クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

2014年解散総選挙と、飯島勲氏の票読み

2014年11月23日 | エトセトラ
2014年11月。安倍総理が増税の延期を決意した。と同時に、「次の延期はない。2017年4月になったら、景気判断条項なしで必ず増税する」と。喜び半分、がっかり半分。

総理会見以降の“増すゴミ”論調のくだらなさは、相変わらず。今回の解散に大義はあるのかと。何を言っているのか。4-6月期、7-9月期と連続してGDPがマイナスとなり、景気後退入りが明らかになったので、「こりゃ再増税どころじゃないな」と総理は思ったのだ。常識のある人間なら、当然の判断である。しかし増税延期を決めたら、そこから新たな法の制定が必要となる。しかるに、現状はどうか。財務省からの執拗且つ熾烈な圧力は勿論のこと、民主・公明ともに「予定通り増税しろ」の大合唱。さらに自民党内も、発言力の弱い若手議員以外、長老クラスの連中が雁首そろえて増税論者ばかり。法改正が困難を極めるのは目に見えている。となれば、総理はどうするか。アメリカ大統領のような拒否権は、日本の首相にはない。そのかわり、衆議院解散権がある。「よろしい。ならば選挙だ。国民の声を直接聞いて、民意で白黒つけようじゃないか」。安倍総理は首相としての特権を、今回正しく行使した。それだけのことである。

インターネットの動画番組『言論テレビ』に先週金曜日(11月21日)、内閣官房参与の飯島勲氏が出演し、誰もがあっと驚くような選挙予想を披露した。「今度の選挙は普通に、与党が勝ちます。ひょっとしたら、自民が単独で300議席取るかもしれない」。司会の櫻井よしこ氏もこの発言には驚きを隠せず、「ええっ?」という感じ。「世評では、自民党は今回何10議席か減る見通しって言われていますよね」。

当ブログは政治を語る場ではないので詳しい話は省略するが、飯島発言の論拠をごく簡単に言えば、「今の野党の状況と、小選挙区制の下での比例投票が、そういう結果をもたらし得る」ということである。「野党がどう戦うべきかについては、小沢一郎の言っていることが正しい。でも、小沢アレルギーがあるから(そうはいかないだろう)」。この「自民党だけで300議席、あるかも」という予測を、そこらの政治評論家だとかが言っても、「んな、アホな」と一笑に付されて終わりだろうが、発言者があの飯島氏となると話は別。まさかと思える数字が、やおら現実味を帯びてくる。さて12月14日(日)、投開票の結果はどう出るだろうか。

増税見送り自体は、当ブログ主も大歓迎。しかし、「この次は必ず増税」とやられて思いっきり凹んでしまった。モントゥーのタワレコCD、どうすっかな。シベ2&ドヴォ7、ラヴェル&ドビュッシーについてはそのうち買い直そうと思うが、「PHILIPS名演集成」セットは見送りかな。―というか、実はまたCDプレイヤーが故障してしまったのだ。w 昨年から時々音飛びが発生していたのをだまし、だまし使ってきたものの、今月に入ってとうとう、毎回音が飛ぶようになってしまった。もう限界。CDを買うよりも、機械を修理する方が当然優先。なまじっか高級な機種を使っているため、今度も結構な出費になりそうで、やれやれ、というところである。

―今回は、これにて。
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