クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

ブログ立ち上げ6周年、オーディオ機器の移り変わり

2010年10月31日 | エトセトラ
今日10月31日は、当ブログの誕生日である。これで満6歳となり、明日からは7年目に入る。よく続いてきたものだ。昨年のがん入院をきっかけに、今は月に1回だけ、ほとんどブログ主の生存確認みたいな更新状況になってしまっているが、これからもできるだけ何らかの記事を書き続けていきたいと思っている。

つい先日、手術後1年4カ月目の定期検査に行ってきたが、結果は良好であった。どの項目についても、問題はなかった。特にうれしいのが腫瘍マーカー値の減少で、CEA(数値が5・0以下なら異常なしとされるもの)など、回を追うごとにどんどん下がっている。昨年の9月が3・9、今年の1月が2・7、同じく6月が2・5、そして今回は1・7である。CA19-9も同傾向だ。やはり、食生活の改善が大きなポイントになっているのだろうと、自分なりに思う。

ちなみに今の私の食事内容は、だいたい次のような感じである。緑黄色野菜(ホウレン草、小松菜、山東菜、白菜、キャベツ、かぼちゃ、トマト等)が毎日の献立の中心で、タンパク質は主に大豆食品(納豆、豆腐、きな粉等)と魚(鮭、サバ、さんま、あじ、いわし等)で摂る。生野菜に味付けする時はドレッシングなど絶対に使わず、レモンを搾ってかける。肉については、ごくたまに鶏肉を煮て(←油を洗い流すため)食べるか、脂身の少ないヒレ肉のとんかつをいくつか食べる程度。あとは、ご飯のふりかけとして黒ゴマを常食していることと、1日1回は発芽玄米入りのご飯を炊いて食べることが基本路線。季節の果物、海藻類、豆類、キノコ類も積極的に食べる。鶏の卵はせいぜい週に1回か2回、1つか2つを炒って食べる程度。―こんな食生活で、昨年の退院以来さっぱり体重は増えず、やせこけた体のままではあるが、案外これで正解なんじゃないかと思っている。あせって太る必要もない。

さて、当ブログ本来のテーマである音楽関連の話だが、この数カ月の間に、私の身の回りでちょっとした変化があった。オーディオ機器の世代交代である。まず、長年使ってきたLPレコードのプレイヤーをリサイクル店に売却し、ついに私の音楽生活からレコード再生なるものが消滅した。(※「まだレコード・プレイヤーを持っていたんですか」と驚かれそうだが、私はソニーのβビデオデッキをつい数年前まで使っていた男である。w そのデッキに内蔵されたカレンダーが終わってしまって予約録画に困っている、とヨドバシの店員さんに頼んでソニーに問い合わせてもらったら、「まだβをお使いのお客様がいらしたんですか」とソニーの中の人がびっくりしていたそうだ。そこまで愛着のあるβデッキだったが、ある時入れたテープが出てこなくなり、そこでようやく処分を決意したのだった。)ついでながら、今回私が手放したLPプレイヤーはDENONのDP59(M)で、20数年前にはちょっとした“中堅どころの名機”として知られていたものである。それにオーディオ・テクニカの4万円クラス(当時)のMCカートリッジが付いた状態で現役バリバリ。そのおかげか、かなり古い機械であったにもかかわらず、1万円の上で買い取ってもらえた。

その一方、今月のはじめにHDD内蔵型のDVDレコーダーを購入した。ここ何年か使っていた安いDVD再生専用機が故障してしまったので、今回の買い替えとなったわけである。買ったのは某大手メーカーの入門クラス機だが、使ってみるとこれがなかなかよろしい(笑)。「昔行ってきた旅行のビデオなど、VHSデッキが将来壊れたら見られなくなってしまう。そのうち、DVDに移さねば」とずっと思っていたので、先日早速それを実行した。VHSテープを再生しつつ、HDDにまず移す。そのあとDVDを入れてダビングするわけだが、そのダビングが実に速い。感動してしまった。そういう作業を軽く終えて、私はふと思った。「かつてBS番組(当然アナログ放送)等を録画した大量のオペラやバレエ、あるいはコンサートのVHSテープは皆古くなって、とうの昔に処分してしまったが、それらを捨てる前にこういう機械が出ていたらなあ」。

しかしそれを言ったら、「インターネットの時代、ブログで個人が情報発信できるような時代が来るとわかっていたら」という話にもなってくる。私がかつて持っていた1000本をゆうに超えるカセットテープ・コレクションも、古くなったからといってゴミに出す前に、自分のブログの記事をより充実させる上で有益なソースとしていろいろ活用できただろうに、ということになってしまうのである。(※参考までに書いておくと、カセットテープやビデオテープは古くなると磁性粉が剥落してきてデッキを痛めるようになってしまう。そのため、古いテープはいずれ処分しなければならないというのは、当時としては避けられない判断だった。)まあ、今こんなことを言っても仕方がないのだけれど・・・。

カセットテープと言えば、つい何日か前、「カセットテープ用のウォークマンは生産終了」というソニー発のニュースを新聞だったかで目にした。そうだなあ、カセットテープというのも最近全然使わなくなったなあ。時代はどんどん変わっていく。DVDにしても、よりハイスペックなブルーレイ・ディスクに主役の座を譲るのがもう時間の問題になっているようだし。あ、この間も書きましたが、パイオニアさん、MDプレイヤーの生産はやめないで下さいね。(ハァト)

―と、再びメーカーさんにお願いの言葉を書いたところで、今回はここまで。
コメント
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