明日、入院

ちょっと普通でない病気が、大腸に見つかった。この1ヶ月あまり私をずっと苦しめていたのは「胃の痛み」ではなく、胃のすぐ近くにある大腸の腫瘍だった。4月にお世話になった近くの内科病院から紹介状をもらい、5月の1日、2日と私は消化器専門の大きな病院に出向いた。そしてそこで、思いもかけないほど悪い話を聞かされることとなったのだった。

腸のＸ線写真を前にして、「良性か悪性か、今の段階で分かりますか」と尋ねる私に、「良性の腫瘍は、こんなにでかくならないよ」と医師はストレートに答えた。（※1日にこちらの病院を初めて訪れた際の問診票に、「告知を希望しますか、しませんか」という質問項目があったので、私は「告知を希望する」に○印をつけて出しておいた。医師の直答は多分、それを踏まえてのものだったのだろう。）長く繰り返された便通の異常も、しばしば私を襲った強い貧血症状も、皆この病変と繋がっていたのだ。ついでに言えば、体重の急激な減少も。

いよいよ明日（5月6日）、入院である。医師の話では、外科手術が急がれるとのこと。その前により精密な検査、そして家族への説明が行なわれる予定。入院用のパジャマや室内履き等を日曜日に買いに行き、今は身の回り品として家から持っていくものを確認しているところである。クラヲタのはしくれとしては、入院中の自由時間に何か好みの音楽を聴き、少しでも気を紛らわすようにしたい。そこでＣＤウォークマンと、何点かのＣＤソフトも一緒に持っていこうと今考えている。・・・さて、ＣＤはどれとどれを選ぼうか。