クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

衆議院解散、<ショーロス第10番>ライヴ映像

2012年11月30日 | エトセトラ
去る16日(金)、衆議院が解散した。民主党政権などというタチの悪い冗談が、これでやっと終わりになる。来月12月の16日(日)が投票日だが、私の気持はもう決まっている。迷う余地なし。国防・外交から国内の景気回復に至るまで、ちゃんとした政策を練り上げてくれている政党は一つしかないから。おそらく期日前に、投票を済ませることになると思う。

さて、趣味のクラシック音楽については相変わらずで、このところYouTube動画サイトを利用して聴くことが多くなっている。で、つい先日、また非常に魅力的な物を発見した。当ブログを立ち上げた割と初期に扱った曲で、ヴィラ=ロボスの<ショーロス第10番>。エレアサル・デ・カルバリュー(eleazar de carvalho)氏が、故国ブラジルのオーケストラとコーラスを振った1988年のライヴ映像である。今はCD以外にも、「ようつべ」のコンサート動画などを通じて複数の演奏が楽しめるようになった同曲だが、「この曲はやっぱり、この人が一番だな」と改めて認識した。同氏がかつてバイエルン放送響に客演した時の名演に比べると、オケのアンサンブルが粗かったり、ピアノ独奏が埋没しがちだったりという瑕疵(かし)はあるものの、一方で、銅鑼を思いっきりぶっ叩かせたりする大胆さなどが面白く、全体に相当楽しませてくれる“ノリノリ快演”に仕上がっている。テンポ設定といい、各楽器やコーラスのバランスといい、この指揮者のrenditionに私は最も強い説得力を感じる。「そうそう、そうこなくっちゃ」と言いたくなる心地良さだ。

これはおそらく御当地ブラジルのTVか何かで放送されたもののヴィデオ映像ではないかと推測されるが、モノクロ画面でノイズも目立ち、音質もはっきり言ってよろしくない。大して長い曲でないにもかかわらず、前半・後半の二つに分けて投稿されているという不便さもある。しかし演奏内容が非常に良いので、これは是非当ブログでも紹介しておかねば、と思った次第。よろしかったら、御一聴を。

【前半 5分43秒】

 

【後半 6分6秒】

コメント (2)
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