クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

超音波内視鏡検査入院。ケンペ、VPOのレハール<金と銀>

2019年09月22日 | エトセトラ
2019年9月22日(日)。先月がん摘出のための手術入院をしたばかりなのだが、今月これから、また別の件で別の病院に入院となる。明日23日・秋分の日は、持ち物を揃えてバッグに詰める作業だ。今度は腸内にできている粘膜下腫瘍の正体を確かめようと、超音波内視鏡の検査(と言うか、組織採取)をするための入院。次々と大変だが、命にかかわる問題なので、やらねばならない。今年後半はやたら病院浸りになってしまいそうで、我ながら苦笑を禁じ得ない状況である。

さて、音楽ネタ。前回、若きカラヤンによるワルツの通俗名曲<スケートをする人々>を動画貼りしたので、今回はその連想で、レハールのワルツ<金と銀>の名演を貼ってみようと思う。この作品については、LP時代から評論家の宇野功芳氏が絶賛していたルドルフ・ケンペ指揮ドレスデン国立管弦楽団の演奏が夙(つと)に名高い。これはYouTubeにも音声動画がアップされていて、現在かなりの再生数を誇る物になっている。ということで、ちょっとひねりを入れたい当ブログ主としては、そのケンペがステレオ初期にウィーン・フィルと録音していた隠れ名演の方を選ぶことにした。後年のドレスデン盤のような“くっきりした稜線と引き締まった響きを持つ、明晰でゴージャスな演奏”に比べると、当ウィーン・フィル盤は(オケ自体の響きも関係してか)、より柔らかく、ふくよかな魅力を持った若々しい名演になっているように思える。なお、この音声動画は、再生機側のボリュームをやや大きめにしての鑑賞がお勧め。

●ケンペ、ウィーン・フィルのレハール/ワルツ<金と銀>(1958年・ステレオ録音)

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