リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

気持ちいくつか

2022-02-26 11:25:23 | 断片
 こんにちは。お元気? 楽しいことある?。
 東京地方、ようやく春だって。自慢の窓からの日差しも、もう高くなって足先しか照らさないんで、まずは間に合ったかな。楽しくはないけど。
 
 心が弱いから、ウクライナ侵攻とか世間が暗いといっぺんにだめだよ。
 こういうのは(感情的反撃が済んだら)敵と裏切り者の名前をじっと編み物に編み込んでいるしかない。暗い夜もいつか明ける。(前、紅はこべと間違えた)二都物語だよ、ドファルジュ夫人。若人や家族持ちは特にね。今は生き延びるのが大事。
(p.s. 3,4日前のニュースで、ウクライナ「60歳までの予備役(元訓練兵)は招集」といっていたけど、「50歳以上の人民(鉄砲の打ち方も知らない)」に変えたらいいと思うんだな。どうせ感情的対抗なんだから、死んではまずい人はいくべきではない、無駄。死のうがどうでもいいのが行く。しょうがない、私も丙種合格ながら、行けと言われれば行くさ、そう命令するやつが国家権力だろうが。こういうのは善悪・良否・イデオロギーの問題じゃない、というのが私の整理だからね。)
 
 以下、なにも発する気はしませんが、こんなのがありました。
 「ウクライナ軍・ロシア軍機の模型「あるけど貸しません」 侵攻当日、メーカーがマスコミに通告した理由」(J-CASTニュース) 
「「『壊される』『返ってこない』から貸さないんじゃあないんです。報道として取り上げれる際の内容によりけりなんですよね。特にセンシティブな内容を含む報道で取り上げられたくはないんです」
「自社で取り扱いしてる模型と、実際に進行している紛争に絡めて紹介されたくないんです。模型は模型なんです。」」
 まともだ。世の中に必要なのは、まともな感性とそれを貫く意志だ、と、これは60数年生きてきて思うぞ。別にそれが立派とかじゃないが、生活するにも最低の理念というものがある。
 ところでなんでC派はシカトしてるんだろうねえ。どうだっていいけどさあ、取り上げりゃあ正しいなんてこともないし。ただ、それさえしない感性がどうしようもない。
 
 気持ちその2。
 羽生のエキシビション松任谷由実、よかったねえ、「春よ来い」。あの可憐さが日本だよ。どれだけ西洋人にわかるか知らないが、文化の伝達は継続だからね。まともな感性を教えてあげたらいい。
 
 気持ちその3。
 「「間違いなくレジェンド」女王シェルバコワが羽生結弦に特段の敬意!前人未到の4回転半も「成功する可能性は高い」(THE DIGEST)
 そうでしょ。
 だれだってそうしたいのさ。金メダルが何? 歴史が決める「勲章」こそが、人間の欲しいもの。あるいは「残るものはストーリー」といえば普通に分かるか?
 と、思えない人がその1万倍人いるのはわかるけれど、結局、時が移ろえばそういうものです。メダルは、いっとき。と言えれば年寄りである価値があるな。

 気持ちその4。
 藤澤選手、銀で「くやしい」とのこと。
 くやしい? そっか、そうなのかねえ、、まったく分からない。
 分からないとつらい努力はできない? それが、案外そうじゃないんじゃないか、と。
 努力はあるいはそうかもしれないが、人生はそうじゃないし。将棋棋士とかね。
 負けて悔しいから努力する、というのはほんとは自分も陥っている誤解じゃないかね。
 
 これは気持ちではないですが、最近知ったこと。
 よくSNSでつぶやいたら反論が山のように出て、書いた人間が「ひどい」って泣き出す状況があるって。
 SNSって知らないんだけどさあ、オリンピックのツイートとかって見てたら、そんな事象がいくつもあって。
 しかしさあ、人間て違うと思えば違うというでしょ。それをなんだかんだ言われても、そりゃ違うんじゃないか。違うと思っても黙ってろ、というのかね。それはコミュニケーションではありません。
 炎上の悪役が団塊の高齢者になってるのを聞くと、(ざまあみろと思う反面)そりゃ違うと思う(私は団塊ではない)。
 今更な話だけどね。どうせ「お前もそうだ」といわれんだろうから。
 
