リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

悪口のリハビリ

2020-04-25 10:48:22 | 断片
 こんにちは。5月も近く窓の外ツバメがバシャバシャと飛び交っております。速い速い。あれで虫捕まえてるのかねえ、すごい能力。昨日一昨日、カゲロウだかカワケラだかがかなり飛んでましたが、全部食べられちゃったでしょう。
 
 さて、医療関係者の皆様、介護関係者の皆様、日用品製造販売従事の皆様、運輸関連の皆様、毎日どうもありがとうございます。みんな皆様のおかげです。深く感謝申し上げます。
 
 先週と同じ? わずかに変えたけど。
 自分のストレス調整のためニュースは深く読まないようにして善後策も考えないので、せめて感謝の気持ちだけ。
 
 薬を飲んでニュースは考えない生活の結果、ようやく調子を取り戻しました。加味帰脾湯、効く気がする。漢方薬なので1ヶ月も飲まないといけない。まあこちらも不安なのでいいんだけど、若干お酒が不味い。
 西洋薬だとトラベルミンの抗ヒスタミン剤に血管拡張剤を混ぜたようなものかしら、
風邪薬(=エスタックイブ)飲めてたら(フランスが「やめろ危険」といった)、こんな目には会わなかったかもしれないね。
 というわけで一般化すると漢方薬って、60歳代では次第に効いて、1週間でよく効いて、まで分かりました。さてその後、体の機能と一体化するかどうか。
 
 世間では戸越銀座商店街(東京品川区)、自粛で閉じちゃったねえ、テレビのせいだよね、勤労者の皆さまは知らないだろうけど、連日繁栄ぶりを放送しやがって。ちゃんと補償しろよ、この野郎。
 (というように、わたしの病気よくなりました)
 テレビだのネットだの、いつも仕事や通勤でストレスを発散している中年男が、自粛自粛、少しの我慢とか言ってるのを聞いてもちゃんちゃらおかしいだけだね。言っていいのは、言に今奮闘されている現役の医者・看護師(代表として)だけだよ。

 というわけで、このたび呆れたのは、政府対応、ここまで無責任に人民におまかせするとは思わなかった、てめえらでは何一つやりゃしねえ。お人好しには分からない世界だ。おかげで医者用用品などいまだに不足。毎日、「切実だ」「もう駄目だ」、とかいわれりゃ聞いてる人民は病気にもなるさ。
 そんでゴミだらけのマスクだって? 首相が勝手に決めて日本はいつから大統領制になったんだよ。(10年前からだけど。) きちんと天皇をクビにしてからなれ。
 
 ついでに情けないのが共産党。
 未来は福祉国家だ、社会主義とは福祉主義だ、などと触れ回るから、自分たち自身も本気にして何の制度変更も提起できやしない。できるのは豊かな日本の財政からカネを回せというだけ。そんな配分主義で資本主義が変わると思ったら大間違いだ、とわざわざ共産主義政党にイロハのイの字のお小言を垂れなければならないとは。
 
 とまあ、悪口を言うだけならストレスはたまらない。
 
 非勤労者世界では私以外にもストレス病が流行っているようで、なんか同病を聞くと勇気が出ます。
 家人のSNSでは「さくら」(森山)が自粛陣中見舞いに飛んできてました。いい歌だけど対象がわからない。「さらば友よまた この場所で会おう さくら舞い散る道の上で」って高校生の歌かね。中学生にしては思いが高級。高校も私の頃は半分以上浪人だったから、そんな明るく振舞えないしね。イヤミじゃん。世間がそうだったんだよ。大学の専攻なんか、9人中、現役は2人だったよ。今は浪人は2割だって。昔より豊かなくせにね。8割占めるとまあ少数派を無視しても許されるかな。
 
 と、明るい18歳に思いを寄せて気分直し。
 ほんと精神が華奢にできていて。退職してからよくわかった、のか、年齢で弱くなったのか。
 福祉的なお世話は華奢なので無理ですが、華奢でもできる世の中に役に立つ仕事があればやりますよ。メールでもコメントにでもください。
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自粛ウツ?

