リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

雑件です

2018-02-24 14:57:12 | 断片
 こんにちは。東京地方、ひとしきり寒かったですが、今日だけは中休み。しかし2月ってこんな寒かったかなあ、と思って統計を見ると、最低気温に引っ張られて午前中がずっと寒いのがいけないようです。10分間だけ温かく最高気温が出たってねえ。

 さて、本日はなんにしよ。堅いことはいわないで、まずはオリンピックですね。違う? そんなのはヒマ人のテーマ? よくわかんないね、家に居るもんだから。無視して女子フィキュア。日本もハンデがなければ褒められるレベルで安心しました(ハンデって、、、)、が、なんといっても素直にメドベージェワ。すばらしい。衣装も。日本の衣装は手作りといえば聞こえがいい自前だって? 日本女子が画面に映るようになったこの40年間の疑問が解けた。国家に、勝つ気がないんだね。まあそれもポリシーで結構だが。今までの恥ずかしい衣装は日本人のデザイナーがどうしようもないからだと思っていた。恐れ多くもお母様の作品とは。どうしようもないのは選手の懐具合だったんだ。カネなしには勝負などできない。
 なんの話か。メドちゃん、アンナカレーニナを演ずるところがいいね。これはロシア産角兵衛獅子くんにはとてもできない。
 
 ついで、女子カーリング。準決勝、飲み屋で見てました。知り合いの解説を聞きながら見てると応援したくなるのはいいけど、2回分(2エンド分)も見ると腹が痛くなりそう。試合長すぎだよね。誰が好んで長々と見てるんだろうか。
 試合はあれで韓国負けたら可哀想過ぎだからしょうがないね。
 それはそうと太宰に似てる藤澤氏。北東北って、本州の左、真ん中、右で顔が違うよね。ってゆうかそれぞれ先祖が一緒、っていうか(注:藤澤氏は北海道出身、ではあります)。よほど悲惨な生存史があったのではないだろうか。
 それをいうなら韓国は半島全部一緒だけど。
 
 さて、ニュース。
 前回一口感想した二枚舌の河野太郎、朝日新聞でも不思議に思ったのか、記事にしてました。太郎は大臣になるとき周りの自民党幹部から、「権力が欲しかったら自説は口に出すな」っていわれたんだとさ。それで首相になるまでは自説は封印したんだと。洋平の息子が嘆かわしい話だけど、洋平の息子だからまずかったんだとさ。異端で迫害された親父を見てたから、あんな目には会いたくない、と。涙が出るほど情け無い話じゃないか。そんなやつが大臣かよ。紙粘土製のお飾りだね。
 
 つぎ。非正規雇用の手当て拡充。「内藤裕之裁判長は年末年始勤務、住居、扶養の3つの手当について、正社員と契約社員で支給する目的や要件に違いはなく、格差があったと判断。計約304万円の支払いを命じた。同種訴訟では、昨年9月の東京地裁判決が年末年始勤務手当の8割、住居手当の6割を損額と算定し、支払いを命じていた。今回の大阪地裁判決は対象の手当が増えた上、違法なら全額を支払うべきと判断を拡大」したそうです(産経)。この前より前進で、まずはよかったですね。
 というわけでこの前は少数派組合の宣伝に移ったところ、今回のニュースは、さらに少し明るいので、逆にしらっぽく。 
 資本家は別に平等なら平等でいいんだよね。恐慌と一緒。みんなが一緒なら怖くない。恐慌が資本家階級にとって怖いのは、国家権力者がそら見たことかと資本家の自由を束縛することだけだ。隣の社と同じ条件ならそれはそれでよい。
 というわけで、「平等」尊重は資本主義社会においては国家権力の肩入れ先です。正規並み非正規は正社員と同等になる。ただし、もちろん、他方で正社員も2分化する。それでこそ隈理論。別にそれは私のせいではなく、理論が正しいというからだけですが。
 2分化というのは、今厚労省の「データ不備」とかでもめてる裁量労働労働者とその他大勢との2分化ね。サラリーマンは2通り居る。意思決定する管理職+その手先の非組合員(の企画要員)と、プロレタリア諸君との2通り。資本家は別に安きゃあ正規だっていいのさ。正規だって一月分給料を前払いすりゃ首にしていいんだから。すぐに手先の非組合員の裁量労働者は請負の外注に変化するしね。管理職用には就職時にエリートを採るから別に中途採用でもよい。ということは、フツー人はやめたきゃ勝手にやめろ、ということでもある。賃金も年齢にかかわらずフラット化する。最低ラインに平たく一直線。
 ま、そういうものだ、というだけですが。
 
