当ブログは先月末に休眠入りを宣言したのだが、今日はちょっと思い立っての臨時投稿である。この5月は内外クラシック界の大物や重鎮が相次いで世を去ったので、備忘録的に書き留めておきたかったのだ。まず18日にドイツの名バリトン歌手ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウが世を去り、次いで24日には声楽家兼評論家であった畑中良輔氏が亡くなった。
―と思っていたら、その前の22日に、クラシック評論界の大御所・吉田秀和氏が長逝していた。驚き嘆く暇もなく次々と、である。まったく、何という月だろう。
今がブログ立ち上げ初期の頃であったなら、私は間違いなく不世出のバリトン歌手が生前遺した偉大な業績を巡って、あれやこれやと資料を整理して考えをまとめ、追悼記事の文章を練っていたことと思う。が、現実には、今の私にその気力はない。気持のあり場所みたいなものが、当時とは違うところにあるからだ。
―と思っていたら、その前の22日に、クラシック評論界の大御所・吉田秀和氏が長逝していた。驚き嘆く暇もなく次々と、である。まったく、何という月だろう。
今がブログ立ち上げ初期の頃であったなら、私は間違いなく不世出のバリトン歌手が生前遺した偉大な業績を巡って、あれやこれやと資料を整理して考えをまとめ、追悼記事の文章を練っていたことと思う。が、現実には、今の私にその気力はない。気持のあり場所みたいなものが、当時とは違うところにあるからだ。