クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

IEの終焉気運。ボールトの<マイスタージンガー>第1幕前奏曲

2020年05月30日 | エトセトラ
2020年5月30日。日頃ネット通販でCDを買っている当ブログ主にとって、今月、ちょっとショックを感じるような出来事があった。tower.jpさんのマイ・ページへのログインが、IE(インターネット・エクスプロアラー)では出来なくなってしまったのだ。ウィンドウズ7だけでなく、新しい10のパソコンでも同じなので、バージョンが古いからという問題ではなく、IEというブラウザそのものが適応外にされてしまったようである。当ブログ主の場合、幸い7にも10にもChromeをインストール済みなので、これからも対応は出来る。それと、よく見たら、IE以外のブラウザが導入できない人でも、「問い合わせフォーム」を使ってタワレコさんへの注文自体は今後も可能らしい。それにしても、びっくり。IE排除とは・・・。

そう言えば、いろいろな人のツイッター発言をPCで見られるページにも、少し前からこんな表示が上に出るようになっている。・・・「従来のバージョンのtwitter.comが表示されています。このサイトは2020年6月1日に閉鎖されます。サポートされているブラウザに切り替えるか、ご利用のブラウザの情報を隠す拡張機能を無効にしてください。(以下略)」・・・で、そのサポートされているブラウザ一覧に、IEはない。

ウィンドウズの黎明期からインターネット・ブラウザの旗手として長く活躍してきたIEもこれから淘汰され、やがて姿を消してしまう時代が来るのだろうか。使い慣れて、心地良かったのに・・。そう言えば、Chrome導入以来、YouTube動画の視聴に関して、当ブログ主は大きなレベル差を痛感している。全く同じ動画なのに、IEによる再生よりもChromeを通した再生の方が、圧倒的に高音質なのである。「え、何でこんなに違うの?」と、びっくりするぐらい音が違う。やはり時代の流れは、“IEの終焉(しゅうえん)”に向かっているということなのか。

―さて、YouTubeネタ。前回、クナ先生のワグナーを扱ったことからのつながりで、今回は人気作<ニュルンベルクのマイスタージンガー>第1幕前奏曲。当ブログ主の思うところ、この曲の最も絢爛たる名演を録音に遺しているのはドイツ系の巨匠たちではなく、意外にもイギリスの名指揮者エイドリアン・ボールトなのだった。全く力みのない自然体の構えで、音符自体に全てを語らせる名匠の芸。CD+フルコンポの音質にはとうてい及ばないが、外付けスピーカーを活用しながらChrome等で再生すれば、YouTube音声でもそれなりに魅力の片鱗を窺い知る事が出来る。未聴の方は是非、この機会に御一聴を。

●ボールトのワグナー管弦楽曲集~<ニュルンベルクのマイスタージンガー>第1幕前奏曲

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