 ところで4つ前パラグラフ中の資本家階級にとってなにが怖いか。資本家は儲けのことしか考えないから本当は分からないので怖くはないが、恐慌の反資本主義的意義は、資本家を助けるには国家権力がしゃしゃり出なければならない、というところにあります。資本家は破産しないために国家の言うことを聞かなければならない。このときに国家権力は資本主義体制を揺るがすどんな種でも、制度の確立として、社会に埋めることができるのでございますよ。
 具体的には、まだ言わない。右翼が聞いてるからね。あ、次回(=今回)作品にも書いておりません。次々回用です。
 
 さて、本日の一口知識。また後進国知識化作業より。松田素二という人のケニア調査によりますと(「都市を飼い慣らす」)、よく後進国で見られる警察やらの公的オフィサーの賄賂習慣は、別に人格や性癖の問題じゃないのだって。後進国の(農村から離脱した者が住む)都会では、そうした人間的な付き合いを生活基盤としなければ即飢え死にするんだって。「1枚のシャツとズボン以外何も持っていない人間が、本日都市に来ました。さてこの人間はあと一ヶ月なにをしたら生存できるしょう。なお、彼には何の技術もありません」という問題の解法のようです。センター試験地理よりは難しいですな。彼はいろんな人間の感情だけを当てにして生きていくのですが、感情には当然消費物資が伴わなければ現実には意味がない。そのひとつの答えは人間の情実への訴えであり、これを物質化した賄賂だ、と。これは都市全域の「住民」全員に当てはまる問題なのだから、当然、社会全体の規準となる。
 そんな文章はどこ探しても書いちゃあありませんけどね。ためになりました。
 
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助言2件

2018-02-17 15:54:03 | その他
 こんにちは。東京地方、あちこちで梅の花が咲き出しました、が、昨日お邪魔したブログによると福井では雪かきを超える速度で雪が降り積もり、疲労困憊とのこと。まずは体が大事。といって屋根の大雪は怖いですよね。せめて、心だけはゆっくりされますよう。
 
 さて、本日のテレビでは羽生氏が金メダル、おめでとうございます。個人的にはフェルナンデスの昨日のSPよかったなあ。アナウンサーが「これぞフィギィア!」って叫んでましたが、おっしゃるとおり。スペインにはとてもいい文化があります。
 
 さて、本日はまずばらばらっと新聞ネタ感想。

・いい忘れて終わるのもくやしい、小型核問題。河野洋平の息子がいけしゃあしゃあと全面的に賛成とかいった件。昔「絶対認められない」などとこいていた野郎がどうやったらもう一枚舌を生やせるんだろうか。ご存知、大嫌いな裏切り下郎がまた一人増えた件。まあ初めから信じやしないが。しかし洋平の息子なのにねえ。

・池澤夏樹。朝日新聞月曜の写真は痩せて、親父福永武彦そっくり。今更ながらだね。痩せているべき人間はそもそも太っちゃいかんな。

・なんとかいう皇族の婚約問題。この辺のタイミングで宣言しておきます。「だから言ったこっちゃない」。人生経験の豊富な人間は、顔を見ただけで全てが分かる。年取ってりゃ誰もが分かるというわけにはいかないが。ともかく私の言うことは聞くものだ。

