クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

脳MRI、腹部CT&エコー、GF、体脂肪測定

2024年06月29日 | エトセトラ
2024年6月29日。今月は、検査のオンパレードだった。まず、脳のMRI。これは2年ぶり。結果は前回と同じで、異常なし。書痙症状は悪化の一途を辿っているものの、パーキンソンを疑う所見は全く見られないとの診断。続いて、消化器外科での腹部CT、エコーとGF(胃の内視鏡)。これらも異常なし。ただ、GFでは、「(ブログ主にとっては前例のない)青色染色を行なった上で、怪しげな組織を採取し、病理に出しました」と検査後に伝えられ、かなりビビった。幸い、これも結論的には良性。全く問題ないものと判明。ネットで調べて見つけたインジゴカルミンの青とは違う緑色の画像を見せてもらいながらの説明によると、潰瘍っぽく見えるしわの部分を今回、念のために生検に出したということのようだ。「もしスキルスとかだったら、どうしよう」と、無駄にヒポコンドリーしていたブログ主の不安は無事、杞憂に終わってくれた。

そして今月は、全く予定の無かった体脂肪測定もやることになった。これについては、病院に行ったわけではない。近隣の町で開かれた市民フェスティバルみたいな企画の一環で、一日限りのイベントとして行なわれたものだ。町内会の回覧板で手に入れた情報からである。サービス提供は市内の大きな病院だが、当日の測定係は近所の爺ちゃん婆ちゃんのボランティア。で、笑えるのが、訪問者もまた皆揃ってすっごいジジババ集団であったこと。ブログ主も年金生活者なのだが、一人だけ若造に見えてしまうレベルだった。w

さて、体脂肪測定。やる事は単純。素足になって、タニタ製の「体脂肪測定機能付き体重計」に乗るだけ。・・結果。ブログ主の場合、体重56・5kgのうち脂肪量が10・0kg、筋肉量44・1kg、推定骨量2・4kgという配分になるらしい。お馴染みのBMIは21・8で、全く肥満ではない。(というか、むしろ情けないヒョロガリ体型という方が当たっている。)あと、よくは分からないのだが、筋肉量から算出される基礎代謝量が1242Kcalとかで、そこから体内年齢39歳という推定がなされるとのこと。これには、説明係のベテラン看護師さんらしき人が驚いていた。「お若いですねー」って。う~ん、さすがにちょっと、盛り過ぎでしょ。ww

で、今回当ブログ主が初めて知って注目したのが、脚点という項目だ。当日受け取った説明書によると、これは“脚部筋肉量点数”という用語の略称で、「体重に占める脚の筋肉量が、理想とされる数値と比べてどの程度の割合で持たれているか」を示すものだそうだ。おそらく理想値は100なのだろうなと推測した上で、当ブログ主の値は今回92。この数字がどの程度良いのか悪いのか、ちょっと分からない。例えば何かの試験で100点満点のうち92点なら立派な数字と言えようけれども、100を理想とする酸素サチュレーションが92とかいったら、それマズイっしょって。

どちらにしても、ブログ主の足腰の衰えは本当に、まじめに対策を考えないといけない状況にあるというのが現実だ。3月の転倒&顔面損傷~手術入院という恐ろしい経験への反省から、毎日少しずつ筋トレを再開し始めているブログ主にとって、具体的な目標が出来たのが今月最大の収穫かもしれない。来年また市民祭か何かで同じ測定サービスがあったら、次はもっと筋肉量(特に脚点)を増やして、さらに良い数字を叩き出してやろうじゃないかと。目標を持った時のブログ主は、めちゃ強いのだ。おっし!がんばるぞい。
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ペーパードライバーの免許更新

2024年05月29日 | エトセトラ
2024年5月29日。少し前に地元の警察署で、運転免許証の更新をしてきた。正直なところブログ主は、「今回はもう、免許の更新はしなくてもいいな」と思っていた。―というのも、・・・

どうしようもない不器用さゆえに、悲惨な教習所時代を経てようやく手にした免許証だったが、おやじの車を借りて近所を乗り回すようになってから、ヒヤリハットな経験を幾度か繰り返した。そして、「俺に、車は無理だ。いつか大きな事故を起こしちまいそうだ」と、ブログ主は学生時代、早々に乗用車の運転を諦めたのだった。それからは、原付バイクが主要な“通学・通勤・レジャーの足”になった。・・・今こうして年金を受け取るような年齢になり、直腸だの前立腺だのに悪性腫瘍が出来てしまったことで、股間への刺激が禁忌となった。そのためバイクは勿論のこと、数年前には自転車さえも手放した。

ゴールド持ちのペーパードライバーにとって、運転免許証は身分証明書としての使い道しかない。それもマイナンバー・カードの時代が来て、必ずしもドライバーのライセンスを持っている必要はないという状況になった。そこで、今年通知を受け取った時、ブログ主は、「もう更新はせずに、運転経歴証明をもらってくればいいだろう。視力検査も、面倒なビデオ講習もないし」と考えたのだった。

