リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

もう、トップ変更

2015-06-27 11:47:12 | 断片
 早々にトップテーマ変更。

 お手軽なところで、去年知ったなかなかな詩人のご紹介。第9回「三好達治賞」

      藤田晴央『夕顔』

  一時退院の日は/ めずらしく快晴
  妻は/四十日ぶりの外の空気を吸い
  青空に目をほそめた
  二週間後には/ また入院するのだが
   ともあれ/一時放免
   放たれた鳩は/丘の上から/残雪が残る岩木山を見た

  木戸を入ってすぐに/ しゃがんだ妻が
  庭の土に手のひらをあてた
  「あったかい」
  わたしもあててみる/ あたたかい
  病室では/触れることのできないものたち
  妻はまずはじめに
  土を選んだ


 改行省略で失礼をば。おおっぴらにするといけないのか、詩を挙げていただいたブログ主様に感謝。
 少なくとも三好達治などは越えて、立原道造くらいにはなっているのではないでしょうか。
 こうゆうのが詩人です。コトバ職人などくそくらえ。あ、いえ、そういう悪口のないトップページです。
   (そういえば、現代詩人が無視をした谷川を褒めたのは三好達治だったような、、、おたがいさまだね)
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ふつうに1件

2015-06-27 11:08:59 | 断片
 こんにちは。外は桜の葉が梅雨色をしてきました、って仮に窓から梅の木が見えればそのまんま、「梅雨」なんですが。今年はロウバイにも梅の実がなることを発見しました。3年前の友だちの樹木葬のロウバイにはまだでしょうね。

 さて、本日の話題は、いわずとしれた自民党勉強会でしょうか。他の人がふつうに対応できる話はわざわざ私がいうまでもないのですが、いちおう礼儀みたいなもので。ただ残念ながらこうゆうのは、言ったもん勝ち。メディアも大々的に取り上げてくれたので、資本家たちの対応も徐々に変わりますね。もともと新聞の広告なんて年寄りしか見ないし。テレビのお代が出ない中小企業は別として、大企業には不要。残念ながらサンケイはもともとつぶれるけど、読売にだけ出しときゃいいし。ということを前提に、陰でみんなで脅しまくればスポンサー様の言うことをきくものです。とくに朝日なんて。
 だからって何も怖くないけど。
 もともと既成野党に誰も人民を勝たせようという気がないのがそもそもの根源。政府に反対してりゃいいだろう、ってわけわかんねえよ。政策を打ち出さなきゃだめだろうが。こうゆうのはやらんもんの負け。世の中そういうものです。
 それにしても百田ごときを呼んで「勉強」になるなんざ、頭のお寒い奴らだこと。でも、たぶん本気で「勉強」なんだと思うよ、彼らのレベルって。

 以上で本日は終了。下記書いてたら頭に血が上って。
 
 *******

 さて、終了後の次。そんなニュースもない先週、とつぜんニュースの陰で、国家公務員は、朝型勤務を「実施する」んだと、ネットに。。驚いて検索すると、3月中に日経も産経もニュースだしてるの。見てねえぞ、朝日。、、、もっとも3月は忙しかったから私が読んでないのかも。
 いわく安倍が「朝型の勤務を推進し国全体に浸透させたい」と 述べ、国家公務員の今夏の始業時間を原則1~2時間前倒しするよう指示した」とのこと。この、社会のことなどなにもわからぬバカガキが。
 国全体って保育園どうすんだよ。6時からやってねえぞ。逆に、保育園はアルバイト労働者を増やして6時から預かれ、ってか。保育園も病院も24時間働けよ、か。公務員も24時間働くんだな、アルバイト増やして。このやろう。キャリア公務員はほとんど片働きだから関係なかろうが。不愉快きわまりない。
    って、またあしたはトップページを変更かな、、、