・「小学生に朝食無料提供へ 来年度から公民館などで」「広島県は来年度、小学生に朝食を無料で提供するモデル事業を始める。県の調査で生活が困難な世帯の児童が、朝食をとらず、学習面でつまずく傾向がみられたため。貧困の連鎖を断ち、学力向上につなげる取り組み」(朝日新聞)。朝飯とか言う前に、なんかするべきことが違うんじゃねえか、と思う。役所は善意のボランティアとかじゃねえだろ。何か思えよ、広島県。

・新政。ここんとこ朝日新聞に2回も出て。あんな酢っぱい酒飲ませてごめんもいえないような酒造じゃあどうしようもねえ。悪かったら、「ごめん。もうしません」が、何をおいても基本だろうが。「普段」どんな「すばらしい」酒を造ろうが話しにならない。。

 等々。ウサ晴らしの次に、ともかく本日の役に立つブログ。

1 今日の朝日新聞によると「不本意入学」とかいう言葉があるんだって。大学の第3希望とかへの入学みたい。まあ学歴の欲しい人は知りませんが、勉強したいけど有名大学を落ちた人は嘆く理由なんてありませんぜ。どんな大学でも先生はまともだし、さらに先生には友人知人というものがいるんですぜ。授業に出たら先生にどんどん質問しなさいな。どんどん教えてくれるし。専門が違ったら先生が適切な(他の大学の)先生を紹介してくれるったら。それで単位は貰えなくともどんどん授業なりレポート指導なりを受けたらいいし、まともな学者ならケチはいわんぜ。それに学問で大事なのは同僚。その(他の大学の)先生の弟子とかの研究会に入れてもらったらいいのさ。学問に学校の塀なんかないぜ。
 ま、学歴の欲しい人には、浪人をお勧めしますが。
 なお、学問で商売したい人は
 (1)外国語文法をきちんとやって(最低、博士課程で要る。)
 (2)卒論を必死に書いて
 (3)自分とこの教授とよく話して、有名大学院の教授とコンタクトをよく取ること。
 で、大学院は有名大学院にいきなさいね。いい先生1人狙いだと、その先生が消えたときに自分の未来も消えちゃうからね。
 
2 ついでに、大学は入ったけれど文系で、人付き合いが悪くて就職できないと思う人。だいじょぶ。キミでも営業マンをやれる。世の中一生懸命な人間はちゃんとお客さんにも評価されるって。もちろん、それ以外の仕事でも一生懸命すればなんでも大丈夫。一生懸命仕事をする人なんて2割くらいだからね。ただし、取り柄は一生懸命なだけだから、調子のいい他人より評価されなくて当然、その辺は誤解なきよう。あと、数回は人にだまされるのでその辺はめげないように。そのうち顔を見ただけで信じちゃいけない人間は分かるようになるし。
 なお、まだ若い高校生で人付き合いの悪い君は、進学するんなら理系に行きなさいね。悩まずにすむから。

 と、これらは対象者が狭すぎなので、オマケをつけよう。一口知識、「ブタはなぜ忌避されるか」。
 森誠という静岡大学名誉教授によると、ブタは草を消化できないんで、イスラム人やユダヤ人はそもそも家畜にできないんだとか。無理して飼っても乳も少ししか出ない。毛も使えない。荷物も運べないし乗れもしない。ただの役立たず。だからそんなものは飼わない。飼わないから食べない。さらに困ったことに、汗腺がないので暑くて付近に水がないと自分の糞尿に使ってでも暑さをしのぐ。で、砂漠には水はない。かくて、ブタに近寄ってはいけない。ブタはタブー。
 なんだそうです。(最後の「かくて」はつけたりですが。)
 後進国問題用に借りた知識本より。
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思想小説の組み上げ方、その1