 公平に言って、それがいやなら不特定多数に向かって発言するなよ、と思うよ。
 ちゃんと特定の人とだけ語るって機能がついてんでしょ? しらないけど。ブログもなかった頃の昔はそうだったよ。
 アタマのおかしい人間は必ず1割いるのだし、10万人いたら千人だよ、あ、いや1万人、、へ!。それは無視するというのが普通の対応。私なんかまるっきりそう。あはは。最近の子は無視ができないのだろうけど、それじゃあ一流の仕事はできない。
 
 さて、ためにならないことばかり。ちょっとは役に立つお料理メモ。
 【焼鳥・塩は締まる】
 蟄居(ちっきょ)中でつまらないので、スーパーで焼き鳥を買ってきました。通常は「タレ」で買うのですが、今回は目先を変えて「塩」で。
 いや、これは失敗。居酒屋と違って時が経つから固くなっちまうんだよね。
 レバーなんて酢ブタ・カレー用一口豚肉。
 知ってた?
 お持ち帰り焼き鳥は「タレ」でどうぞ。
 
 
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哲学者は自分の杵柄しかわからない

2022-02-19 13:14:41 | その他
 こんにちは。東京地方、平年のような時々の暖かい日が来ず、暖かくてもよくて平均気温がつづいています。梅の花も開かず、先に咲いてしまった梅は後に続く者もなくしおれるばかり。
 とはいえ、再来週は平年より高くなるとのこと。一斉に梅見の季節になるかしら。さて、高止まりのコロナは下降するでしょうか。 
 
 2,3日前の朝日新聞に神奈川県立高校の試験問題が入ってました。なにこれ。新聞に。
 ま、いいんだけど、5教科もあるの。知らなかった、と思ったら都立高校も5教科なの。
 ほんとうに文教族は村役場までバカばっかりでできている。
 ガキにそんなことさせてるヒマがあったら、野菜でもパソコンでも作らせろよ。
 わたし? 都立で3教科。学園紛争の自由追求が効いて、ちょうど少なくなってた谷間の時期。昔は9教科だってさ。
 5教科なんかあったらわたし受かるわけないって。国語と美術の他の時間はいたずら書きして過ごしてたから。おかげで今でも文英堂の理科参考書を買う夢を見る。買おうとするだけね。参考書なんて持ってないさ。
 3教科で何が不足なのさ。この60数年、全然こまりゃあしないよ。中学生に必要なのは、自分の生きるポリシーの育成だけだ。
 と、ま、そう考えれば、わたしゃ一貫して運が良かったかもね。センター試験もなかったし。
 
 さて、一転。
 世界は相変わらず権力者どもの遊び場。アメリカもロシアもウクライナをダシに使って、誰もウクライナ人民の命など考えてやしない。ほんとにろくでなし。ろくでなしでも権力があると誰も手を出せない。そんな人間たちなど地球から消滅したほうがいいのだろうけれど、せっかくここまで来た歴史がやりなおしというのも今まで死んだ人民が浮かばれない。

 も一度、一転。 
「“駅の時計”が消えていく? JR東日本が今後10年で約500駅での撤去を計画…その理由を聞いた」(FNNプライムオンライン)。だと。
カネがかかるんだってさ。昔、会社のオフィス時計2000円だったけどね。時間、自動で合うんだぜ。
 まあ、なまじ「日本の鉄道は正確」だとか言われるんで、正確でないといけないのかね。
そんなことより、東日本、ホームに時刻表掲示ないから時計があろうがおんなじだよ。おたくの方どう? スマホもないから不便でしょうがない。