2020-04-18 10:05:27 | 断片
 こんにちは。昨日外歩いてたらハナミズキが満開。藤の花もそこそこ膨らんでました。が、今日は春の嵐だって。好きじゃない。
 
 さて、医療関係者の方々、介護関係者の方々、日用品製造販売従事の方々、運輸関連の方々、毎日どうもありがとうございます。みんな皆様のおかげです。深く感謝申し上げます。
 
 わたしも正規現役の頃ならなんとかやれたと思うのですが、それからもう幾歳月(そんなでもない)。ぼろぼろであることに気づかされました。
 ストレス性発熱と自分で決めたものがずっと引かず、動悸、目まい、寒気。周囲の関係もあるので仕方なしに医者に行ったら若者の医者が「こんな症状の感染症はない」って。なにしろ37度ないし。そんなもん誤差だと。
 若人は理屈が勝負だからね。私も若い頃そうだったな。
 
 というわけで加味帰脾湯という漢方薬をくれました。
 「虚弱体質で心身が疲れ、血色が悪い人の、貧血、不眠症、精神不安などの改善に用いられる。寝汗、微熱、熱感などがある場合に向く」のだそうな。
 一昨日から飲んで、動悸目まいは少しになりました。寒気もそんなに出ない代わりに足先が熱いな。そういう薬のもよう、ということは、本物の薬ではあるんだ、と。人間、歯磨きの粉でも病気が治るというから。歯磨き粉って知ってる? 「粉」なのだよ。そう思って検索したらまだ売ってんだね。小学校低学年のとき使った覚えが。
 どうでもいいや。
 で、熱は相変わらずだけど、いつか引くかも。37度なくたって、年寄りには熱だから気分は悪いし。
 
 医者が言うには「ニュース? そんなもの見るな」と。まあおっしゃるとおりで。
 で、今日はこれだけ。
 緊張するので、これ書くのでもそこそこエネルギーを使います。
 ほんと、若人はいいねえ。
 
 
 (注)ストレス性の発熱は、不安な人間が次の瞬間に何が起こってもいいように、自分で体温を高めておく結果だそうです。炎症による発熱ではないので、解熱剤は効かないんだそうで。まあ理屈ですね。
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助け合い

2020-04-11 09:20:19 | 断片
 こんにちは。いよいよ本格的に外出自粛。みなさまお変わりありませんか? お変わりあってもどうしようもありませんが、知り合いの方同士、なんとか助け合って乗り切りましょう。
 お前らしくない積極的な発言? まあいつも愚痴と悪口で過ごしているわけではありません。
 そもそも私なんざストレス性熱発で、って自分で決めてるだけですが、長い微熱にめまいまで起こしがちで、なんとか元気を出したいところ、愚痴なんかいってる余裕はありません、て、グチ。こういうときは漫画がいいんですが、当市の図書館にはなくて。今日から閉店だし。買い物以外外出ないから、救いは夜の森田さんの天気予報くらい。いいねえ、ああいうキャラは。何がコロナか、みたいなもんで。
 ご存知のように私など繊細だから、、、誰一人ご存知じゃないか。
 それでは隈の世間知コーナー、案外人というものは繊細で、どんな図太そうに見える人間でも実は繊細なのです。ただし、繊細にも種類があって、決定するに及んでくよくよする繊細と、あれこれの周辺を読んで頭脳を働かせて決定する繊細と、そしてわたしのように、自分は関係ないことを何もできずに悩む繊細。と偉大なる近代知性の方法によって分析してみれば、繊細が問題なのではなくて、ストレスは次の行為に及べないことで生ずることが分かります。ここで、じゃあ自立独立的に決定できる人はよいうのか、というとそうでもなく、行動の方途がない場合は彼や彼女も胃潰瘍になる、というわけです。若人のあなた、人間観察中の疑問が少し解けたのでは?
 まあどうでもいいや。

 ニュース、
 アベのマスク配布代466億だってよ。論外だね。
 
 各国の基本食料の輸出規制はじまる。ロシア、セルビア、ベトナム、カザフスタン(日本農業新聞)(記事、コピーができない)
 ほら、2020-02-22に言ったとおり、まずは自国の食料だよ。カネをくれても売らない、だと。浅川芳裕『農業経営者』副編集長の言が聞きたいよ(2019-10-19記事)。
 しかし、この頃のブログは長いね。
 
 さて、本日の役に立つブログ。
 「肉を柔らかくする玉ネギの落とし穴」。こうしたブログの性格を誤解させる題は、表には出せません。
 題はどうでも、昨今は歯科医に行くと「肉食うと前歯が割れるぜ」とか言われて。内部にヒビが入っている模様。べつに虫歯とか歯槽膿漏とかは問題にならないのですが、奥歯の詰め物が取れやすくて歯医者へ。堅いもの噛んでも取れるし。というわけでなるべく肉を柔らかくするのに玉ネギの汁に漬けてその酵素を使う、というのがあります。どうもこれは有効で、このまえ薄めのトンカツ肉でショウガ焼きにしたところ、そこそこ柔らかくなりました。
 なので、酢豚でも柔らかくなるだろうと漬けたら大失敗。
 肉のアジ南下し養い。(最近のIMEいつもこうだよ)いやさ、肉の味なんかしやしない。
 玉ネギで「臭み」が取れる、って、肉が嫌いな人はどうぞ。ともかく味ないから、ショウガや砂糖で味が付けられるもの以外はお止めになったほうがよいです。
 