2018-02-10 15:01:58 | その他
 こんにちは。ひどい大雪の地方の方々はおさまりましたか? 今日は雨でしょうか、融雪注意、というやつですね。お気をつけください。
 さて、全国的にはオリンピック開幕。開会式見れました? 再放送は今日の朝しかやらないそうで。たいしたもんでもないのでダイジェストがあっても意味はなさそうな。
 驚いたことといえば、踊りの動員が全部女なの。人数だけは多いので異様。北朝鮮番組かと思ってしまう。まだまだだねえ。原始的。韓国旗の人文字とかするんだけど、青いとこくらい男がやれば顔が立つじゃん。赤いとこだっていいけど。
 なお、ここのお客様たるもの、原始を讃えちゃいけません。原始なんか差別の根源です。
 それと、ネットで今日広がっているところの「人面鳥」。人面鳥って、朱雀だよね。ネットの写真を見れば青龍もいるでしょ。画面には虎も映ったと思うぞ。東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武。これもびっくり、高松塚古墳じゃん。現物で見せられてちょっとショックでしたぜ、天皇家は朝鮮人なんだよね。ネットウヨはなんか言ったらどうだ。皇居前で「在日帰れ!」とかガナるのがいいぜ。
 ちなみに私は南方の原住民です。
 その他、私は個人的に「ため」になることを直感しました。中欧の分裂後国家の行進を見て、「国家の分裂なんて、なんてこともないな。話し逆だし」と閃きました。「分裂して困るようならはじめから分裂しない」という。そんなこと分かんなかったのか、といわれますと、まあ分かんなかったというか考えなかったというか。実際、世の中、全て、インテリだの大学教授だのといい、考えてないんですわな。他人事にしちゃいかんですが。まあカタロニアもスコットランドも自由に分裂すればいいのです。
 それはそれとして、夏のオリンピックもそうだけど、ニュースが日本のことばかりね。昔はキリーとかステンマルクとかナディヒとかミッターマイヤーとか、(金持ちの遊びの)スキーなんて(その頃は)しなかったけど私でさえ知ってたけどねえ。それだけマスコミが話題にしたってことで。いまじゃスポーツニュースじゃなくて政治番組のネタだよね。そんなにつまんないなら世界大会なんてやめて自分たちだけで勝手にやればいいのに。カネもかからなくてずっとよい。結局「世界一」の名刺だけ欲しいんだよね。貧しいもんだ。「心貧しきものは幸いである」。幸いかね? 「幸せなやつだ」という嫌みは分かる。

 ニュースです。「中央区立泰明小学校が、高級ブランド「アルマーニ」がデザインした約8万円の新制服導入を決め」(日刊スポーツ)。小学生が制服なんてきちゃって、それがアルマーニだって。「和田利次校長」独断とのこと。アルマーニって退職したときに若人(男)にネクタイを貰ってしまった。発狂するほど高い。私の自前はほとんど9百円。
 泰明小というのは、そもそもいわゆる銀座そのものの地区(が本体)の小学校なので、われわれのような下々が同情するようなPTAは2、3人しかいないと思うけれど、そういうことじゃなくて、こいつどうも教師上がりなんだよね。そもそもそういう「教育から超絶した理念」を持つ教師が存在し、周りも何も言わない、というところが日本の闇だね。日教組のような民主教育主義者たちは好きではないが、好きでないなりに、(普通の教育)理念のある組織が強いということは、児童には必要だと思うね。もう組織率2割ちょいじゃあ、キチガイもはびこるさ。まあそのうち「大日本教祖」といって国家意識で燃えるんだろうが。

 その2。「衆院予算委員会で志位和夫委員長は削減計画の撤回を迫り、生活保護法を「生活保障法」に改めるなどの提案をしました。」(赤旗)そうそう、そうやって明るい未来を設定して人民に見せるのがよい。自分たちの明るい未来を設定するのはいいやつで、つぶすのは悪いやつだからね。悪いやつも言い訳には困るものです。仲間内で共産党の悪口をいってストレスを発散するのがせいぜい。
 しかし、こういうのを聞くと、政党の実体は思想ではなく党組織だと思いますね。赤旗の論議の展開は世が世なれば社会党愛国派と名づけるべきなのに、前衛党のリゴリズムだけが変わらず存在する。ま、ゴリゴリ主義、言い換えるとスターリン主義ですが。まあだから「党」なんですが。
 
