2022年2月19日。今月は当ブログ主にとって、記念すべき月になった。かねてより計画していた年金の繰り上げ受給が、いよいよ始まったからである。この15日(火)、指定の口座に第1回の入金があった。―と言っても、額は少ない。年額にして100万円に少し毛が生えた程度のものなので、今後も住民税非課税世帯のままであることに変わりはない。それでも随分、気持ちが楽になった。(額は小さくても)年金は公務員の給与以上に安定した収入ということで、約20年前に世間から身を引かせてもらって以来全く縁がなかったクレジットカードも、久しぶりに1枚持つことができた。
人生2度目の初任給(?)をもらった15日の夕方、小さなワイン(メルシャンのボン・マルシェ小瓶1本w )とショートケーキを2つ、近所のスーパーで買ってきて、母としんみり祝った。前倒しではあるけれど、ポンコツな息子が年金を受け取るこの日まで、よく元気でいてくれたねと。
周知の通りだが、年金は本人が望んで申請手続きをすれば、65歳になる前から受け取ることができる。但し、それをやると、(当然ながら)受取金額は削られる。また、事故か何かで、65歳になる前に重い障害を負った体になっても障害年金はもらえない。その他、(人によりけりだが)いろいろな権利を失う事になり、一般的には「65歳まで待つのが正解」とされる。しかし・・・
当ブログ主は悪性腫瘍のため既に3つの内臓を切り取られた不具合な体になっており、片脚にも手術中の事故(※対極板の不備と思われる長時間の感電)による神経麻痺が残る“障害持ち”である。ずっと支え合って生きている母も、かなりの高齢。将来一人になる孤独な男に見込まれる余生の年月など、たかが知れている。だから前倒しでもらい始めるのが、自分の場合は正解だろうと。60歳になる前から、地元の信用金庫の年金相談窓口を通じて幾度か社労士の先生と面談をし、どのタイミングで申請したらいくらぐらいの受取額になるか、試算をしてもらっていた。それからずっと、ああしようか、こうしたらどうかと、熟慮と検討を重ねた。その結果、昨年11月に申請手続きを取ることに決めたのだった。月初めの1日に早速市役所で住民票(※年金申請に使う場合は、発行手数料無料)を取り、受取口座の信金に立ち寄って承認のスタンプをもらい、(社労士の先生に手取り足取り教わりながら書き上げた)申請書類一式を、年金組合宛てに書留便で送った。そしてついに今月、最初の入金が果たされたというわけである。
当ブログ主ほどの状況ではなくても、将来年金の繰り上げ受給を考えている方はきっとおられるだろう。そこで今回は、繰り上げ受給までのおおよその流れみたいなものを、簡単にお伝えしておこうかと思う。
―年金は、65歳になる前からでも受け取り可能。但し1ヶ月前倒しするごとに0・5%ずつ減額される(※この記事を書いている2022年2月現在の話。2022年4月以降は、対象者の年齢条件付きで0・4%に緩和され、繰り上げ受給が少し有利な計算になる)。年金を最も早く受け取れるのは、満60歳0ヶ月。つまり12ヶ月×5年で、60ヶ月の前倒しという形だ。その場合は60ヶ月×0・5%で、結果30%の減額率となる。例えば、普通に65歳から始めた場合に月10万円もらえる予定だった人は、30%引かれて7万円の支給額になるという仕組みである。減額率は申請手続きを行った月をもって確定し、その率は一生ついて回る。年金額はほぼ毎年見直し改定されるが、いくらに決まっても、繰り上げの人は常にその額から申請時に確定した率の減額が行われて支給される。
当ブログ主は昨年11月に申請したので、その11月付けで減額率が確定。そして翌月の12月分から支給開始となった。年金は2ヶ月に1度、偶数月に支給されるので、昨年12月分と今年の1月分がまとめてこの2月15日に振り込まれてきたという形である。それから先は普通の人と同じで、2月分と3月分が4月に、4月分と5月分が6月に、そして6月分と7月分が8月に振り込まれてくる。・・・以下、本人がこの世を去るまで、その繰り返し。(※うちの父が亡くなったのは9年前の6月13日だったが、その月の15日頃に年金が入ってきた。当時は、「あれ、本人はもう死んじゃったんだけど、いいのかな」と思ったりもしたが、いいのである。6月15日前後に振り込まれるのは、本人がまだ生きていた4月と5月の分だから。その後8月には勿論、入金無し。)