 というわけで、今日も微熱。疲れがたまってきたようですので短めで失礼。
 
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歴史における庶民の意識(久しぶり)

2020-04-04 11:00:02 | 歴史への視角
 こんにちは。今日はいい天気なので少し明るい。ほんとにコロナコロナで気が滅入る。どんどん画面の入力文字も見えないし。ぐちブログになってしまう。
 とはいえ、春、久しぶりの休日天気で、気晴らしの花見にはいい日和。いつもいいますが、多少葉っぱが出たほうが春らしいし、散る花びらもきれい。歩ける範囲でまだ間に合う桜を探すのも一興かと。
 
 こんな春らしい写真ニュースもあるよ。
「北海道恵庭市にある農業と環境のテーマパーク「えこりん村」で、羊の出産がピークを迎えている」「2日時点で約400匹が誕生。さらに60匹ほどが今月下旬までに生まれる見込みだ。柔らかい毛に覆われた子羊たちは、母羊を追いかけて乳を飲んだり干し草に寝転がったり。獣舎内でもかわいらしい鳴き声が響き渡っている。」(読売新聞)
 なんて楽しそうな子羊と、なんて誇らしげなお母さん。幸あれ、ねえ。ほんとは幸ないともいえるけど、でも、たとえ短くともねえ。
 暗いか。
 
 暗いついで。
「一般的に使われる使い捨てのマスクをすると、ウイルスはマスクの外に出なかったとする実験結果を香港大学などのグループが発表」「空気中を漂うような飛まつの中からも、ウイルスが検出されなかった」(NHK)
 なにをこの期に及んで。今まで「マスクは大きな飛沫だけ防ぐから、ないよりマシ」とか言ってた医者たちは、あれは何? いやもう長年知らされてます。医者の口はみんな受け売り。聞いて意味があるのは彼や彼女の「経験」だけ。科学のかの字もありゃしない。
 もちろん、こんなニュースだって眉唾だけどね。
 で、アメリカ国民もマスクをつけるって。巨大な買占めがさらにいっそう。もうカネのない国はおしまいだね。食料自給率以外に「マスク自給率」もカウントするようにしないとね。
 
 日本じゃアベがマスク配るってったらさんざんな評価のもよう。まあ総額200億円プラス配達料50億円、プラスその他人件費等、つったら、1軒200万で1万5千世帯分ほどにもなろうから、悪口もしょうがないね。
 ただ、じいさんが子や孫にマスク配りたがるのであればそれはそれでモラリスト的にはいい気持ちもするんだけどねえ、もちろん私費でね。税金は爺いの持ち物ではないぞ。でも気持ちはそんな気持ちだろうねえ、囁いた官僚も家では買いたいけど買えないんだろ。

 志村けん氏がなくなった件。志村氏、私はコント以外は知りませんが、あまりいい思いもないところ、みなさんが弔辞的に褒めてらっしゃる。まあ喜劇界じゃあ権力者だろうから、と思っておりましたが、ふと反省するに、やっぱり頑張った偉い人だったんだろうねえ、と考えを変えました。不肖モラハラシスト隈は、50年前彼がテレビに出た瞬間から見ておりますので、彼の必死さというのは痛々しく焼きついている、なのに、それであの笑いかよ、ウソツキにもほどがある、との思いが続いておりました。
 ところが彼的には生涯必死さを続けたようです。それで生涯を遂げれば、それは人は帽子を脱がなくてはならない。偉い人だったのだろう。「冬の蝉」(さだ)かね。
 私が帽子を二重に脱いでいる田崎真也氏に似てるしね。顔が。