 さて、しばらく月日が過ぎたので、都内の見識ある図書館に行って、名探偵コナンの予約切れになった準新刊を借りてきました。川崎市図書館はケツの穴が小さいので漫画を置いていないのです。別にコナンとはいいませんが、図書館たるもの有名漫画の300冊くらい置いておくもんじゃないですかねえ。わたしみたいな教養溢れる人間だって1年暮らしていくために必要なんだから。
 まあ、というわけで半年振りくらいに2冊借りましたが、前の話を忘れてしまったのでよく理解できない。(コナンというのは90冊分の過去ストーリーを引きずって構成されております。だから人気が続くんですね)。しょうがないのでネタバレにならないように気をつけて話の筋をネット検索したら、あるわあるわ、いろんな「謎の解釈」ネットが。びっくり。資本論フリークたちもかなわないのでは? こういう国民的文化の担い手は図書館必置にすべきですね。
 
 というわけで、なんか(また)ストーリーを紡ぎたくなりました。そこで標題です。おめえが小説? って、なに、おいらだって経験は豊富さあ。
 コナンですと、現状、関係ない少年団と大阪のアベックのテーマを除いて、小説にすると文庫本2000ページ目くらいかねえ。映画のノベライズがある? もっと長い? 映画は映画。もちろんいくらでも伸ばせるが、見てるほうが持たないの。大きく言えばひとつのストーリーでなにを描くか、に合わせて切り捨てるものもでるの。
 で、どうやるか、というと、「序破急」だね。序破急を3セットで1冊にするのがお勧め。弁証法だね。偶然だけど。偶然でもギリシア哲学2000年の歴史は伊達じゃあない。それで330ページの本を作って、それを7セットも描けばたいてい書くほうも読むほうも飽きます。その辺でお開きにしましょう。なお、本のトータルでも大きな序破急ね。この場合、急は短く。ダレちゃうからね。 
 あのどうしようもない「戦争と平和」は今は全6巻? カラマーゾフも4巻? え~~、本1冊が厚いんだよね。ま、ともかく2000ページ強がいいとこ。計算上、1冊3セット21ストーリー、63展開ね。と思えば、コナンは書きすぎって分かるでしょう。感動を21個以上作っちゃいけないの。で、ひとつの感動を作るのに3ケの展開。これが最長。思想を詰めたい人は序に入れますから、21思想のみ入れられます。「破」や「急」にいれちゃあだめ。「破」に入れれば盛り上がるリズムがそげるし「急」に入れれば感動がそげる。おめえは入れてるだろ、って私のは小説じゃないもの。それにそんなにいいたいことないでしょ? ふつう。
 このように、本など簡単。問題はほっといても動いていくキャラクターを見つけられるかどうか。
 素人さんなら、キャラクターは自分の人生で見慣れたものにしましょう。どう動くか知ってるからね。「キャラクターが動く」なんて言葉のあやさ。実は自分が実生活上知っている生き物が、自分の潜在記憶に沿って行動していくだけ。
 で、1冊の本ならシンプルだけど、1冊を超える場合は、必ず全体像が必要です。真ん中などどうでもいいが、最後でどう落とし前を付けるか。逆に言うと、最後の収束の思想さえ決まっていれば、後は何十冊でも描ける。歴史に残りたい人はやめたほうがいいけどね。飽きるったら。

   さて、その1といってもその2は2年後かなあ。
    (その後、2024.3.30に)
 
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深刻すぎる発言

2018-02-03 21:28:55 | 断片
 今日の続きで、今日は土曜日でタモリがあるのでどうしようかと迷った夜7時半、丸山明宏。結局大部分を丸山ですごしました。(美輪明宏の前半生特集、NHK)
 これを見れば常連の方も私が丸山を好きな理由も分かってくれるかとも思う一方、私にはちょっと足りない。丸山は戦いの同志なのに、あんなにスタジオでドデッと座っていては教祖様ではないか。君は戦いはやめたのか? という一瞬の不信。
 「お前だってそうじゃないか」
 
