クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

手術後の苦労、安倍総理の辞任

2020年08月29日 | エトセトラ
2020年8月29日。約10日間の手術入院から先日とりあえず帰宅したものの、修復された腸と肛門の具合がまだ思わしくない。排便障害に悩みながらの、おむつ生活が続いている。悪性の腫瘍が肛門近くに出来たため、昨年来大変な思いをすることとなってしまったが、逆に言えば、それが肛門近くだったからこそ、すぐ異変に気がつき、早期発見ができて一命を取り留めたとも言えるわけで、このあたりちょっと複雑な気分ではある。

昨日、安倍総理が辞意を表明した。持病の潰瘍性大腸炎が再発したためとのこと。これは、ショック。7年8ヶ月に亘って、本当に粉骨砕身の努力で日本のために尽くしてきてくれた人だったと、総理に対して感謝の念を持っている当ブログ主ではあるが、その一方で、「安倍政権はなんとなく、竜頭蛇尾に終わってしまったなあ」という残念な思いもまた抱かずにはいられない。その辺についてここでくどくど論じたりはしないが、一番惜しまれるのはアベノミクスの“中折れ”だ。これは第1の矢「大胆な金融緩和」のみが実行されて多大な成果を生み出しつつ、第2、第3の矢はいつの間にか立ち消え。それどころか、その素晴らしい理念に完全に逆行する消費税増税という愚を2度にわたって強行し、国民経済の立ち直りをぶち壊してしまった。

で、安倍総理の後を継ごうという候補者たちがまた、どいつもこいつも緊縮財政・増税論者ばかりで、暗澹たる気持ちになる。かろうじて菅(すが)官房長官がアベノミクスの本来的な意義をわかってくれていそうかなと思えるぐらい。

―さて、これからどうなるのか。満身創痍となった安倍総理に掉尾(ちょうび)の一振、“消費税減税を掲げての解散総選挙”を願うのは、さすがにもう無理か・・。
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