 ついでに悪口というか、みなさまへは注意喚起。ユアサの扇風機は危険。
 しまうときカバーとか羽根とかをくるくると回して逆にしてコンパクトにするんだけど、これをセットしようとして力を入れて回すと、羽根抑えの曲線のバネ・ステンレスで人指し指をざっくりやられます。
 って、もう15年作業してるんですが、ともかく今年はやられました。おかげで食事の食器洗いを家人にやってもらい、、、ばかやろう。人に迷惑かけくさって。ケガは、まあどうせバッタ品もどきの最低品だからと、なんという気もしませんでしたが、人まで巻き添えになるとなると怒りがわきます。

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写真のうまさ、あるいは好み

2015-06-20 11:25:48 | コーヒーブレイク
 こんにちは。涼しい日が続き、順調に自前仕事中。南九州方面の方はお疲れさまです。
 先週は、ずっと昔の仕事仲間で下田に遊びに行きました。わたしは観光にはまったく興味がなくて、人間がいないならせめて山の中に熊でもトカゲでもいたらそっちのほうが魅力的なのですが、これもお付き合い。で、海中水族館というところへいってイルカショーなんか見ました、ら、そこのトレーナーのおねえさん(に遠くから見える)人が見習いのようなんですがなんとも一生懸命に作業動作してて。もっと手を抜いたらいいのにねえ。やっぱイルカは低級だな、これがオランウータンやゴリラなら、「ねえ、いいから力抜きなよ」、といってくれるに違いない。ああゆうO型な一生懸命さは胸がヒリヒリ痛みます。
 
 本日は新聞には何もないのでyahooを見たら、『横畠裕介内閣法制局長官が集団的自衛権の行使容認を、、、フグに例え、、、、「フグには毒があるので全部食べればあたるが、肝を外せば食べられる」と述べた』そうな。いい人なんじゃないかね。立場のぎりぎりのところで抵抗しているように聞こえる。大事なことです。人間、生活のためでも、誇りを忘れたらおしまい。
 
 で、きょうは写真ね。
 記述の息抜きに図書館でN川さんという写真家の山の写真の本を借りてきました。当時写真家歴数年とのことですが、これがなんで下手なのかなあ、と思案。ずいぶん失礼だね。
 ホンマタカシのような写真で、じゃあどこが違うといわれても困る。説明が困るだけですが。
 世の中、山女子という人がいて、ハイキングブログに記録写真を載せているのですが、これがうまい。ぜんぜん芸術的じゃないですが、本質的にうまい。ただの記録写真じゃんといわれても、これも困る。
 
 そこで話は変わるようですが、2、3日前、新聞に、大岡信という詩評論家と(もちろん自称詩人ね、じゃ悪口か。すぐれた美学者、でどうかしら)谷川俊太郎とがテーマになってて、噴飯。たしかに稀代のコトバ職人の二人。
 で、位置づけをすると、X軸に「自分の心」、Y軸に「ことば」で十文字をつくるでしょ。(ごめん、初め逆にした)。上方向と右方向がプラスね。そうすると、彼らは左上の象限の上部に住む、というわけ。
 中原中也なんかは右下の象限ね。
 
 で、同様に、こんどは写真。
 X軸に「自分の心」、Y軸に「自分の世界」で十文字をつくるわけだ。(ごめん、ここも初め逆にした)。上方向と右方向がプラスね。
そうすると、天才アラーキーやホンマタカシ、さらに山女子氏は左上の象限の上部に住む。で、このおねえさんは右手線上というわけ。
 やっぱ、写真てさあ、目の前の世界を写すんじゃなくてさあ、自分が思い込んでいる世界を写すもんだとおもうんだよね。記念写真のような目の前の風景じゃなくて。それこそ、デフォルメだよね。「そんな世界、世の中にないしょ」、っちゅうのが、それがたとえ風景写真でも、写真家の写真の世界だと思うんだけど。N川さんという人は、自分の心に合わせた風景を取っちゃうのね。これが似て非なる作業。
 とはいえ、中也が本物の詩人であるように、このN川という人も、写真的にどうかはおいて、写っている世界はなかなかのものです。だから借りたんですけどね。問題は、普遍性の少なさだけ。「自分の」世界を作り出したほうが、かえって感動が普遍的になる。コトバじゃないから、好みが違うとコミュニケーションがつらいやね。

