クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

2022年回想~心電図検定、年金受給、安倍元総理、リハビリ通院

2022年12月25日 | エトセトラ
2022年12月25日(日)。間もなく、1年が終わる。早いものだ。前回予告していた漫画の話は次回以降に延期ということにして、今回は、今年1年間を個人的に振り返ってみる記事にしたい。

昨(2021)年に続いて、今年も心電図検定の受検生としてお正月を迎えたが、結果は首尾よく合格。医療従事者にとっては検定合格など1つの里程標に過ぎず、むしろそこからが本番というか、“蔗(しょ)を食(は)む境地”に入っていくのだろうけれど、ブログ主のような素人は、1級合格を以て一応のゴールインとして良いように思う。これ以上のレベルアップを求めずとも、今の力が維持できれば十分だろう。・・・ともあれ、自分なりに“ちょっと本気を出した”勉強が実を結んで、めでたし、めでたしだったというのが、今年1月から3月のお話。(※1月に試験があって、3月に合格証&記念バッジが届いたということで。)

2月は何といっても、年金繰り上げ受給の開始。昨年11月の手続きで減額率が確定し、この2月に最初の振り込みという流れだった。経済面で大きいのは、受給それ自体よりもむしろ、年金という安定収入を後ろ盾に、クレジットカードが持てるようになったこと。スマートフォンと併せて、クレカは今の時代を生きる上で必須のアイテムである。この2つを持っているかいないかで、日常生活の便利さに大きな差がつく。

続いて、4月~5月。上記心電図検定の体験談シリーズをブログに載せていた頃、手指の神経に異常が発生。右手は書痙(しょけい)で文字がまともに書けず、左手はキーボード操作のたびに硬直を起こすようになった。後者は特にひどいもので、それこそほうきの柄を持ったり歯ブラシを握ったりしただけで、ガチガチに手が固まって動かなくなるような状況だった。姿勢はこごみがちとなり、小刻みな歩幅で歩く癖も出てきた。これは冗談でなく本当に、パーキンソン病の発症が疑われる事態である。その後、少し回り道をする形となったが、地元の整形外科医に診察してもらい、他院の神経科医が懸念していた「動作特異性ジストニア」の線はrule outできそうな気配となった。これが8月上旬のこと。そこから、リハビリ治療の開始となる。

その話の前に、7月。安倍元総理が選挙演説中、凶弾に斃(たお)れた。これは、今年日本に起きた事件の中でも最悪の一件である。日本国民の生活にとって、安倍氏の経済政策理念は極めて正しく、プラスになるものだった。自民党の有能な若手以外で、それこそ派閥領袖レベルの大物政治家の中で、「増税ではなく、今は積極財政を打ち出すべき」と言ってくれていた人は、殆ど安倍氏一人だった。失ったものが大きすぎる。また国際政治にとっても、安倍氏の時ならぬ死去はとてつもない損失となった。世界は有能且つ重要な(リーダーではなく)コーディネーターを失ってしまったのだ。再来年(2024年)のアメリカ大統領選挙で誰が勝つかは全く未知数だが、仮にトランプ氏が返り咲いた場合、何だか不安な予感を持たずにはいられない。理由は明白。当時政界の素人だった同氏と深い友情を結んだ上で、いろいろな助言ができた最高のmentorが、今度はいないからである。

宗教がらみで頭がおかしくなる奴は、いつの時代にも、どこの世界にもいる。それ自体はある意味、どうしようもない面がある。ブログ主が心底許せないのは、当日の警護に当たっていた奈良県警のボンクラ警官と、警視庁の能無しSPどもである。今回の件でどんな処分がそいつらに下されたかは分からないが、当人たちが自ら辞職願を出すぐらいのことはしただろうな。だって、そうだろう。どの面下げて、その仕事が続けられるんだ。一部の日教組教師みたいに、反日思想むき出しで散々ふざけまくっていながら、「定年後も、俺たちを再雇用しろ。しないのは差別だ」などとほざいて裁判まで起こすような糞ウジ虫じゃあるまいし、警察官には“恥”ってもんがあるだろう。

8月半ば、整形外科医の指示で、3ヵ月のリハビリ治療開始。テーマは、猫背の矯正。・・で、これが実に楽しかった。リハビリ卒業後の12月上旬、担当してくれた理学療法士のWさん(♀)に、お礼挨拶の手紙を送った。ブログ主は過去何回かの手術入院を複数の病院で経験してきたが、実はその都度、お世話になったナースさん、あるいはナースさんたちに、お礼の言葉と退院後の近況報告などを手紙に書いて送っていたのだった。いずれも返事が来ることはなく、こちらも「まあ、そうだよなあ」と、寂しいながらも当然のこととして受け止めていた。それが何とまあ、今回初めて、送った相手の方(かた)から返事が届いたのだった。きゃぴーん。うれぴー!にっきにっき、ちゃっぷちゃっぷ、ぴーやん。おめでとー!(←って、何言ってるの?)

手紙の内容は、ごくありきたりなものである。「今年8月半ばから11月まで、リハビリ治療でお世話になりましたTです。・・・楽しい時間を、ありがとうございました」という当方からの文言を受けて、「Tさんとのリハビリは毎回とても楽しく、元気をいただいていました」との返答。そのぐらいの話。でも、うれしい。

以下に記すのは、2人が交わしたある日のやり取り。

【「こういう感じで、歩くように」って、ドクターが実演しながら示してくれた姿が、こんな風に上体をそり返らせて、両手を後ろの方に持っていって、まるでオードリーの春日だったんだよね。「あ。私も今それ、言おうと思ってました。春日ですよね、その格好はまさに」。ところで、春日は筋トレをガチでやってて、少し前にボディビルのコンテストに出場して、何位だったか、入賞したらしいんだけど。知ってた?「え、そうなんですか」。でね、ステージでポーズを取ってる最中に、例の般若みたいな顔をやって。「あ、鬼がわら」。そっか、般若じゃなくて、鬼がわらか。それでウケた観客もいたんだけど、まじめな人たちは「ふざけるな」って、怒ってたらしい。「へえ~、そうなんですか。でも、あの人ならやりそうですね」。うん。その時の変な顔のポーズがネットニュースで流れてるの、見たよ。・・・「じゃ、今度は実際に歩く姿のチェックをしましょう」。了解です。つまり、こうやって上体をふんぞり返らせて歩くわけね。ガボッ、ガボッと。「Tさん、歩き方まで春日になってますよー」。で、ここで鬼がわらっ(変な顔ムニュッ)!「キャハハ」。】

―さて、間もなく始まる2023年。これから何に取り組んでみようかと、今あれこれ思案中。ひょっとしたら、今回のリハビリがきっかけで、“体の若返りを目指す筋トレ”が新しいテーマの1つになってくるかもしれない。がんによって全身が骸骨の標本みたいになり、それから少し肉が付いた現在でも、見るからに高齢者っぽい萎(しな)びた体になってしまっているブログ主だが、「こういうのを続けていれば、昔のような筋肉が戻るかな」と、腹筋ローラーで“立ちコロ”をしながら考える毎日が、実はもう始まっている。

―良いお年を。
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