クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

ブログ立ち上げ19年1ヶ月、リュックの紐の付け直し、奇跡の心臓回復

2023年11月15日 | エトセトラ
2023年11月15日。先月の31日で当ブログは満19歳となり、今月から20年目に入った。このところ本来のテーマであるクラシック音楽の話題はどこへやら、日々の出来事を月1ぐらいのペースで書き込むような姿になっている。まあ何でもそうだが、長く続けている事自体に価値があるとも言えるし、更新ペースの牛歩ぶりにもかかわらず、日々のアクセスUU(ip)数はこのところ200人台で推移している。クラヲタの零細ブログにしては上出来かもと、心ひそかに自画自賛。(※12月の第9回心電図検定が近づき、合格基準の記事を見に来る人が、今年もまたちらほらとおられる様子。)

さて、9月の入院時に孤独の寂しさを感じたという話を前に書いたが、実は今月、母の不在による生活の不便さを1つまた実感する出来事があった。いつもの買い物に使っているリュックの紐が、取れてしまったのだ。ショルダーストラップの下に付いているバックルとリュック本体をつなぐためのリング紐が、縫い目の糸切れによってブチッといったのである。買って詰め込んだ物の重さが連日大きなストレスになっていたのは、明らか。しかし、困った。母がいればお得意の裁縫でチョチョイと縫いつけてくれるところだが、もうそうはいかない。料理と並ぶブログ主の苦手ジャンルは、裁縫。いわゆる“お針ごと”である。不器用の極み。・・さあ、どうしよう。

結局、紐の両端を両面テープでベタッと本体に貼り付け、その上からホチキスでバチン、バチン。「やっつけ仕事」という言葉を絵にかいたような雑な処理だが、仕方がない。その数日後、同じ紐が再びブチッ。あらら。そこでまたテープとホチキスでベタン、バチン、バチン。何だかなあ・・。今回のリュックの他にも、セーターに開いた穴へのパッチワーク、擦れたズボンの裾直し、シャツから取れてしまったボタンの付け直し、さらに麻紐で編んだ敷物のほつれ直し等等。このあたりはもう、今後どうしようもないんだなと。一方、毎日の御飯の煮炊きについては大丈夫。体が普通に動く限りは、自分ひとりで十分やっていける。

そこで将来懸念される孤独死の問題だが、ブログ主の場合、心臓に関しては多分心配ない。そう思える根拠は、去る9月の入院時に行われた心電図と心エコーの結果である。

4年前にとった心電図は例の如くPVC(心室性期外収縮)が胸部誘導にダヨ~ンと発生し、肢誘導にも好ましくない波形がいくつか出ていた。それが今回、期外収縮がたまたま測定時に出なかったこともあって、全体の姿が非常に良い物になっていた。せいぜい下壁誘導のP波がふたこぶになっているのが前回以来の異常所見になろうけれども、(心エコーの映像を検査直後に見させてもらった範囲で言うと)左室長軸像、心尖部四腔像ともに左房の拡大を思わせる様子はなく、僧帽弁の動きは健全そのものだった。(※4年前の映像では、無理して見ようと思えば「腱索断裂」に見えなくもないバサラな動きを、僧帽弁が示していた。当時映像を見ながらそんな感想を言ったら、「も~う、知っている人は、自分で病気作っちゃうから~」なんて、妙齢の女性技師さんがちょっと当惑気味に笑ったのだった。)ついでに言えば、左室短軸像大動脈弁レベルでも、今回3つ嘴(くちばし)の弁がほぼ完璧な動きをしているのが見てとれた。おおっ、いいじゃん。偉いぞ、おれの心臓。w

もう1つ嬉しかったのが、左室流入速波形。これが何と、4年前よりも今回の方がうんとまともな形になっていたのだ。普通は逆。「4年前はE波もA波も良い形で並んでいて正常型だったのですが、今回は弛緩障害型になっています。やはり加齢とともに左室の拡張力が落ちて来て、その分左房が頑張る事になるから、こういう波形になってくるんですよね」みたいな説明を医師からもらうのが、普通のパターン。しかし、何かと個性的な(笑)ブログ主は、結果の推移が正反対。左室流入速のパルスドプラまでが、常人の逆を行っているのだった。4歳年を取った後の方が、心臓が若くて元気!うきゃきゃきゃきゃ。―で、9月にヘルニア手術を行なってくれたK医師に、「これは先生、レアな臨床例として、学会で発表してもいいんじゃないですか?」なんて冗談を言ったら、堅実派の若きドクター、「う~ん」と小さく唸って苦笑い。w

―という事で、残る心配は脳。血管の障害は、ブログ主には多分無いと思う。気になるのは右手の書痙(しょけい)と左手の第4、5指の動作不全をもたらしている、神経の異常だ。来年の春頃にまた脳のMRI検査を受けようかと考えてはいるのだが、「パーキンソンでなければ、いいんだけど」との懸念が募る。さしあたり自分でも最近感じる危険は、家の中での転倒事故。これが実は、しゃれにならない。割と深刻。既に何度か、室内でやらかしている。畳に座っていたり寝そべっていたりの状態から、「よいしょ」と立ちあがる。そこで、「ああっ、おっとっと」とよろけて、後方に倒れる。顎を引くのが精いっぱい。そのまま成すすべもないままに、後頭部をテーブルだの柱だのにゴツン。いてぇなあ。先日は寝床の仕切りのところで倒れ込んで、お高いふすまを肘でベコンと凹ませてしまった。やだ~っ。ふすまって、破れた個所だけの部分張り替えとかできないんだから~(泣)。・・・これが単純に足腰の衰えから来る物なのか(だとしたら、マジで情けないレベル)、脳神経の障害から来るものなのか(それ、ヤバいだろ)、今は何とも言えない。

「体がチビでポンコツな分、おつむだけは少し冴えている」っていうのがブログ主にとっての“救い”なんだから、本当に変な疾患は無しでたのんますよ~。おねげえしますだ。(←って、誰に頼んでるの?)
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