 そうなのだよ、われわれは戦いはやめてはいない。今日も丸山は戦っているんだ。
 「俺だってそうじゃないか」
 
 残念ながらわれわれは戦う人々との共通の言語を失ってしまったようだ。
 戦死者や戦争未亡人や売笑婦、あるいは被差別者と同じ言葉を使えた丸山もその言葉を失った。使っているうちはその身内にしか知られず、過去を知られたと思ったときは、しかし「現在」には知られない。結局、解説では誰も知れはしないのだ。
 「俺だってそうなのだ」
 
 戦ってきたことを認められることと、今戦うことを知られることとは千里の開きがある。中村八大が生きていれば丸山にも同志がいることになろうに。
 
 しかし、戦う人間は、常に一人でしかない。同志は自己の胸のうちで人知れず育むしかないのだ。
 
 若人にはこうした発言位置さえわかりはしない。わたしは世の中の子供たちが幸せであることを非難をする気はない。
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むだに思うことがら

2018-02-03 16:57:19 | 断片
 こんにちは。東京地方でも零下が続きひたすら忍耐でしたが、いよいよ立春で。今まで耐えてきたので平年以下の気温でも過ごしやすい。大げさだって? 人はいつまでも若くないのさ。田舎に親御さんいらしたら、そろそろ温かい下着とか送るのもよいかと。(注:私は不要です)
 今日はのり巻の日ですね。恵方巻? そんなん知らんわ。ともかく太巻きが高い。基本高くなったよね。セブンイレブンの助六寿司、7年前は稲荷×3、太巻×4に細巻4ケで360円税込みだったのに、関係ないが。「消費者の多様な好みを反映した結果、高価格帯のものが支持されるようになってきたのだろう。」(ITメディア)だって。多様な好みじゃああるまい。単にほんのちょっと満たされるだけ。プチ過ぎる贅沢ではあります。

 さて、気苦労が強いと話がふくらまない。その日になんかあるとここのネタにちょっとメモするんですが、今見ても、どうでもいいや、な気が。まあもともとそんな程度のネタなのですが。
 例、今検索したナタリー・ウッドの水死は夫のロバート・ワグナーによる殺人か? (趣旨)の類い。まあどうでもいいけど、他の人は書かないだろうからね。ナタリー・ウッドって、前の話題の1947年の『三十四丁目の奇蹟』の女の子役だったんだよ。似合わないね。

 とか、も一つ検索すると、「「シャンシャン」が“パンダ史上、最も美しい「ひざカックン」”をした、という映像が話題になっている。」(NNN)。かわいいからってなんじゃいといわれるとそれまで。
 
 というわけで役に立たないブログ、本日はオタク以下の個人的な趣味で「仮想通貨」遊び。こんなのは久しぶりに「断片」カテゴリーだけどね。長いだけだからお奨めしませんが、ま、今週もブログを書いたということで。
 「コインチェック」が580億盗まれた、ってやつ。なんか、ちょっと買えばすぐ何十倍にもなったやつで、それがパーになったとかって怒ってる話。
 まあ実損は60分の1でもパーになりゃ怒りたくもなるだろうけど、そもそもなんでそんな状況が現実に現れるのかねえという、普通の疑問です。ネズミ講ならシンプルだけど、そういうインチキ話でもないような。ただの通貨バブルの状況のようでもあります。破裂の代わりに盗まれたのが無様(ぶざま)なだけで。

 で、通貨バブルや株式バブルの話。
 この類いは、かいつまんでいえば、使えない剰余価値を取り合いして「俺のほうが儲けた」「え? 俺その分損したじゃん」などと、いってるだけの状況。(不思議なことに中身より外枠が大きく「見える」から、バブル) で、世の中には、資本家はみんなそんなことをする時代になったから、世界の崩壊も近い、みたいなことをのたまう人もいることに気づきました
 で、へええ、と感心しているところ。
 
 実際カネの取り合いをして会社が運営できりゃあ社会に資本家なんて要らない。元から要らないけど。したがって労働者に賃金を呉れてやる必要などない。元から呉れないけど。
クズも極まってるね。で、今の大資本家はみんなそうやって儲けてる、っていうのさ。そりゃ不用資金やどうせ使わぬ内部留保はそうしてるのは分かるけど、本質論化されてしまうと私にもその影響は大きすぎるので、「へええ」。