―さて、次回予告。実は今月、年金初受給日となった15日(火)だけでなく、その前日の14日(月)にも小さなお祝いネタがあって、ワイン&ケーキのおいしい軽食を母と楽しんだのだった。そのネタについての話を次回以降、始めてみようと思う。1年ぶりに力の入ったシリーズ記事を書くことになりそうで、腕が鳴っているところだ。w
人生2度目の初任給(?)をもらった15日の夕方、小さなワイン(メルシャンのボン・マルシェ小瓶1本w )とショートケーキを2つ、近所のスーパーで買ってきて、母としんみり祝った。前倒しではあるけれど、ポンコツな息子が年金を受け取るこの日まで、よく元気でいてくれたねと。
周知の通りだが、年金は本人が望んで申請手続きをすれば、65歳になる前から受け取ることができる。但し、それをやると、(当然ながら)受取金額は削られる。また、事故か何かで、65歳になる前に重い障害を負った体になっても障害年金はもらえない。その他、(人によりけりだが)いろいろな権利を失う事になり、一般的には「65歳まで待つのが正解」とされる。しかし・・・
当ブログ主は悪性腫瘍のため既に3つの内臓を切り取られた不具合な体になっており、片脚にも手術中の事故(※対極板の不備と思われる長時間の感電)による神経麻痺が残る“障害持ち”である。ずっと支え合って生きている母も、かなりの高齢。将来一人になる孤独な男に見込まれる余生の年月など、たかが知れている。だから前倒しでもらい始めるのが、自分の場合は正解だろうと。60歳になる前から、地元の信用金庫の年金相談窓口を通じて幾度か社労士の先生と面談をし、どのタイミングで申請したらいくらぐらいの受取額になるか、試算をしてもらっていた。それからずっと、ああしようか、こうしたらどうかと、熟慮と検討を重ねた。その結果、昨年11月に申請手続きを取ることに決めたのだった。月初めの1日に早速市役所で住民票(※年金申請に使う場合は、発行手数料無料)を取り、受取口座の信金に立ち寄って承認のスタンプをもらい、(社労士の先生に手取り足取り教わりながら書き上げた)申請書類一式を、年金組合宛てに書留便で送った。そしてついに今月、最初の入金が果たされたというわけである。
当ブログ主ほどの状況ではなくても、将来年金の繰り上げ受給を考えている方はきっとおられるだろう。そこで今回は、繰り上げ受給までのおおよその流れみたいなものを、簡単にお伝えしておこうかと思う。
―年金は、65歳になる前からでも受け取り可能。但し1ヶ月前倒しするごとに0・5%ずつ減額される(※この記事を書いている2022年2月現在の話。2022年4月以降は、対象者の年齢条件付きで0・4%に緩和され、繰り上げ受給が少し有利な計算になる)。年金を最も早く受け取れるのは、満60歳0ヶ月。つまり12ヶ月×5年で、60ヶ月の前倒しという形だ。その場合は60ヶ月×0・5%で、結果30%の減額率となる。例えば、普通に65歳から始めた場合に月10万円もらえる予定だった人は、30%引かれて7万円の支給額になるという仕組みである。減額率は申請手続きを行った月をもって確定し、その率は一生ついて回る。年金額はほぼ毎年見直し改定されるが、いくらに決まっても、繰り上げの人は常にその額から申請時に確定した率の減額が行われて支給される。
当ブログ主は昨年11月に申請したので、その11月付けで減額率が確定。そして翌月の12月分から支給開始となった。年金は2ヶ月に1度、偶数月に支給されるので、昨年12月分と今年の1月分がまとめてこの2月15日に振り込まれてきたという形である。それから先は普通の人と同じで、2月分と3月分が4月に、4月分と5月分が6月に、そして6月分と7月分が8月に振り込まれてくる。・・・以下、本人がこの世を去るまで、その繰り返し。(※うちの父が亡くなったのは9年前の6月13日だったが、その月の15日頃に年金が入ってきた。当時は、「あれ、本人はもう死んじゃったんだけど、いいのかな」と思ったりもしたが、いいのである。6月15日前後に振り込まれるのは、本人がまだ生きていた4月と5月の分だから。その後8月には勿論、入金無し。)
―さて、次回予告。実は今月、年金初受給日となった15日(火)だけでなく、その前日の14日(月)にも小さなお祝いネタがあって、ワイン&ケーキのおいしい軽食を母と楽しんだのだった。そのネタについての話を次回以降、始めてみようと思う。1年ぶりに力の入ったシリーズ記事を書くことになりそうで、腕が鳴っているところだ。w