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きょうもよもやま

2015-06-13 12:33:54 | 断片
 こんにちは。本日は、新聞によるとおだやかな一日で。とくに怒る新しいニュースもありません。それでいいのかね。

 昨日は朝日に元ちとせの話が出てて、「死んだ女の子」の歌(反原爆のトルコの詩)。これは5、6年前にも朝日に出て、武田某といういかにも新聞記者っぽい人が褒めてたところ。
 わたしも中学生の頃からこの詩の2曲知ってて(勉強しなくても遊んでたわけではありません。え? 歌は遊び? そういう学校の授業しか受けたことのないような発言は理解不能)、なかなかな歌だと思うんだけど、高石友也の歌詞は荒っぽすぎるし、歌声運動のは、歌詞が、最後に「署名をしてください」っていうんだよね。なんじゃいそれ、って。ふつう思うよね。
 なのですが、世の中にはインターネットというのがありまして、

 『二木紘三のうた物語』によると
 『さて、私は、この歌を覚えた当初から、最後の「署名をしてください」に違和感を感じてきました。ところが、takano shizuyoという方が送ってくださった原詩の逐語訳を読んでから、少し考えが変わりました。、、、』長いので失礼。
 で、『原詩には「おばさん、おじさん」という呼びかけがあります』んだそうで、まあ知ってる人は知ってるものです。
 このサイトにある原詩訳によるとたしかにこちらは詩になってます。悪いけど、やはり歌声運動のは訳が悪い。高石友也の方は(中本信幸, 服部伸六訳)、この設定は思い切り良く切り捨ててしまった。日本語では呼びかけ語は不要だから、そちらはそちらで正しい。聞いてるのは中学生だったりするし。
 でも、この歳になると、「おばさん、おじさん」という呼びかけにも捨てがたいものがあります、、、
 
 さて、今週発見の良い本、森杲著、「アメリカ資本主義史論」。感心感心。とてもよい理解力の方。もう40年前の本だけどこれはもう定番教科書となっているだろう、と思って検索してみましたが、ぜんぜんそんなこともなさそう。これまた理解不能。
 21世紀になってまともな本てまず出てないよね。3、40歳で書ける本なんてみんな出尽くしちゃったんだろうね。
 ま、それは、それ。例によって森さんて今なにやってんのかな、と検索してみると、社会史。あ、これか、昔読んだ、ま、感心はしたけど、みたいな本。なんだかなあ、、、
 こういう聡明な人でも、もう創造的な仕事をしない、というのは、これはもしかすると、中高年で、管理・教育という大学の第1義的要請に負け、忙しさで抽象的創造力が発揮できないのではないか、と。若い人にはわからないことですが。なんて、「オレはお前じゃない」 と反論されるならご同慶ですが。
 
 いえ、私の現在進行中の原稿の整理作業も、文字がぐわっとあるのを整序し直すのが並大抵ではなく(わたしの本密度濃すぎ、、、言い訳)。脳の一時メモリー、追加で500MBくらい欲しい。そうもいかないんで、種々の要約化作業のうえで、2MBの一時メモリーを活用中。
 ということは、エンゲルスは偉すぎる。中高年のみぎり(65歳!)で、あのどうしようもない(はずの)マルクスの資本論の遺稿をまとめて、第2巻、第3巻を作り上げるなんて。ともかくも肉食人種のドイツ野郎とは体力が違いすぎる。
 で、結論。いくら毛唐の間では世界1位には届かなくとも、イチローとか錦織とか、ああいう持久力勝負で世界に伍している人は、「世界の他の誰も及ばない」と評価するのが正しい。

