銀行サービスの変化。ルプー＆フルネのグリーグ＜ピアノ協奏曲＞

2021年1月29日。今年の東京の冬は大雪こそないものの、いつになく寒い日々が続いている。そしてコロナウイルス禍が続く中、飲食業や観光業をはじめとして、様々な業界で厳しい景況感が持たれるようになってきている。ワクチンの開発と普及で､今の騒ぎも次第に落ち着いてはくるのだろうが､その前に日本の経済は大丈夫だろうか・・。

そう言えば、ここ何日かの間に､自分が口座を持っているいくつかの銀行から、「サービス内容変更のお知らせ」みたいなメールが相次いで届くようになった。で、これが、当ブログ主のような立場の者にはあまりうれしくない話だったりする。たとえば、「スマホ認証ができない人は､今までのような振込手数料無料やATM無料利用などのサービスが受けられなくなります」とか。普通の人には、「だから、何？」って感じだろうな。しかし、今のライフスタイルにとりあえずスマホは必要ないという事で、その種の利器を持ち合わせていないoutdatedな老人にとっては、何とも困った事態なのである。あと、紙の通帳廃止とかも。

さて、久しぶりにYouTubeの音楽ネタ。今のような寒い季節にイメージがつながりやすい北欧の名曲から、超人気名曲のライブ音声動画を、1つ。最近見つけた逸品で、ラドゥ・ルプーがジャン・フルネと共演したオランダでのコンサート録音だ。グリーグの＜ピアノ協奏曲＞と言えばやはり、ルプーが（当ブログ主の評価の中では）その第一人者なのだった。プレヴィンとのデッカ録音では高い完成度が示される一方、場所によってはもっとパワフルな、もっと抉ったような音がほしいと思われる箇所も、なくはなかった。こちらの↓ライブでは、そのあたりの不満が払拭され、非常に聴き映えのする爽快な名演になっている。録音状態も良い。

Radu Lupu ~ Grieg Piano Concerto, op 16 ~ live 1975



（※ところで、少し前に気がついたのだが､YouTube動画の音質は、Google ChromeよりもMicrosoft Edgeの方が良いような気がする。同じ動画を再生しても、後者の方が、解像度の高い大きな音が前に良く伸びてくる感じなのだ。当記事読者の中で、外付けスピーカーやミニコンポを使った比較が出来る環境の方は、ちょっとお試しを。）