クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

多忙な11月。ハチャトゥリアン&ウィーン・フィル

2017年11月30日 | 演奏(家)を語る
2017年11月。相変わらず、いろいろ忙しい。今月も30日になってようやく、ブログの更新である。

クラシックCDについては何と言っても、tower.jpさんの企画CDが期間限定の割引特価(※3点買えば20%引き)になっていたことが、今月のハイライトだった。LP時代から馴染み深い名盤をいくつか、改めて購入した。その中で先日、何とか時間を見つけて聴いたのが、ハチャトゥリアン&ウィーン・フィルの自作自演盤。バレエ音楽<ガイーヌ>からの抜粋5曲と、交響曲第2番。<ガイーヌ>には若い頃のチェクナボリアンがナショナル・フィルと録音したRCAの全曲盤など、優れた物は他にもある。が、演奏本位で選んだらやはり、この作曲者自演のデッカ盤が随一という気がする(※収録曲数が少ないという不満は、あるけれども。あと、カヒーゼ盤全曲も爆演だが、あれは音がちょっとやかましすぎて聴き疲れがする)。

「アイシェの目覚めと踊り」では、ウィーン・フィルの弦の艶っぽさに加えて、サキソフォンなど、他の楽器との絡みが鮮やかに聞こえてきて、今回新たな感動を覚えた。有名な「剣の舞」や、打楽器の立ち上がりがすこぶる爽快な「レスギンカ」なども、過去に発売されたどのCDよりも鮮明で生々しいサウンドが楽しめる。同じ24ビットのデッカ・レジェンド盤よりも良い音に感じられるのは、ルビジウム・クロック・カッティングの威力だろうか。タワレコさん、本当に良い仕事をしている。交響曲の方は、曲自体が当ブログ主には今一つピンとこないものなのだが、ウィーン・フィルがあちこちで激しい響きを聴かせてくれる点が楽しめた。<ガイーヌ><スパルタカス>ともども、作曲者のタクトがオケを上手に煽って乗せているのがわかる。

―というところで、今回はこれにて。今年もあと1ヶ月。早いなあ・・。
コメント
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