クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

CDプレイヤーの修理

2010年11月29日 | エトセトラ
前回、レコードプレイヤー売却の話をちょっと書いたが、実はこのところ、我が愛するオーディオ機器達の間で故障者が続出している。少なからぬ修理費用が今後見込まれるため、今ちょっと懐具合が気になりつつあるところだ。尤もこれは、仕方のない面もある。我が愛機たちは皆、ヴェテラン選手ばかりなのである。つい昨日(11月28日)、3週間ぶりに修理から帰ってきたCDプレイヤー(DENONのS10Ⅱ-N)は’98年度の購入だったから、今年で12年目。修理を頼むようなトラブルなど出さずにずっと頑張ってきてくれた名機だったが、数ヶ月前あたりからどのCDをかけてもひどい音飛びが発生し、まともに再生できなくなってしまった。それで仕方なく、メーカー修理に出していたのだった。このプレイヤーについては、経年劣化したピックアップとスピンドルモーターの交換を中心とした整備で、かれこれ2万円弱の出費となった。ちょっと痛い・・。しかしまあ、この機械の元々の価格と、これまで使い込んできた年月、及びその使用によって授かった多大な恩恵を考えたら、今回はむしろ随分安い修理代で済んだものと感謝すべきかもしれない。

自宅でのオーディオ視聴がメインになっているクラヲタの私は、フルコンポーネントの他に、一式のミニコンポも別室に設置している。で、そのミニコンポ用のCDプレイヤーも随分前から音飛びがひどくなっていて、現在放置プレイ中であったりする。こちらは’99年度の購入だから、今年で11年目だ。やはり、それ相当の年月が経っている。過去に1度だけ、ディスク・トレイのeject機能がおかしくなって修理してもらったことはあるけれども、それからは全くへそを曲げることなく、よく働いてくれた機械である。こいつもそろそろ、治してやらねばならない。

フルコンポの方では、プリメインアンプも、2~3ヶ月前からセレクター・ランプがついたり消えたりして不安定な感じになってきている。こちらのアンプに至ってはもう25年余り、約4分の1世紀も使い続けている長寿機だ。ドライヴ段に2本の真空管を並べた、ちょっとおしゃれなデザイン。発売時には話題になった透明感のあるきれいな音。本格的なセパレートアンプを使っているオーディオファイルの人たちから見れば、「良い音と言っても、しょせんはプリメインだろ」ということになってしまうと思うが、私はこの機械、結構気に入っている。メーカーさんに先日修理見積もりを訊いたら、「切れてしまったランプの交換、スイッチ部品の交換、真空管の交換、その他の整備で、だいたい5万円前後の見込みになります」と言われた。う~ん、厳しい。

昨年のがん入院と、今も続く検査通院。愛用オーディオ機器たちの相次ぐ故障と、それによる出費。そして、(ここには詳しいことまでは書かないが)数ヶ月前に遭遇した不愉快な事件。今の私はひょっとすると、細木数子氏の言う「大殺界」の中にいるのかもしれない(苦笑)。細木氏の六星占術も勿論、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の範疇を出るものではなく、数多ある怪しげな占いの一つに過ぎないものだとは思う。が、仮に細木氏の話を信じてみた場合、「大殺界のときは、じたばたしないこと。お金でも何でも、出ていくものにしがみついたりせず、逆にどんどん手放すのが正しい」そうなので、「ここはひとつ、しっかりお金を吐きだしてみようか」と考えてみるのも悪くないかもしれない。
コメント
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