クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

2度目の検査入院

2013年08月31日 | エトセトラ
大腸がんの手術入院から、4年。この8月半ばに、2度目の検査入院をしてきた。前にも書いたネタだが、内視鏡検査を前にしての、あの下剤のつらさ!相も変わらず、飲みにくいこと極まりないニフレック(苦笑)。幸いながら、前回とほぼ同様、半分の1リットルぐらいを飲んだところで、看護師のOKがもらえた。検査自体は麻酔による熟睡の最中に行なわれるので、何も痛くないし、怖くもない。目が覚めるとすべて無事終了、といった按配である。今回は小さなポリープが一つ見つかったので、検査中に切り取ったとか。その生検結果も良性腫瘍で、問題無し。炎症も全く見られず。やれやれ、ホッ。で、そうなると逆に、この数カ月続いてきた腹部の異常は何なのか、というのが謎になってくる。医師の見立てでは、過敏性大腸症候群か、あるいは特定の食品に対するアレルギーということになるようで、後者だとすれば、原因と思われる飲食物を意識して避けるしか方法はないとか。いずれにしても、大きな病気の再発ではないということで、その点だけは改めて安心できた。

さて、今ワープロを打ちながら、ミニコンポでCDを聴き流している。ブル-ノ・ヴァイル指揮ターフェルムジーク・バロック管弦楽団による演奏で、ハイドンの交響曲集。先程<第45番>が終わり、続いて<第46番>が始まったところである。ヴァイルのハイドンといえば、かつて宇野功芳氏が絶賛していたものだが、今回初めて耳にして、「ああ、なるほど」と思った。このCDを聴き始めた時、私が何をまず思い出したかっていうと、ラインハルト・ゲーベルが指揮したバッハの<ブランデンブルク協奏曲集>。早いテンポで疾風のように音楽が駆け抜け、そこに生き生きとした生命力が漲る。そちらもまた宇野センセー絶賛の演奏で、何と言うか、ある種の(いかにもポーコー先生が好みそうな)共通項みたいなものが、この両者の演奏には感じ取れるのであった。

―ということで、宇野学派(笑)卒業生の当ブログ主らしいことをちょこっと書いたところで、今回はこれにて。
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