 冬季オリンピックは相変わらず面白いことがない。女子カーリングくらい。なんか女の子たちがきゃあきゃあ言って、で、相手チームがぶすっとしてる対比がいいね、まじめなやつがばかみたいで。
 こういう生活世界感、生きてる感がテレビだ、って思いません?
 前回ペンディングにしたテレビ普及による女性解放力、その現実としてはこういう自由に他人が生きてる世界を農村に届けた、っていうところで結論したいな。
 なんでも早坂暁(という脚本家)の「テレビがやってきた」によると、70年までのテレビは、戦後の規範解放期に育った根無し草の若い人々が寄ってたかって作り出した番組群なんだと。
 そりゃ自由な世界だったろうし。
 そもそも人間の自由の確保に必要なのは、イデオロギーではなく、「自己権力」。自分にも力があるようだ、という認識。他者が見せる自由は、自己の内にある自由を引き出すんだよ。
 ただ、というようなことを次回作に展開する紙の余裕はありません。他人がやってりゃ参照・引用で済むんだけどね、そんなのないし。どうせそれは具体的世界に起きた現象形態であって、「本当」の規定性は資本主義の進展と、帝国主義戦争の敗北だからね。適当に隠して叙述されるでありましょう。
 
 さて本日の困った話。
 花崎皋平という良心的な著述業学者が「解放の哲学をめざして」なる書物を昔書いていて、まあ同じ「解放」で、読んどかないと形にならないからというので読んだら、これが困った。さんざんああだこうだいって落ち着くところがただのわれわれ的前提常識。問題はそこから先なのに。
 たとえばその結論で、解放のためには「自分の少数者性」とか「自分の加害者性」とか「一元的な価値の排除」の認識が必要だとか。。
 俺らとは2世代違うとはいえ、こんな常識を先に論じなければみんなに分からないのか、と思うと絶望的。今の若人の常識には期待できないし、、、さて、どうやってスルーしたものか、、、スルーするのは簡単だから、どうやってクリアしたものか、かな。花崎氏がもう少し進んでくれてれば、参考文献にして知らんぷりというのもあるのだけれど、、、
 
 と、こんなことがわれわれに常識なのは、(68年でなく)70年闘争の思想的勝利ともいえるし、都立高校入試が3教科だったからだともいえる。
 
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珍しくすぱっといけない(いこうとしない)

2022-02-12 15:41:55 | その他
 こんにちは。東京地方、今日もいい天気。一昨日は雪でしたが、早朝の雪かき当番には幸いなことに、うちの辺りは降るはしから溶けてしまいました。子どもたちには残念、めったにできない雪遊び。草木にはおめでとう。
 天気がいいのでちょっと散歩をして帰ったら
 「カーリング女子がミラクル大逆転勝利!第10エンドに藤沢が3点ショット」(デイリースポーツ)だって。
 なんだ、昼にテレビつけたら第10エンドで2点負けだったので、5秒であきらめて消しちゃったよ。
 そんなのあんだよね。ロコ・ソラーレえらい。
 
 今年のオリンピックは基本つまんないところ、羽生はさすがによかったね、4回転半アクセルの夢に特化して。ああゆうの好きだな。氷の穴の失敗も氷の精のお引き立てともいえる。ただ、まだ27歳だと。それもねえ。。27なんて、普通、「いよいよこれからが自分の仕事だ」、だよね。
 9歳の時と同じプログラムで締めくくったんだってさ。9歳の思いが27歳で完結。それもいいけど、まだ27歳。
 
