クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

占いが告げる使命。ヴンダーリッヒの<奥様、お手をどうぞ>

2020年02月10日 | エトセトラ
2020年2月。次第に飽きてきながらも、占いサイトを渉猟する日々。いろいろ見ていて1つの傾向として感じるのは、どのサイトも恋愛運・結婚運を占うページが他の項目を圧倒して多いということ。女性客を中心に、やはりその分野の需要が大きいのだろう。(※ちなみに当ブログ主が見るのは、「人生丸ごとパック」みたいな、総まとめの項目が中心)。そしてある意味、当たり前のことなのだが、どの占いも相談者が健康で、普通にお勤めしている人であることを前提にして書かれている。まあ、それはそうだろう。体に障害を抱えた孤独な老人を、占い対象の基本像に想定するわけがない。w そういうわけで時々、「どこの世界の、誰の話をしてんだよ」と思わず苦笑いしてしまうこともあるのだが、勿論、普通でないのは当方である。

さて、当ブログ主が最近感じている、占いの不思議。「こういう名字にこういう下の名がつけば、こういう性格になる」という姓名判断なら、まだわかる。たまに同姓同名という例もあるが、一般的に氏名というのは、各自に特有のものだから。ところが、“何年何月の何日生まれか”という生年月日だけで、その人の基本的な性格をしっかり当てるって、どういうことだろう。当ブログ主と同じ日に生まれた男性は日本中に何百人(あるいは、何千人?)もいるだろうに、みんな揃って「やたら個性的な、変わり者」になっているのだろうか?まさか・・。これだけは、よくわからない。前回引用した道龍、ビッグ・ママ、高島万鳳の各氏や、今回引用するジョン・フローリー氏等は皆、「あなたの本名は不要。生年月日だけで十分」というスタンスだ。その上で、「はい、おっしゃるとおりです」とか「そのように言っていただけると、うれしいです」などと応じたくなるような、かなり的を射た指摘をしてくるのだから、まあ、不思議だなあと。

(※ただし、それらの的中している占いでも、未来を予言する部分については全く当てにならない、あるいは真に受けるほどの信憑性はないという点については、ここではっきりと明記しておきたい。自分の将来についての判断を、占いに頼るべきではない。)

―ということで今回は、占いサイトによくある「人生に於けるあなたの使命・役割」という項目から、このブログの存在が1つの回答になっているように思える物をいくつか書き出してみようと思う。(※前回同様、当ブログ主のことはTと表記)。

●Tさんは旺盛な知的好奇心を持ち、いつもさまざまな分野にアンテナを張っているのですね。関心を持った事柄については深く研究し、周囲からは博識な人として・・・Tさんの個性の特異さは、すでに多くの人の知るところでしょう。あなたにとっては当たり前にしただけの発言が、人々に大きな波紋を投げかける。そのような場面は少なくありません。あなたには独特の直感力、というよりも、論理の力が宿っています。他の人と同じタイミングで、同じものを見ても・・・

~【キース・ビーハンの「国際霊能者が暴くあなたの全運命/人生掌握霊視SP」@ヤフー占い】より

●Tさんが生まれたときに刻印された宿命とは、何なのでしょうか?それは研究心です。あなたは物事に妥協することなく、常に探求するという宿命を持っているのです。多くの人は何となく、無為に人生を過ごしているものです。しかし、あなたははっきりと違います。自分の目の前に起きているのは何なのか、そしてなぜなのかと、常に考え続けるのです。例えてみれば、今何時かを気にするよりも、時計の中身を調べてみたいと考える子供のようなのです。・・・あなたの持っている「秘めた才能」とは何なのか?それは編集能力です。これはお世辞でも何でもないのですが、あなたは頭がいいし、物事をきちんと客観的に観察できる力もあります。そして自分の持っている情報を、パッチワークのようにしてまとめあげることに・・・

~【ジョン・フローリーの「英国伝統占星術が全てを明かす!」@cocoloni本格占い館】より

●あんたの人生の意味、それは、何かに進化をもたらすこと。そのためには、常に何かを学ぶことが大切。学ぶっていっても、必ずしも学問に限ったことじゃない。それは、人との付き合い方でもあるだろうし、効率的な仕事の進め方でもあるだろうね。もしかしたら恋愛術かもしれないし、処世の方法かもしれないね。とにかく、あんたは常に向上心や探究心を持って、より良い方法を考えることになるはずだよ。いってみれば、これがあんたのライフワークなんだよね。大切なことは、学んだことを自分の生活の中で活かすのはもちろんのこと、周囲の人々の生活にも溶け込ませていくってこと。学びの成果や、そこで得た知識をみんなに共有するってことが重要なんだよ。それは遠まわしに、世界を変えていくということ。大げさだと思うかもしれないけど、通常なら気付かないような極めて小さな変化が、やがては無視できないほど大きな変化になるってことが、世の中には沢山あるの。あんたはそうやって、自分でも気付かないうちに、進化への一端を担っているんだよ。・・・知識というのは、得るだけではダメなんだよ。あんたが本当に成すべきこと、それは、身に付けた知識を活かすこと。それに尽きるよ。・・・人生の中であらゆる展開を見聞きする機会が多いあんただからこそ、与えられた使命なんだと、おばちゃんは考えるわけだ。

~【新橋の母 小田原せいの「天が与えたあなたの『人生の意味・本当に成すべきこと』」@cocoloni本格占い館】より

―というところで、締めくくりはいつものようにYouTubeネタ。前回貼った優等生歌手のペーター・シュライアーには無かったもの、即ち“天性の色気”みたいなものを備え持っていた稀代の名テノールが、セッション録音で遺した名唱を1つ。

●フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)が歌う<奥様、お手をどうぞ>(グラモフォン音源)

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