 とか思うものであります。
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感心2、3。

2015-06-06 11:35:31 | その他
 こんにちは。東京地方、日射攻勢も止んで、紫陽花も息を吹き返しました。ツバメがたくさんくるくる飛んでおります。ごきげんいかが? こちらは勉強しかしてないんで面白くありません。なんか時間を空けて勤務仕事でもしたいものですが、とはいえ、まだまだ新しい立言を思いついてしまうのも、去年の勤務仕事の経験からは「ヒマだから」としか思えず。この面白くなさも、果実と引き換えと我慢するしかないようで。(注:これは中高年の言。わこうどから中年までは午前様以外なら勤務仕事後、やりたいことはやれますよ。これから就職される方宛の注です。てゆうか、なんとも「若者よ、体は鍛えておけ」ですね。)

 さて、本日は感心もの2、3。
 昨日はテレビで阿久悠特集してまして、『思秋期』もそうなんだそうで、途中で消したあとでyoutubeでみると、やっぱいいねえ岩崎宏美、の若いころ。あの一生懸命さったら。「そうでしょ、聴きなさいよ!」って迫ってきて。一生懸命さなんてほとんどの世間の連中は、30歳も過ぎると消えちまうんだから。うやむやむにゃむにゃ。男の一生懸命はちょっと願い下げなところもあるけど、女性のはとてもよろしい。理由の如何は分析しない。
 このまえも面白くなくてyoutube見ようと、なんにしよ、”Blowin' in The Wind ”、でPPM。のうち、マリー。すばらしい。
 ぼくもきみもきちんと生きてきた。そんな感じでとてもうれしい。
 youtubeって昔の若い人の一生懸命さが見れるのでとても好きです。精神の避暑地ですね。しかもタダとはありがたいことです。 
 
 感心その2。ちょっと古いのですが、昨日ネット遊びしてて見つけた、
 『健常者でも乗りたくなる車いす「WHILL」』去年の8月のニュース。「かっこいい乗り物」としての車椅子の追求、というところ。
 なんでも、車イスを使う人は「段差など物理的な要因のバリアーだけでなく、車椅子ユーザーとして周囲の関心を集めてしまう心理的な要因を負担に感じて外出を控えてしまう」そうなんで、製品化した「杉江さんらは「イメージを払拭(ふっしょく)するようなものが作れないか」と考えた。」そうです。(以上、ネット毎日新聞とログミー)
 マイナンバー被害までカネで片付けようという損保会社のゼーロクぶりには呆れるばかりですが、こうゆう商売はとてもよい。自分でできないことをする人は、ただ褒めるばかりです。
 値段は高いんですけどね。ハンデキャップの方策というのは、権力者や金持ちを巻き込まないと一人前にはならないのです。
 ネットの写真ではいまいちのデザインですが、まだまだ発展途上のもよう。

 本日の感心、その3
「学生アルバイトの塾講師を中心とする労働組合「個別指導塾ユニオン」が、2015年6月4日に発足した。学生らの労働相談に乗るとともに、会社側と団体交渉を行い、労働条件の改善に取り組む。企業に属さない組合なので、学生でない人や正社員でも加入できる。」J-CASTより。
 なんでもPOSSEが作ったそうな。偉いねえ。中身は知りませんが、右翼が文句をいっているからきっと良いものなのでしょう。
 POSSEというのも、(知ってる?わたしは知りません)実体不明ですが、そこがまたいい。ネット情報だとそれぞれの発言者が嫌いなセクトの組織のような。ある者はBセクト、ある者はC、ある者はK、、、ある者にいたっては御用組合(!)。ようするに中立ということだね。労働組織というのはそうでないといけません。わたしもヒマになったらそこで働こうかしら。いいねえ、あっちでもこっちでもユニオン。もちろん、それだけ状況が悪いということでもありますが、とりあえず常識的には、モースト・ベターでしょうね。(隈理論ではありません。あくまで常識。)
 なんといっても正規職員が特権化する時代、基幹労組神格視ではもう何もできませんぜ。夢は日本派遣社員ユニオン総連合、組織数100万だね。
 あ、これはただの夢。原発の無害化と、わたしの2大夢。
 (初めてのお客様、派遣社員がそんなに多いのがいいのか、とかばかなことをいわないでね)

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