 ところで9歳頃って、本では読んだことないけど、人生の一つの潜在的な区切りじゃないかね。わたしなんかも思い起こせば、その頃世界への基本姿勢を覚えたよ、「世界にカネなんか要らないのでは」と。うちはサラリーマンだったので。
 昔、自由ヶ丘のヒカリ街の入り口(出口)近くにおもちゃ屋があって、ダッコちゃんとか売ってたんだけど、ここで物を買うのになんでカネが要るのか、という疑問。これは中学生になって解けました。「あ、要らないんだ」と。ちょっとうれしかった。そう、必要ならみんなが持ってけばいいじゃん、て。なきゃしょうがないが、店にあるんだから。って、この頃からユニークな理論家だった。
 無政府主義的基本姿勢。アナーキズムって基本性善説なんだよね。
 だからマルクス主義の労働証書論なんて、そもそも信じやしない。そんなことで何が変わるか、って。
 ただの基本姿勢に過ぎませんが、9つの魂、60数歳まで。
 
 関係ないけど、もうおもちゃ屋ってないよね。みんなどうしてるのかね。
 みんなって親だけど。子供はせいぜい駄菓子屋でゴムまりとか銀玉鉄砲(ピストル)を買うくらいだったところ、もう駄菓子屋なんかないからおもちゃ屋で買うしかなくなって、それも、相当大きな町でも、あるいは大きい町だからか、つぶれて、ないし。代わりは百均くらい。まあネットで買うからいいんだろうけど、「あれがいつか欲しい」と夢を温められないのも寂しいことで。
 
 さて、本題というほどではありませんが、今日はマスコミ論。
 滝沢正樹「コミュニケーションの社会理論」、新評論、1976.
 わたしのいう現象学派のコミュニケーション論が、読んでも著者がいったい何をしたいのかわからないので批判のしようもなく不完全燃焼になるところ、これは良い本。
 1960年の論文で滝沢氏いわく、テレビは家族の会話を奪う疎外のもとだ、などというアメリカ理論はウソで、(注、フロムとかの疎外論がアメリカで流行った)、テレビは主婦たちに社会認知の機会を与えるものである、とのこと。
 うううむ、、、女性史をひも解くと、戦後までの農村の非社会的な主婦の姿が目に入りますが、もしかしてこれは正しそう。主婦の社会的地位の向上にマスコミは一役買ってきた、、、しかしこの現象はどこまでさかのぼればいいのかしら? つまり、これはどうやってテーゼ化したものだろうか、、、社会学者にとっては「マスコミの機能」でよいのだろうけど、それは新聞とかとは違う影響だし。何の規定性をもって、テレビが農村に入り、テレビ番組で社会性が伝達されるのか、、、
 ちょっとテレビジョンまでさかのぼる、あるいはテレビ番組の形成までさかのぼらないといけないのでは、と危惧するところ。論文が長くなるので避けたいものです。
 いちおう、「資本主義≒都市文化による変容で、その推進力は「マス」という規定性による」とでも言っておこうかな。
 
 ついでで。読みもしないでお薦めの本が岸政彦「東京の生活史」。今日、朝日の読書欄にに概要が載ってた。
 岸という人は例の現象学派系のひとですが、昔読んだ記憶はよい印象がありました。で、これは150人のライフヒストリーで東京を明らかにするという、現象学派社会学のアドバンテージの集約。
 ライフヒストリーも中野卓先生みたいに数少ないのはやはりちょっとねえ。
 しかし、さすがにこれだけ集まれば傑作でしょう。参った。見てないけど。
 どの図書館区にもあるでしょうが、もう半年たつのに予約でいっぱい。でさ、問題は1200ページ(二段組)。わたしゃ800ページ以上の本なんて読まないよ。目にも悪いし。なによりも重すぎて持って帰れない。
 というわけで降参だけしておきましょう。
 しかし、読めない本て、意味あんのかなあ、、、

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ネット雑感

2022-02-05 11:40:48 | 断片
 こんにちは。今日は日本海側は大雪とのこと。奥羽山脈というのは誰が作ったのかしら。
 近年はいつも昼書きなので感想しませんでしたが、昨日は夕方、夕日が見えたのでベランダに出たところ冬の匂い。枯木といい寒さといい、ああ、小さい頃と変わってないな、と感傷しました。小さい頃はいやなことばかり。
 
