クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

顔の傷

2024年03月24日 | エトセトラ
2024年3月24日。術後2日目。左目の涙管の断裂箇所を、細いチューブで繋ぎ直すハイテク手術。成功。管が挫滅していなかったのが、不幸中の幸い。まだ右目でしか見えないが、左の眼球自体は無事だった。視力が残っている。

先ほどナースさんにシャンプーをしてもらい、自分の顔を久々に鏡で見た。傷の走り方が、本気でブラックジャック。左眉から目頭、そして鼻の横を斜め下へザックリと。

顔の腫れが引いたら、どんな風貌になるのか。

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顔面損傷。緊急手術

2024年03月22日 | エトセトラ
2024年3月22日。意識があって、片目が見えて、手が動くだけ、めっけもん。

手術のお呼びを待つ。術後の顔は、漫画のブラックジャックかな。


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日本の男性アニメ声優たちによる女の子の声

2024年03月16日 | エトセトラ
2024年3月16日(土)。前回、「女性のソプラノ声域に達する高音を、(裏声ではなく)ナチュラルに出せる男性歌手」の動画を貼らせていただいたが、日本に於いては、それに類する驚異を男性アニメ声優たちの中に見出すことができる。・・・と、その前に、“逆のパターン”について片言隻句。

男の子の声を女性声優が演じるのは大昔、それこそ白黒テレビの時代からごく当たり前のことだった。異常に古い話で恐縮だが、例えば『ハッスルパンチ』(1965~1966年)。主役3人組のリーダー・子熊のパンチの声が大山のぶ代氏(※後にドラえもんが代名詞的役柄となった人)であったというあたりから、TVアニメが好きだった当ブログ主の記憶が始まる。他にも、『ゲゲゲの鬼太郎』(1968年~)の鬼太郎役が野沢雅子氏(※『ドラゴンボール』の悟空が超有名)といったように、今やレジェンド級の声優さん達が男の子の声を普通に受け持っていた。平成時代になってからも、例えば『ヒカルの碁』の進藤ヒカルや塔矢アキラなど、いわゆる美少年系キャラは殆ど、女性声優さん達の独擅場(どくせんじょう)という感じだった。

ブログ主は大学生になってついに、「もういつまでも、こんなアニメなんか見ていてもしょうがねえな」と、『グレート・マジンガー』を見ている途中でTVを消し、以降完全にアニメから卒業した(※1970年代の終わり頃)。なので、非常に残念なことに、『ガンダム』のことは何も分からない。ネット上でかつてよく目にした、あの有名な「これって、どういう事なんだ?ガンダムでたとえてくれ」「○○○の○号機が、シャーの何とかを一人で破ったレベル」「おおっ、それは凄いな」みたいなやり取り、あるいは10数年前のアメリカ大統領選挙で、オバマ氏が勝利目前だった頃に見た「黒い方が勝つわ」「ラーラは賢いな」みたいなのも、ブログ主にはその意味が理解できなかった。ガンダムの頃はもう、クラシック音楽にメチャはまり状態だったからなあ。

閑話休題。最近YouTubeで、面白い物を見つけた。現在のアニメでは美少年(orイケメン)系のキャラを男性声優がごく自然に担当しており、そればかりか、一部の人は何と女の子の役をも演じているらしい。その具体例を楽しくまとめた動画が、こちら↓。これにはちょっと、びっくり。ファルセット(ひっくり返した男の裏声を、声楽的に使えるレベルに高めたもの)、カウンターテナー、ボーイ・ソプラノ、さらには「ボーイ・ソプラノの天使の声を成人以後も残そうとして行われた非人道的な去勢手術と、その結果生まれたカストラートの声」というところまでは、クラヲタにとっても理解の守備範囲。しかし、この動画の男性声優さん達は本当に、どういう発声技術を体得しているのだろうか。裏声のヒャーヒャーした響きではなく、女の子の中声部帯域の話し声を、いとも自然に再現しているではないか・・・。こええよ(笑)。

【ボイスあり】もはや女の子より可愛い!! 男性声優の女声9選 【蒼井翔太/村瀬歩/小林大紀/代永翼/山本和臣/永塚拓馬/徳留慎乃佑/山寺宏一/石田彰】
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男性の高音の可能性~マラカイ・バヨー、ディマシュ・クダイベルゲン

2024年03月01日 | 演奏(家)を語る
2024年3月1日(金)。先頃、YouTubeサーフィン中に出会った動画。曲は、ミュージカルの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェッバーがクラシックの流儀で書いた<レクイエム>の中から、「ピエ・イエズ」。黒人の男の子が歌っている。celestial(天上の世界のよう)な響きを持つボーイ・ソプラノの歌唱である。これは著明な海外オーディション番組の一コマだが、初めてこれを見た時、ブログ主は動画に出てくる白髪の審査員と全く同じように、涙にむせた。まず、[3:22]のdona eis のところ。ここでの声と歌詞のディクションはもう、絶品。一方[4:31~]のsempti eternamに入る直前では、大舞台の緊張が続いたせいか、僅かに声が揺れる。思わず、「うっ、頑張れ」と心の中で祈るように応援した。そして見事に歌い上げた後の、あどけない安堵の笑み。w

【和訳】「まるで天使の歌声」 マラカイの歌唱が審査員の琴線に触れる | BGT 2023

ボーイ・ソプラノの美声はしかし、儚い。ここで奇跡のような声を聞かせてくれた13歳の少年も、あと数年以内に体の成長に伴う変声期、いわゆる「声変わり」の時を迎える。これは悲しくも、いずれ失われる運命(さだめ)にある“束の間の美”なのだ。

しかし近年、特異な才能を持つ一部の人たちによって、男女の声を隔てる壁は乗り越えられつつある様子。旧来のファルセット(いわゆる裏声)を使った男のメゾ・ソプラノとは違う、あるいは、かつて『もののけ姫』の主題歌で話題になったカウンターテナーの声質とも違う、よりナチュラルな男声のソプラノ。今回は、世界に複数存在するそのような男たちの中から、おそらく現在トップに君臨する人であろうと思われる人気歌手の映像を、1つ。

ディマシュ・クダイベルゲン(※注)/S.O.S. d'un terrien en détresse(悩める地球人のS.O.S)/ Dimash Kudaibergen 日本語和訳
(※注 ロシア語系のアルファベット表記を読むと、ジマーシュ・クダーイビェルゲノフ)。
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