2008-12-05 22:34:16 | コーヒーブレイク
「美術館から出ると、空は灰色に染まり、雲はせわしなく流れていた。

これから激しい雨が降るのだろうか」


って、変?
変しょ。ひいきの渡辺竜王の奥さんのブログからそのまんま。(これで全文)
  ひいきは、両方にかかってます。
渡辺くん、なんとか1勝返して、3勝1敗、でも、後はない。
でも、 ホ。 また勝ちました。
  このへん、難しくてね。将棋は強いほうが勝つものでもない。1瞬1瞬のことだから。今回は順当な勝ちです。自分に合った形(戦形)へ持っていけば、あとは若さの勝ち。
 でも持っていかせたのも羽生(対戦相手)の余裕。
 渡辺くんも遊んでいては勝てないんだけど、でも遊んでても勝てる範囲のことがある。
 気合だね。ほんとよかった。とりあえずタイトル負けても形ができて。
 
 なによりも彼氏の奥さんが、今回は、心配してて、、、

 とゆうわけでこのブログ、皆さんが何かしら、初めて読むことを書き留めるようにしてるんですが、今回は? そんな夫婦が頑張ってるってことを告げられればいいや、って気がします。てゆうか、奥さんのブログ見て書きたくなっただけ。
 勝負って、強いから勝つわけでもないし、頑張ってるから勝つわけでもないんですよ、本来 (羽生のほうが頑張ってるし)。勝負は相打ち。そこからの1線は、どちらが腰を引かすか、です。

 おお、結局、初めて読ませることを書いてしまった。勝負は相打ち。
 剣術ではね。


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