 さて、東京地方の晴れた昼は、梅に鶯。ウグイスね。
 ネットを見てたら、梅にウグイスなんかいない、あれはメジロだ、というわけわかんない論が。紫陽花にカタツムリはいない、みたいに、なんか他人と違うことを言いたいんだろうねえ。
 残念でした。カタツムリの件と同様、ウグイスも梅に来て食後のデザートを嘗(な)めてます。まあ聞香をしてるのかもしれませんが。もちろんメジロも来て、こっちのほうが目立ちます。
 都会の若人は誤解のなきよう。
 
 今日はネット情報ね。
 「「弥生人」そっくりさんに10人入賞 誰が一番似ている?」 鳥取、毎日新聞
 これは鳥取市の遺骨そっくりさんイベントで、写真が並んでました。
 だから、こういうのは日本国じゃなくて、地域のはなし。
 ちょっとネットの写真を見ていただくと、自称似てたって、全く鳥取人ではない。左から3.9番目は東北、6番目は九州、7番目は北海道。いつまで残っていくかは別として、この50年は変わらなかった遺伝子配置。と思えば、平成までの遺伝子配置ということで、他称骨相学者はちゃんと写真集にして記録しとくべきだね。
 
 次
 「まだまだある! 関西出身者が東京でショックを受けたこと!「スタバのコーヒーかなり濃い」「味噌汁を右側に置かれて戸惑った」(All About NEWS)
「飲食店で味噌汁を右側に置かれて戸惑った。関西では左側なので」(30代・女性)」
 え! シンプルに嘘だと思ったら、そうなんだってね。いや、知らないこととは知らないことだ。右には主菜を置くんだってさ。
 いいねえ、関西って昔から「主菜」なるものがあったようだよ。関東じゃ、ご飯は味噌汁で食べるもんさね。あとは、食卓の真ん中の漬物をみんなでつまむのさ。
 と、日本史の本に書いてある。
 わたしんちも朝食はそうでした。夜は主菜はあったけれど、その代わり味噌汁がなかったから、考慮の外。関より東の夕食は、味噌汁がなくとも鍋ものだろうから、やっぱり右にお椀でしょ。それで戸惑った記憶はありません。
 
 「イタリア人にとって最も受け入れがたいのが「パスタにケチャップをかけること」。「容認」が7%、「容認できない」が89%に上り、日本で人気のナポリタンなどはイタリアでは邪道に映るという「食文化の差」が浮き彫りになった。」(ロンドン共同)
 まえ、『テルマエ・ロマエ』(というマンガ)のヤマザキマリが、ナポリタンが好きで自宅(イタリア)パーティでイタリア人に食わせたら、みんな嫌な顔をしたが、結局完食して「やった!」と思った、って書いてたよ。ま、味じゃなくてただの文化さ。
 
 あれ? ネットにも「北京オリンピック開幕」がでてないね、政治話はあるけど,NHK国営放送だけかと思ったら。それも淋しいんじゃないか。わたしゃただのミーハー。
 
 さて私事、
 暮れに書いたように社会学に愛想つかして、次回作の社会学批判の部分を削除しまくっているわけだけれど、そうすると具体的な話がどんどん消えてゆく。私もいかに社会学徒か、って(思い)知らされるところです。
 で、その後に残るものは純粋な思弁なわけだ。
 という現実では、私など吉田民人氏(という社会学の思弁学者)なんかにはずいぶん敬意を払ってるんだけど、実際彼の本を読むときは「しらねえよ、そんな手前勝手な構制。勝手にやってろよ」と思うわけで、しかし、ということがブーメランするじゃないかね。いや、同じことが読者諸氏に生じるのはなんとか避けたい。
 思弁は思弁のためにあるのではなく、読者諸氏のためにある、という。そこが学問は自分が生きる糧としてあるという人種と論文量がかさめばいい人種との違いだからね。
 
 じゃあ、って、「じゃあ」が困る。どうすっかね。
 ホネだけの文章を読者一般が嫌うのは歴史的真実だからねえ、、、
 
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