 というわけで解説。
 普通の資本主義はね、というか、産業資本は、作りすぎちゃって売れなくなると、資本を壊すわけだ。つまり工場をぶっ潰す。ジャマなだけだからね。ついでに労働者も首にする。労働者もジャマな「資本」だからね。昔はこれがたいした産業もないところで生じたわけ。資本主義初期の「恐慌」というやつだ。初期にはたいした産業もないのでその産業に固執せざるを得ないのだけれど、はしっこいやつが技術革新をすると、残りのやつらのモノは高いだけで売れない。そこでぜんぶ新しい機械と取り替えなきゃいけなくなるというわけ。これにより安く作れるようになった資本家の製品は売れるようになる。売れりゃあいいんだからまた景気は良くなる。 
 でも、この段階だと出来てくるものは一緒だから、量だけ増える。量は増えたって買うやつがいない。労働者はカツカツ生きる給料しかもらえないからね。そうすると他の国の貧乏人に売るか、もっと安く作らせるか、しかない。そんなことをどこの国の資本家も思う。なんたって、商品は世界中でつながっているからね。資本家はいまだ弱体でも、資本家を保全する国家支配者が決してマヌケではない。つまりそこで市場の取り合いの帝国主義戦争だ。おかげさんで、これによって、世界中の不要な工場資本も若い労働者資本も全部戦火の中に消えた。1回じゃ消えなかったから2回もやったけどね。
 ただ、ちょっと技術が進むと、陳腐化した設備さえ壊せばその後のやりようもある。つまり別のモノを作るわけ。似て非なるモノ、ないし、非に似て同じモノ。まだ飽和していない、目先的には違うモノを作る。そうするとまた売れ出して儲かる、というわけだ。涙ぐましい技術革新、ムダの極地。コメでさえいたずらに新しさを競って、なんなんだね。高いばかりで。今じゃ昔の標準米の倍もするよ。標準米も知らないでしょうが、1995年まで存在した政府管理米。10キロで2600円。うそ? すべからく政府統計とは値段が違うのが不思議なところ。ちなみに今は5kg1680円の自称コシヒカリ。うそ? いいじゃん、気持ちで。
 ま、そういうわけで目先を変えるけど消費者はバカじゃないからすぐに買わなくなる。そうすると資本家も作るモノがない。そうすると今まで儲けたカネの使い道がない。一方、消費者もそう急には賃金は減らないからカネの使い道もないので銀行に預ける。あっちにもこっちにも使わない資本が溜まる。カネが溜まれば毎夜、金庫の中で「使エヨオオオ、、、」といってウナる。
 そこで仮想通貨遊びだ。溜まったカネの怨念だね。
 ま、株でも土地でも通貨でもみんな同じ。みんなで出し合って椅子取りゲーム。うまく座った者が下手糞のカネをもらう。何で儲けようがカネはカネ。儲かりゃ結果オーライ、と、どの銀行でも大会社でもやっていてそっちが本業だ、というのだが、そこが不分明。ほんとかねえ。不用の内部留保は運用するのは当然だけど、銀行や大企業はそれを本業にしてるのかねえ。
 こうゆう話は定性的には分かるのだけれど、どのくらいの量的影響があるのか、評論家の話はそこが分からない。工場をほっといてカネ遊びにふけるところは不在地主の産業版みたいなもんだな。こんなのばっかりになると左翼運動もやりやすい。私のよく言う資本家層の2分裂だ。
 で、そんなにいるのかね、あるいは会社的にあるのかねえ。少なくとも製造業ではイメージわかないのだが。金融会社はそうなのかしら。
 という疑問を近々に解明しないといけないことだけが分かりました。といってもこんなのは経済学プロパーの仕事で、私はその上澄みだけもらいたいものだ、と思います。頭脳の無駄。どっかに答えは出てるんだろうね。
 以上、酔ってないけど酔話の類い。
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