そこから180度気が変わった理由は、3月の転倒事故と顔面損傷。経歴証明は1回作れば、それを一生使う事になる。今の、このひどい顔の写真で、一生?それ、ちょっとイヤ過ぎるだろ。w 今回面倒くさいのを我慢してもう1回だけ免許を更新し、5年後にもう少しまともな顔で(笑)経歴証明に変える方がいいだろうと。

結論。それで正解だった。今回色々と良い経験、良い勉強が出来たから。まず面白かったのが、今年から更新に行く日を前もってネットまたは電話で予約する制度になったこと。時代の流れだね。気が向いた時に、あるいは「ちょっと時間が出来たから、今日行っておくか」みたいな思いつきで行くことは、できなくなった。そのかわり、混雑するタイミングに当たってしまって、やたら待たされたりすることも無くなった。

そう言えば、運転経歴証明という物自体も将来、どうなるのかなと。当日、署の窓口で、「5年後の更新時には経歴証明にしようと思っているんですが、その場合も、ここへ来ていいんですか?」と尋ねたら、「5年後なら、これから法規がどんどん変わっていきますから、まだ何も決めずに様子を見ておかれるといいですよ。マイナンバー・カードとの一体化もあるし、とにかく色々変わりますので」との回答。そうか、そうだった。マイナンバーと運転免許の一体化は既に決まっていて、後は施行開始を待つだけの状況だったよな。それやこれやで、今回しっかりした免許証を手にしておいたのは、何だか分からないが、気分が良い。w

最後になるが、ビデオ講習も良かった。かつてのような、スタントマンさんにやられ役のバイクライダーを演じてもらったような“作品”ではなく、本物の事故映像だ。ドライブレコーダーの普及がもたらしたリアルな事故発生現場の再生には、かなりの衝撃があった。ここにもまた、時代の流れを感じたな・・。
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退院の日。怪我の経過

2024年04月23日 | エトセトラ
2024年4月23日(火)。先月の末、5日間の入院から無事に帰宅。昨年のヘルニア手術の時と同じで、今回もエント当日は雨降り。ついてにゃあ(苦笑)。しかし、独りぼっちの帰宅となった前回と違って、今回は“迎えの人”が来た。といっても、母はもう寝たきり入院で、ずっと眠っている状況。弟も、事故当日こそ救急隊員からの緊急連絡に驚いて遠い町の病院まで駆けつけてくれたが、さすがに退院日の迎えまでは、業務多忙のため無理。じゃあ、誰が?という話になるわけだが、答えは昨年の夏に契約していた終活サービスの業者さん。39万6000円という安くない会費を払うかわりに、「入院時の身元引き受け」と、「長期入院の際の見舞い&もろもろの雑用引き受け」、そしてまさに今回のような「退院時の出迎えから、家に着くまでの付き添い」をしてもらうことが、契約内容になっている。(※無料の派遣サービスは、2回まで。つまり、あともう1回これを使ったら、その後からは毎回有料となる。)

しかしまあ、今回は本当に助かった。当日来た人はブログ主よりも4歳年上の男性で、元証券マンだったというSさん。いかにもって感じで、客対応のトークが上手い。「じゃ、行きましょう。先輩」って、いや、ああたの方が傍目にどう見てもおっちゃんだし、実際に俺より年上じゃん。w でまた、こちらのリクエストに機敏に応じるフットワークの良さ!「あ、Sさん、ちょっと7000円、貸してくれる?ここ、カード払いが出来ないって。俺今7000円も持っていないから」「すいません。私もそこまでの額は持ち合わせがなくて・・。あ、ちょっと待っててください。そこのコンビニへ行って、下ろしてきます」と言って、速攻猛ダッシュ。数分後、現金を持ってきてくれた。そこでブログ主は必要な支払いを済ませ、その後家の近くまで着いた時に、別のコンビニで今度はこちらがお金を下ろし、速やかに返済。この臨機応変なやり取りが、実に心地良い。さすが、元営業職。

顔の痛みや足のふらつきはその日も当然続いていたのだが、この人の付き添いのおかげで、バス20分~電車25分~さらにバス20分~徒歩10分という遠距離帰宅が、随分楽になった。一人ぼっちでふらつきながら乗り換え~乗り換えの長旅って、ちょっと不安過ぎる。(※さりとてタクシーでは、料金が殺人的な数字になる。)それが、おしゃべりを楽しみながら心配なく家に向かうことができたのだ。途中の駅でファミレスに寄り、Sさんにお昼をおごったブログ主の行動は当然至極のことであったといえよう。w (※ここでも、彼は大人の対応。「何でも、お好きなものをどうぞ」という言葉にうきうきしながらメニューをめくりつつも、こちらが一番安い日替わりランチに決めたら、「あ、じゃ、私も同じので」としっかり合わせてきた。う~ん、お見事。)

