goo blog サービス終了のお知らせ 

クラシック音楽オデュッセイア

2025年正月、ついに年賀状が1通も来なくなった“世捨て人”のブログ。クラシック音楽の他、日々のよしなし事をつれづれに。

ワクチン接種2回目

2021年08月29日 | エトセトラ
2021年8月29日。今月初旬に、2回目のワクチン接種を受けた。穿刺個所の鈍い痛み以外には、これといってつらい副反応は出なかった。「さあ、これで一安心」と思いきや、デルタなる新手の変異株が出現し、何やらまだこのウイルス禍は終息しそうにない様子。そしてひょっとしたら、3回目の接種が将来必要になってくる可能性まで出てきた。まいったな・・。幸い菅(すが)政権はワクチン確保に関しては抜群の政治手腕を発揮しているらしく、3回目の接種にも十分対応できるだけの数を既に手配済みのようだ。有り難いことである。それだけに一層、財政政策のまずさ(要するに、あまりにもケチ臭いこと)が惜しまれてならない。

自民党総裁選も近づいている。何をおいても今必要な財政を打ち出してくれる人に総理をやってもらいたいところだが、現在次期総裁候補に名乗りを上げている中では、ただ一人、高市早苗氏だけが良いことを言ってくれているように思う。消費税増税で自らの意義をぶち壊しにしたアベノミクスの、本来やるべきだった未達成項目を補う理念、ひょっとしたら将来「サナエノミクス」と呼ばれるようになるかもしれない政策理念は、非常に魅力的だ。(しかし、この方、以前はガチガチの増税原理主義者だったのに、どういう風の吹き回しだろう。まあ、良い方に変わってくれているから、歓迎だけど。)

―昨夜あたりから、家の近くでコオロギの声がするようになった。日中の蝉も少なくなって、ツクツクボウシの声が目立つようになった。まだ8月なのだが、今年は意外と秋の訪れが早いかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1回ワクチン接種。CD・DVDのオークション出品

2021年07月18日 | エトセトラ
2021年7月18日(日)。先週、第1回目のワクチン接種を受けた。その後2~3日ほど穿刺箇所に鈍い痛みを感じたが、それも間もなく治まった。第2回は、来月早々の予定。菅(すが)政権はこのワクチン確保に関して、本当に良い仕事をしてくれたと思う。・・にもかかわらず、先頃の都議選で自公は勝てなかった。そして政権支持率も、3割すれすれの低迷ぶり。当ブログ主の思うところ、これは単に「増すゴミ」の偏向報道やネガティブ・キャンペーンのせいばかりではない。はっきり言って菅政権は、経済への取り組みが悪すぎるのだ。もうひとえに、その金に対するケチ臭い態度が国民の失望と苛立ち、そして怒りを買っているのである。しかし悲しいかな、日本の国民には、代わりを頼める政党が1つもない。また、自民党領袖レベルの政治家の中で、今本当に必要な財政政策を理解した発言をしてくれているのは、安倍前総理ぐらいしかいないという有様。もう少し、何とかならないかと思う。

さて、久々にCD・DVDのオークション出品をプロの業者さんに頼んでやってもらっているのだが、昨夜がその1回目の〆切りだった。220点余り出したうち、50点ほどが売れた形。代行屋さんのサイトにあるように、「出せば売れるという時代は、終わりました」ということなのだろう。マルシュナーの歌劇<吸血鬼>全曲とか、マデルナの舞台作品<ドン・ペルリンプリン>(主役は歌わず、フルート独奏)みたいな珍品が売れた一方、有名どころの指揮者によるベートーヴェンの交響曲全集が全然ダメだったり、相変わらず面白い世界である。現在2回目の出品が始まっているところだが、残った170点余りのうち、最終的にどれぐらいの数が売れてくれるだろうか・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CF、CT

2021年06月29日 | エトセトラ
2021年6月29日。直腸に出来た悪性腫瘍の切除手術以来、約1年半が経った。今月は血液検査と大腸内視鏡(CF)、そして胸部から骨盤までのCT検査で、合計3回の通院。結果は、どれも異常なし。とりあえず、一安心。冗談でなく真面目に、「まだ、生きられそうだな」と思った。来月の予定は、コロナワクチンの第1回接種。味覚・嗅覚の喪失や、間質性肺炎による肺組織の不可逆的損傷など、感染した場合に発生し得る後遺症を考えたら、ワクチンはやはり受けておいた方が良いだろうと。今月3回の通院については、運良くどの日も雨に降られることなく病院まで行って来られたが、来月の接種日はどうなるかな・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洗濯機の買い替え。ボウトンのG・バタワース<シロップシャーの若者>