 さて、コロナの間を縫うように話題を見つけて本題。
 このコロナ騒動を佐伯啓思が朝日新聞で ”こんな余裕のない社会じゃだめだ、市場主義や効率主義はどうしようもない” といっておりました。市場主義? 悪いのが資本主義本体っていえないところが小者だけどね。佐伯って、経済学者で自称真正の「保守主義者」ね。しかし、「市場でやりとりする」からじゃないだろ、資本家も労働者も資本によって行動を制約されているからだろ。それは市場主義ではなく資本主義本体だ。経済学やっててそんなの知らねえとはゆわせない。単におれはアカじゃないぞと表現しているだけだ。 
 は、いいとして、余裕問題。「昔だって資本主義だぞ、なんで余裕があったのだ? それは「市場主義と効率主義や過剰な情報文化」がなかったせいではないのか」てな非難。
 はい、違います。それは後進日本の賞賛と優越のせい。ということは権力の源泉のせい。
 実際私の知ってる50年前は、公務員はおろか、大企業でも中小企業でも、余裕というのはあったのですよ。もちろんこれら3者で現象形態は違うけれど。
 公務員:幹部の俺はお山の大将、だけど金じゃなくて国や地方のために身を粉にして仕事をする、お前らも俺を見習え。やるときにそうやれば、後の時間はどうでもいい。
 大会社:みんながんばってやってくれれば生活は保障する。幹部も平もそれは一緒。待遇も一緒だし、仲良くやろうぜ。
 中小零細企業:よしわかった、おれが親だからな。大企業と比べたら待遇は悪いかもしれないが、しかし俺だって親だ、俺の責任で決してわるいようにはしないぞ。
 こんなこと本に書いてないしょ。どうですか社会学者のだんな、わたしゃ自称労働社会学徒だけどそんな論文読んだことないぞ、もちろん「温情主義」「家族主義」っちゅうのはあるけどね。しかし、その本体は別に温情ではない。「親」といっても「家族」から導出される主義でもない。その本体は生産共同体の長が取るべき態度であり、価値基準であり、従って、賞賛と優越の問題なのだ。
 ま、これも戦前から50年前までで、今じゃ違うからいいんだけど。
 ともかく、この論理が生活の隅々に蔓延したところでは、もう死ぬほど働かせる理論はない。いわく、余裕。悪の代表、トヨタは別として。
 で、この3様は順番なのだけれど、これには欠けたものがある。農民です。農民は別か? いや農民こそが余裕の本体。
 公務員の上に「地主」が来る。というのがわかんないと、あなたが社会科学徒ならいまいちだぜ。後進日本で一番偉いのは地主。貴族院の構成は? 大地主の財産を引き継いだ地域支配者である華族等と、地主が送り込んだ帝大出の官僚と地主そのもの。すべてが、地主(財閥資本家もいますが)。
 地主ってそもそも働く? いいや働かない。地主は結果として支配のシステムを全うすればそれでよい。
 ここで、権力者地主が労働管理者の尻を引っぱたくという構造はゼロなのです。
 もちろん労働管理者は資本主義の論理で働くし、労働者は更に別の資本主義の論理で働く。にもかかわらず、資本主義は同じ基準において、余裕を持てる、のです。地主と一緒に正月を祝い盆を祝い、親が死ねばそれは大変だ、ゆっくり休めと休みも「くれる」、子供が病気「で妻も寝てたら」わかったよ、後は社長の俺に任せろ」ということになる。「ことになる」のは恣意だけれども、要するにそれが可能な体制を企業体も常に常態で持つのです。もちろん公務員なら監査もその通り行われるし、議員の監視も同等です。この権力的公務員に大企業は合わせるので、問題は必死についていこうとする中小零細企業だけ。現実としてしわ寄せの来る中小零細に相当な格差が生じた、というわけです、過去ね。しかし、農民の権力上の衰退と資本主義の全般的危機による世界競争の激化は、資本主義に論理上本来の効率本位主義をもたらした、というわけです。
 実証で示せ?
 お暇な方がどうぞ。実証はそれに身を投じた方がやるべきで、やらなかったのを理論家のせいにしないように。
 って、尻、まくってるね。
 自分に良いようにばかり書いてる? モラハラだからね。しかし、そうだからこそ、それぞれがそれに合った人生を自分の人生として選ばなければならないんだよ。たとえばどうしても悪いのは市場主義だといいたければ、保守主義者ではなく、資本家の走狗といわれることを容認する、それで本人がよければ他人のことだからそれでよし。

 と、こんなふうにケンカ腰だと、明日後悔するのね。下品だからね。
 ま、このブログのレベル的には最低限の範囲内でしょう。

 
 (注)「市場主義」は市場の機能で生産と消費を調整すること。辞書に書いてある。資本主義とは資本の本体である利潤を労働者(と自分)の行為を犠牲にしてひねり出すこと。従って市場主義には社会主義もありうるが、資本主義には社会主義はない。あたりまえだ。
 
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