さて、その後の顔の経過だが、事故当日ザリザリに剥けて赤くただれた皮膚も、だいぶ元に戻った。ブラックジャック傷も、当初より薄くて短い物になった。少なくとも、人気漫画キャラのそれみたいに顔の輪郭線まで走るような長い傷ではなく、左目の目頭から鼻の脇をザクッと行っているぐらいの感じで、花粉対策のメガネなどをかければ、はた目には全く気づかれないぐらいになった。眼窩底(がんかてい)骨折による、左の頬から上唇にかけての痺れは、今もある。かなり、つらい。医師によると、この痺れは普通2カ月ぐらい続くらしい(泣)。左目の下の肉が削げ落ちてしまったため、乾くうちに引きつってきて、何だか爬虫類っぽい形の目になってしまった。しかし、視力の方は全く異常なく、普通に見えている。これが何よりの幸い、というところか。
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事故当日の気持ち

2024年04月07日 | エトセトラ
2024年4月7日(日)。自分自身の体力の衰えと、あまりにも鈍臭い運動神経の無さに、つくづく嫌気がさした、あの事故の日。3月21日(木)。何でもない普通の地面にサンダルでつまずき、たたらを踏むように前方につんのめって転倒。顔面から庭の瓦礫に突っ込んだ。あっ、あっあっ、とっとっとっ・・・・。

ぐがあっ、グシャシャッ(と同時に、ガツーン!ゴギッ)・・・。

幸い頭の強打はなかったので、意識は飛ばずにすんだ。しかし、起き上がる気力が全く出ない。ヒリヒリ、ジリジリと焼けつくような皮膚の痛みと、顔面骨折による左目の下の強い疼痛。開かない左目。鼻の内側から喉に落ちてくるドロッとした血の塊を口から吐いたり、飲んだりしながら、そのまま地べたに仰向け。春の彼岸のお中日を過ぎたところとはいえ、夕方6時近くになると、空気がぐんと冷え始める。灰色の空を地べたから見上げながら、外着のコートを着たままでも寒さがしみてくる陽気の中、わが身の置かれた情けなさすぎる状況を嘆いて恨んで、ひとりごちた。

「何なんだろうな、このみじめな人生。・・・なんかもう、いろいろ、いやになっちゃったな」。

自宅の狭い裏庭に、べたーっと横たわる顔面血まみれの小さな老人。生涯に亘るコンプレックスの原因だったガキみたいな顔が激しく損傷し、醜くただれた。周りには、誰もいない。・・・深い孤独。やがて、おかしな思考が脳裏を巡り始める。

「もし違った転び方をしていて、頭をブロックか何かの角にでもぶつけていたら、意識がなくなって、そのまま寒い夜になって、体温が下がって・・俺はこの世から去っているんだろうな。それなら、それでも良かったよ。もう、本当に、いろいろと、いやになったから。3日も4日も経ってから遺体が発見されるか、奇跡的に死ぬ直前に誰かが見つけてくれて、救急搬送されて、病院到着の頃に死亡確認とかね。で、何かい、俺が最後に遺す心電図の所見は、低体温性のj波?オズボーン波かよ。そりゃ確かに、まだ寒いから長いおズボンをはいているけどよ。って、何言ってんだかな。しょうもな」。 

「あ、ひょっとして、みいさんが俺を呼んでるんかな?『お母さん、もうすぐ逝くんだけど、やっぱり一人じゃ寂しいから、おみゃあさんも一緒に来てくれにゃあかなあ』って。そうだな、それでもいいかもしんないな。本当にお金にルーズな人で、息子として随分尻拭いの苦労をさせられた(※ブログ主が解消した親たちの負債額は、1000万円を軽く超える)けど、こんな男をずっと愛し続けてくれたこの世でただ一人の女性だったからね、母は。そしたら、一緒におじいんとこへ行こうか」。

やがて、気持ちが少し回復する。ショルダーポーチからスマホを取りだし、見える右目の弱い視力を頼りに119番。・・・それから、20分ぐらい経ったかな。ピーポーピーポー。「救急隊です。Tさん、どちらですか」。
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顔の傷

2024年03月24日 | エトセトラ
2024年3月24日。術後2日目。左目の涙管の断裂箇所を、細いチューブで繋ぎ直すハイテク手術。成功。管が挫滅していなかったのが、不幸中の幸い。まだ右目でしか見えないが、左の眼球自体は無事だった。視力が残っている。

先ほどナースさんにシャンプーをしてもらい、自分の顔を久々に鏡で見た。傷の走り方が、本気でブラックジャック。左眉から目頭、そして鼻の横を斜め下へザックリと。

顔の腫れが引いたら、どんな風貌になるのか。

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