2021年05月09日 | エトセトラ
2021年5月9日。母の日。つい1週間ほど前のことになるが、我が家の洗濯機が壊れた。蓋についているNationalというロゴがある種の郷愁を誘う、約14年間使ってきた愛機である。つけ置き洗い中、本体の下から水が漏れて流れ出したのだ。早速パナソニックの修理受付サイトに機械の型番と故障状況、そしてこちらの連絡先を書いて、依頼書を送信。「さあ、いつ頃来てもらえるかな」と案じていたら、びっくり仰天、なんとわずか1~2時間後に電話が鳴った。早。w で、結論から言えば、修理不能。タンクの故障と見られるが、製造年から14年も経っているので部品が無いと。まあ、そうでしょうね。普通7年ですもんね、部品の保持は。その倍もの年月、よくもたせたなあと。

結局修理依頼はキャンセルして、新しい洗濯機を買うことに。お気に入りだった旧機とほぼ同じスペックを持つパナソニック製品ということで、機種選びに迷うことはなかった。大手量販店のネット通販にすぐさま注文し、配達日の相談をすべく早速TEL。そしたら何と、「明日配達可能ですが、明日でよろしいですか」って。勿論、OK。そして実際、翌朝9時過ぎに新しい洗濯機が来て、設置完了まで進んだのだった。壊れた方もリサイクル料を払って、引き取ってもらった。奇跡のような巡り合わせ。大型連休のさなか、しかも今は3回目の緊急事態宣言中。そんな状況の中、機械が壊れたその日に新しいのを注文したら、すぐ翌日に配達&設置完了。何というスピード解決。何という嬉しい展開。

故障と言えば、当ブログ主の壊れた内臓と壊れた肛門。それがもたらす障害には、相変わらず悩まされている。単に1日当たりの排便回数が多いという、いつもの苦労だけでなく、この連休中にはもっと酷いことが起こった。詳しくは書かないが、夜遅い時間に汚した畳を拭き掃除した時の惨めな気持ち、情けない思い、そのやるせなさは、ちょっと言葉にならない物だった。作業中に表情がゆがんできたのは、臭いのせいばかりではない。・・そんな事があった後の、洗濯機故障のトラブル。降れば土砂降り、精神に追い打ち。でもそれが、上に書いたような奇跡とも言える早期解決で、気持ちが救われた。良い事、悪い事、色々あるなあ、生きてると・・。

さて、YouTube音楽ネタ。前回貼った<青柳の堤>に続き、今回もジョージ・バタワースの名作。アルフレッド・ハウスマンの詩を元にした管弦楽曲<シロップシャーの若者>である。ここで指揮しているのは、ウィリアム・ボウトン。この人もやはり、あまりメジャーな存在ではないけれど、先のレウェリン同様、有名どころの指揮者よりもずっと魅力的な演奏を行なっている。前回の<青柳の堤>に比べると、曲の輪郭線がちょっと掴みにくいので、こちらは少し上級者向けになるかもしれない。が、逆にわかってくると、その独特の情緒が心を捉えて離さなくなる。

A Shropshire Lad



―今回は、これにて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

占いの話、再び。レウェリンのG・バタワース<青柳の堤>

2021年04月25日 | エトセトラ
2021年4月25日。随分前に占いの話を書いたことがあるが、実は「占いサイトを見て、気晴らしする」みたいなことは、今も時々やっている。例によって、将来の予言みたいなのは全く当てにならない。それどころか、失笑を禁じ得ないような代物が多い。しかし、生年月日や本人の氏名から、その人の基本的な性格や人となりをしっかり当ててくる占いというのは、確かに存在する。占いはたいてい依頼者を“ヨイショ”するのが普通で、その美辞麗句に本人は逆に引いたりすることもあるのだが、「う~ん、当たっているなあ」と思わず唸ってしまう物もある。最近見つけた当ブログ主向けの例だと、まず、これ↓。

