クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

ブログ12周年、ノートPCの買い換え

2016年10月30日 | エトセトラ
明日10月31日は、当ブログの誕生日。これで満12歳となる。月に1度の更新とはいえ、よく続いてきたなあと思う。さて今月の状況だが、実は結構大変だった。というのも、これまで8年7ヶ月にわたって活躍してきたVISTAのノートPCがついに起動しなくなり、買い換えを余儀なくされたからである。普段使うPCは7のデスクトップが中心になってはいるものの、それがもし突然の機能不全(あるいは故障状態)に陥ったら、いろいろと面倒な事になる。なので、いつでもリリーフに立てる優秀な控え選手が、(当ブログ主には)必要なのだ。

メーカーは富士通でいいやと前から決めていたのだが、具体的な機種選びには苦労した。「CPUはCeleronではなくCore iシリーズが希望。Office搭載は必須で、なお且つ、値段は税込み10万円以内」―価格.comでいろいろ探しても、そんな条件を満たしてくれる機種は見つからない。で、富士通さんの購入相談窓口にTEL。そしたら、あった。こちらの要望をほぼ叶えてくれる型番が。お値段は、税込み98,980円。予算的にもバッチリ。で、今この原稿も、その新しいPCで書いているというわけである。

しかし、今日のこのレベルに至るまでが大変だった。Windows7から10に移ってみると、かなり仕様が変わっていて戸惑うことばかり。「あれはどこ行ったの」、「これは今度どうするの」と、あちこちいじり回してやっと解決するようなパターンが多く、メーカーのサポート電話にも幾度か問い合わせをすることとなった。VISTAの時には随分苦労した無線LANの接続設定が簡単だったり、ワードにATOKが標準装備されていて日本語変換がすこぶる快適になったりと、すぐに馴染めた長所もある一方、メールソフトOutlookなどは長く親しんできたWindowsメール(及びLiveメール)とはまるで性格の違うソフトで、これはマイクロソフト社のアンサーデスクにまですがってようやく、ひととおりの基本操作を理解して使えるようになったのだった。もう本当に、「やれやれ、ホッ」という感じだった。一つ幸いに思われるのは、マイクロソフトはWindows10よりも新しいOSを開発する予定はないと言っているようなので、10を一旦覚えれば次のPC買い換え時に今回ほど苦労しなくて済みそうな点である。

―ということで、最後に申し訳程度にクラシック音楽の話。先月抜群にお買い得なCDのセットを購入し、今月に入ってから、それをじっくりと味わった。イギリスの名指揮者エイドリアン・ボールトの名演を集めたボックス・シリーズの1つで、『バッハからワグナーまで』と題された一品(ひとしな)である。これはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ワグナー、そしてブラームス等の作品演奏をほぼ作曲年代順に並べた一組だが、とりわけワグナー管弦楽曲集(※これが目当てで今回買う気になった)が最上の出来で、次いでブラームスの交響曲全集(特に、<第2番>の演奏がお気に入り)が味わい豊かな逸品といえる。で、当ブログ主は今、同じシリーズの『チャイコフスキーからガーシュウィンまで』を購入しようかと考えているところだ。ボールト卿のほぼ極めつけといってよい1966年の<惑星>が収録されているというのがミソで、少し前に発売されたこれ1曲だけのSACDを3000円前後で買うより、他にもいろいろな名作・名演が組み合わされた10枚組セットが2000円台で買えるなら、その方がお得かな、と思っているのである。
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