カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

意味が無いからしたくなる話なのか

2012-02-13 | 

 ざる蕎麦ともり蕎麦の違いは何かという話題は、時々蕎麦を食っていると語られることである。一般的に流布しているのは、盛りはセイロを含み、ざるは笊様の何かであるという説と、ざるには海苔がかかっているが、盛りには無いというものだったり、ざると盛りとはつけ汁の高級度が違うなどというものなどが代表的だ。店によっては持論もあろうし、実際にそのように区別しているところもあるのかもしれない。
 それはそうなのであるが、盛りを頼んでざるに盛ってあるばかりか海苔のかかっている場合もあるし、ざるなのにセイロに盛ってあり海苔のかかっていないものが出てくる場合もともに経験がある。つまりそういう場合があって、「はて、ざると盛りとはどのような違いが…」という疑問を持つ場合が多いのではなかろうか。
 しかしながらそういう混同があるという事実から考えて、店がそう言って出すのだからそういうものだというしかないもののようにも感じる。日本がニッポンかニホンか議論して喧嘩するくらいつまらないものは無くて、つまりそういうたぐいのものであるから、日本的な食べ物と思うしかないのではなかろうか。
 僕のような性格の人間から見るとはっきりした方が気分はいいのだけれど、もともと遠い地方の食べ物であることでもあるので、わざわざ難癖つけても仕方が無いという気持ちもあるようである。それにだんだんとそのような話を何回も何回も聞かされ続けてきて、いい加減の飽きてしまった。そういう同じような話を何回も繰り返すというのがいかにも日本的で、蕎麦は一人で食う方がいいのかな、と最近は考えているのである。
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