{ 旺盛な好奇心を備え、探求の生涯を送るでしょう。勉強熱心で様々な知識を習得し、社会へ還元する役割を担います。発想力に優れ、アイディアを生み出すのが得意。物質的なものよりも、精神性に価値を見出す傾向があります。 }(秋田・鬼当ての母 松山恭子)

次の例は、初めて見た時にちょっとショックを受けた姓名判断。

{ 主運・・・知能に優れて、事業や仕事に才能を発揮するが、実力が生かされず人生に波乱曲折が多く、健康を害したり、事故や障害などにより中途行き詰まり易い。健康運・・・急変急禍を生ずる。病弱短命の暗示あり。晩年運・・・ }(山本翁の姓名鑑定)

おだててヨイショどころか、当ブログ主が辿(たど)った不遇な人生の道筋をリアルに言い当てている。60歳を超えた自分が短命なのかどうか、そのあたりは何とも言えないが、子供の頃から病弱だったのは事実。体も育たなかった。(※それにしても、占いの回答で「病弱短命の暗示」とは何とも辛口、というか容赦がない。)しかし、「晩年運は、安泰発展の大吉・・・」という記述が、その後に続く。それが救い。占いが告げる未来の話なんて馬鹿らしくて聞いておれんとは思いつつも、良い予言なら当たってほしいと願うのが人情。w

―で、今回の記事を書く気になった直接の原因、というかきっかけは、これ↓。

{ とても保守的な性格で、義理や人情を重んじる任侠タイプです。社会規範に厳しく、社会に抵抗するような活動を憎みます。自分の意思や感情をコントロールするのがうまく、衝動買いで散財するようなことはなく、受験のような自分を律して勉強をしなければならない場面で強さを発揮します。 }(KEIKOのルナロジー)

おおっ!と思ったのが、「受験のような自分を律して勉強を・・・」のくだり。年明けに受けた心電図検定の記憶がまだ新しいところへズバリと来たので、印象鮮烈。自分が任侠タイプという自覚はないけれど、まあ、保守系ではあろうなと。また、長いこと住民税非課税世帯の貧しい生活をしていることもあって、当ブログ主が衝動買いで散財するようなことはない。・・・この占いもかなりの部分、当たっているように感じられる。

―ということで、(たまにではあっても)こういう面白い占断と出会えたりするから、占いサイト巡りはやめられないのであった(笑)。

さて、当ブログ本来のテーマである音楽ネタ。先頃貼ったYouTube動画は、ペル・ドライアーという聞きなじみのない指揮者による<ペール・ギュント>全曲の名演だった。そのつながりで今回は、グラント・レウェリンという、これまたあまり有名とは言えなそうな指揮者による名盤を1つ。曲は、ジョージ・バタワースの<青柳の堤(あおやぎのつつみ)>。 “緑の柳の葉がゆれる川の土手を、涼やかな風が優しく吹き抜ける”―そんな田園風景の一コマを、心のアルバムにそっとしたためたような、愛惜すべき名曲である。こういう作品は、(例えばボールトやバルビローリ、あるいはデイヴィスやマリナーといった)有名どころのメジャーな指揮者よりも、このレウェリンのように「誰?それ」とか言われそうな人が、目立たないところで結構な名演奏を実現していたりする。実はこれ、当ブログでずいぶん昔「フィンジとG・バタワースの作品」という記事を書いた時、既に語っていた音源である。当時と違って今は実物がYouTubeに載っているので、改めての御紹介となる。

百の説明より、一つの証拠。イギリス的な響きに浸れる、約6分27秒。以下の動画で、どうぞ御堪能あれ。なお、鑑賞中は映像を見ずに、自らの脳裏に思うままの風景を映し出すのがお勧め。

George Butterworth: The Banks of Green Willow



(※ここでふと思い出すのは、当ブログ主若かりし日のヨーロッパ旅行。ロンドンから離れて郊外へ出たところで、川べりにそよぐ風の思いがけないひんやり感に、はっとさせられたものだった。scorchingという英単語が頭の中でしきりに反芻された、1991年真夏の8月。アテネ、ローマ、ウィーン、そしてパリ。ウィーン以外はどの都市も恐ろしいぐらい暑かったのに、ロンドン郊外はまるで別世界のように涼しかった。)

―今回は、これにて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする